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とんでもない企画が舞い込んだのです。
「げぇ…下剋上受験? あまりにも無謀すぎる」
今から中学受験の勉強をスタートする小6の子を合格させようという企画なのです。
こういうケースは大体賢い子かと思いきや……、
お世辞にも賢いとは言えないのです。
別にブログ企画ではないのでここで言う必要はないのですが、退路を断つ意味も含めて漏らします。
ドラマ下剋上受験を毎週観ていた現在6年生。
私立中学を狙うことになりました。
まあ早い話、感化されやすいタイプなのかも。
ドラマ終了後、さっそく大手塾の入塾テストを受けました。
この時期の入塾テストは素人衆にはちと厳しい。
普通は転塾希望者のためにあるのです。素人衆はお呼びでない。
そこで私が2回ほど集中的に教えまして、やや敷居が低めの別の大手塾の入塾テストに再挑戦。
あえなく撃沈。
やっぱ、にわか仕込みはダメかあ、となりまして。
「諦めるんじゃないんかいっ!」となったのです。
「Doーーーーーしても」 ということで、引き受けることになりました。
現在の状況ですが、小学校の勉強が結構怪しいのです。
小6にして三角形の面積がはっきりしていないのです。
極端に斜めの三角形の場合、垂直に上げたところが高さだということを知らない。(忘れていただけかも?)
さらに、円の周りの長さと面積の公式が曖昧でした。
台形と平行四辺形の違いがわかってない。
跳び箱型(等脚台形)だけが台形と思っていたみたい。
つるかめ算どころか、本物のつるをまだ見たことがない。(たぶんウソだと思う)
運動会ではいつも後方支援。(これは本当っぽい)
速さどころか遅さを競って生きてきたのです。(まあそうだろう)
では国語は?
まだよくわからない部分はありますが、入塾テストの結果で言うと、
算数=国語
要するに五十歩百歩なのです。
社会・理科は?
好きらしい。
好き嫌いを聞いているわけじゃないんだけど。
4教科、横一線!
本人は意気込み十分。
呑気なもので、ドラマのように表を作りたいから偏差値を知りたいんだと。
「偏差値いくら?」
「入塾テストの結果で偏差値はでません」
「だいたいは?」
「・・・・・(20とかじゃないの!)」
最初は「難関中学!」とふざけたことを仰っていたのですが、それでは何も進展しない。
色々相談した結果、比較的対策のしやすい学校を狙うことになりました。
このレベルからでも対策しやすい学校を選べば合格するものなのか?
そしてその有効策は?
という調査が目的の企画なのです。
(受かる気なので)詳細は言えないのですが、偏差値55付近の私立中学を狙います。
入塾の予定ですが、そりゃ出来るものなら入りたいでしょうけれど、ちょっと難しいかもしれません。時間的にギリギリになるでしょう。
さーて、どうなるか。
挫折しない限り、節目節目の結果を伝えていこうと思うのであります。
2017.5.12
桜井信一