春のはじまりである「立春」。
暦の上では、立春の日から春が始まります。

 

「立春」とは?

立春とは、古い日本の暦『二十四節気』で、
春の始まりを指す日。

昔は、この「立春」の日を
新しい1年のスタートとしていました。



「立春大吉」で魔除け・厄除けって知ってた?

 

「立春大吉」で魔除け・厄除け


「立春の日に『立春大吉』と書いた紙を玄関に貼る」
という厄除けのおまじないを聞いたことはありませんか?

元々、禅寺で、新しい年の始まりの日に、
1年の厄除けの願いを込めて
「立春大吉」の御札を貼ったことから、
おまじないとして広まったといわれています。

「立春大吉」の文字は、すべて左右対称。
縦に書くと、紙の裏から見ても同じように
「立春大吉」と読めますよね。

門や玄関に「立春大吉」
と書かれた御札を貼っておくと、
家の外から見ても中から見ても、
見える文字は「立春大吉」。

万が一、悪い鬼が家に入ってきても、
外から見えていた立春大吉と同じ文字が読めて、
「まだ家の外だったのか」と勘違いして、
外に出て行ってしまうという言い伝えから、
「立春大吉」の文字が厄除けとして
使われるようになったと言われています。

鬼を退治するのではなく、
勘違いさせて出て行ってもらう。
なんだか面白い風習ですね。


「立春大吉」の御札は、
頒布している神社やお寺もありますが、
自分で作ることもできます。

真っ白な紙と筆ペンを用意して、
無病息災・開運厄除けを願いながら、
心を込めて縦書きで「立春大吉」と書きましょう。


 

「立春大吉」御札で開運!家の中でできる厄除けで運気アップ|介護求人ナビ (kaigo-kyuujin.com)


◎ 立春大吉縁起とは

 

春先に蕾がしぜんと花開くように、
天地自然の正しい神気をいただき、
万民に福をもたらす縁起物です。



私たちの命は、
正しい生命秩序を維持する事により、
終わりのない連続的な生成発展を遂げていきます。

「年」の生命は四季毎によみがえり、
草花や樹木は後の世にいのちを残します。

人もまた、親から子に継ぐことにより、
いのちは子孫に受け継がれていきます。

 

新春の光に新たな力を授かり、
草花の息吹と共に力強く歩みを進めましょう。



※立春大吉は、2月4日「立春」の日に、
玄関やお子様の勉強部屋、大切な部屋の入り口等に、
外へ向けてのりや両面テープを用いて
目より高い位置に貼り付けてください。

新春の光を受けてつぼみが花開くように、
次第に膨らんできます。


立春大吉縁起 / 出雲大社相模分祠 (izumosan.com)