2024年7月5日水天宮に南仏料理店『Le Jardin de Kamo (ル ジャルダン ド カモ)』がオープンしました。長年ひらまつ系列のレストラン『サンス・エ・サヴール』で料理長を務められた鴨田猛シェフが満を持して独立された注目のレストランです。
▼インスタグラムのリールでみテンポよく紹介しています▼
オープン直後に訪問したので、まだお花がいっぱい。場所は、半蔵門線水天宮前駅2番出口より徒歩6分、or日比谷線東西線茅場町駅4b出口より徒歩7分だそうです。
🔸Lunch お料理とデザート5品 5,800円(税込) *ランチ営業は金・土のみ
🔸Dinner お料理とデザート7~8品 11,800円(税込)
以下のメニューはこの日のディナーメニューです。字が可愛い❤️
長年の料理経験からくるテクニックと良質な仕入れとベテランならではの料理構成。奥様との二人三脚で、奥様はサービス担当、仕込みも全て鴨田シェフと贅沢です。
▼イケボな鴨田シェフのご説明はこちらから▼
小豆島産生ハムとカスレ風白インゲン豆のコロッケ
小豆島にこんな生ハムが!!!かなりきめ細かなテクスチャーで麹の香りのする生ハム。ここには白インゲン豆とフォアグラにベーコンのコクを加えたカスレのクロケット。一緒にいただくと生ハムやハラペーニョの風味がさらに引き立ちます。チロエペッパーが味にニュアンスを出してまれました。
真ガキのセビーチェ 赤玉ねぎとニンニクのピュレ 焦がしハチミツのソース
真牡蠣といってもご立派。はじめ小さめの岩がきか?と思ったくらい。低温調理により牡蠣の風味を残した火入れと、文旦やみかんのゼリーによるまろやかな酸味、焦がしバターのコク、赤玉ねぎのピュレのニュアンスが加わり、1品目のちょっと脂の味を払拭してくれる爽やかなセビーチェでした。
ガスパチョ 雲丹のプリン 甘エビと黒レモンのアクセント
MORIYAMAのオリジナルの器に、ぴっちり入ったガスパチョはひとえにガスパチョといってもリッチです。雲丹のプリンにパティスでマリネした甘エビなども入っていて食べるたびにさまざまな味わいが生まれます。タバスコの代わりに使った福井の柑なんばがいいアクセントになっています。タバスコって風味に特徴がありすぎるので、時々じゃまに感じることもありますが、こちらは素直な辛味があります。その代わりに、マレーシア産の黒レモンで爽やかなニュアンスをつけたおそらく夏のスペシャリテになってくるであろう鴨田スペシャル
フォアグラと穴子のタルト ブルーベリー 万願寺とうがらしのピペラード
ビゴのパイ生地にベルモット酒の風味で煮込んだ穴子とフォアグラを重ねリッチに。自家製のBBQソースをとろりとかけ、万願寺とうがらしと赤玉ねぎをのピペラードを添えています。発酵ブルーベリーソースと赤ワインを加えて燻製をかけフォアグラの油を加えた作ったドレッシングで和えたサラダを加えて。
▼サクサクっとしたパイをカットする音は2枚目の動画でご確認ください▼
パンは藤もり。八丈島の大きなレモンを2ヶ月発酵させた塩レモンと生乳をかき混ぜた時にできる上澄みとエキストラバージンオイルのホイップバターでいくらでも食べられてしまう危険性がありました。お料理もしっかりボリュームがあるので、食べ過ぎには注意ですよ
甘鯛のウロコ焼き 夏野菜のラグー 小夏とシャンパンソース
瀬戸内の赤甘鯛の鱗をパリッと焼き上げています。下には枝豆やズッキーニ、雛豆を煮込んだものがしいてあり食感も楽しい。小夏の爽やかなアクセントで爽やかに。
甘鯛の出汁にシャンパンを合わせた泡状のソースをかけ柔らかな口当たり。
野菜サラダとにんじんのムース
お口直しとして、北陸などの野菜で作った野菜サラダが登場しました。スイカのピクルスなども。にんじんは有機のものでレモンやターメリックなどを使用したもの。ピクルスにすることで二次使用もできるしサラダというアイディア、いいですね。
メインは、千葉県九十九里で育てられた美笑牛でした。
美笑牛の炭火焼き ルッコラとグリーンペッパーのバター
美笑牛の肥育期間はなんと30ヶ月。ロースを炭火焼きにしています。ロースと聞きましたが、赤身の美味しさがきちんと味わえくちどよく旨みがありました。爽やかなハーブバターで。ルッコラやコルニッションを使い、アンチョビのコクを加えています。スーパーフードのマカのチップを添えて。先ほどのサラダもそうですがサスティナブルな発想もとりげなく取り入れられていました。
プラムのダコワーズ マスカルポーネのムース ヨーグルトのアイスクリーム
マスカルポーネチーズのムースの上には、ちょうど食べごろの山形の紅りょうぜんというプラム。いい感じで熟しています。ヨーグルトのアイスクリームにはウイキョウを加えています。エルダーフラワーの香りがまたプラムとあっていて爽やかですね。
リンデン香るマドレーヌ
爽やかなリンデンの蜂蜜うことで軽い味わいに。
最後はクリーミーなコーヒーで🎶
鴨田シェフの説明を聞いていると、お料理好きなんですね〜と愛情を持って作られているのがわかります。説明の中には時折、こんな味わいを楽しんでくださいなどとポイントもおっしゃってくださるので、フランス料理を食べ始めたばかりとかもっと知りたいという方はそのあたりにも耳を澄まして聞いてみてください。
Le Jardin de Kamo(ル ジャルダン ド カモ)
東京都中央区日本橋箱崎町8-6 ルミネ日本橋第二 1F
水曜日、第2・4日曜日、不定休あり
Le Jardin de Kamo (フレンチ / 水天宮前駅、茅場町駅、人形町駅)
夜総合点-