お庭に桜やミモザが咲いているレストランセララバアドで、昨年と同じメンバーで
スペシャルなお花見ランチをさせていただきました。

今年はさらにパワーアップした演出で、私たちを迎えてくれました。

 

 

お店までのアプローチにたくさんの花々や緑があるセララバアドですが、

裏庭は大きな桜が咲き誇り、この季節のゲストを愉しませてくれます。

この時期1回限りのテラスでのお食事会。昨年橋本シェフにリクエストしてところ

特別に普段は使っていないテラスでの宴を設けてくださいました。

昨年は既に名残の桜で、風が吹くと花吹雪となりましたが、今年は桜が長く楽しめたので

まさに満開の桜とミモザの共演を愉しめて嬉しい。

 

 

まず到着した私たちを愉しませてくれたのが、このスペシャルなテーブル。

セララバアドはいつもゲストを愉しませる素敵なおもてなしをしてくださいますが

この日は特別。オープンから通っていると、こんな素敵な体験もできてありがたい。

 

啓翁桜の中には、オリーブと枝に見立てた桜の木。

馬肉を枝に見立てたグリッシーニに巻いたスナックが入っていました。

 

フィトンチット

ドームを開けると一気に放散されるフィトンチット。

この空間と料理で森を思わせる雰囲気のセララバアドですが、

ドームの中には樹木の香りが閉じ込められて、まさに森林浴の気分が味わえます。

 

ドームの中で森の香りに包まれていた松の実のサブレ。

一気に、緑に囲まれたテラスのナチュラルな雰囲気と一体になったよう。

 

 

本当は昨年同様、和歌と一緒に楽しむという趣向だったのですが

食いしん坊の私たちは、その演出を愉しむというよりテラスで和気あいあいと

食事中心で全く和歌を愉しんでなかった・・・ということをしっかり見ていらして(笑)

「和歌の演出にはご興味なさそうだったので・・・」と別のプレゼントをしてくださいました。

「一口で食べてください」と言われて、口に放り込んだクロケット。

中には、うずらの卵をラプサンスーチョンで煮込んだ半熟卵。

口の中にチョリソを合わせた黄身がとろっと中から流れ出し

玉子、チョリソ、ラプサンスーチョンの香りが充満するという小さいながらに手の込んだ一品。

 

メイプルシロップで煮込んだリンゴとブーダンノワールを使ったサクサクのチップス。

ブーダンノワールをセララバアドのスタイルで楽しませてくれました。

 

トペニ ワッカ

秩父産の樹液を雫に閉じ込めました。

橋本シェフが時折Facebookにアップしてくださいますが、樹に管を差し込み

ポタっポタっと1滴づつ垂れてくるエキスを集めて使うという、

時間と手間のかかるエキス。正に森の神秘を食べているようなお料理です。

 

スプーンの上でプルプルっと揺れ、今にも壊れそうな雫は、一気に口の中へ。
周りのヴェールがプチっと弾けると、標高の高いところで獲れた甘い樹液が口の中いっぱいに広がります。フィトンチットも雫も正に自然の恵みを体に吸収した気分になりました。

 

 

筍 蛍烏賊

正に春のご馳走をいただきました。

土に見立てたオリーブのパウダーが散りばめられ芽吹きの筍という趣向ですね。

 

間違わないでくださいよと注意された小石はこれも食べられる列記としたお料理。

 

まるで卵のようになっていて温かかったので、

パセリバターを乗せると染み入るように溶けていきます。

 

中にはキタアカリとかかな?甘いジャガイモが入っていて

正に極上のじゃがバターが楽しめました。

 

 

清美オレンジとリンデンの香り

基本的にはペアリングなので、ノンアルコールのペアリングも用意されています。

清美オレンジはいつもこんな味で登場するのですが、

甘すぎず、強すぎないドリンクに工夫されて登場します。

ドライハーブの入った器にタグが付けられたりして、小さなところに仕掛けもいっぱい。

 

 

この日は寒かったのでテラスは一旦ここまで。

温かなテーブル席も用意していてくださいました。

いつもはかぶりつきのカウンター席ですが、この日ばかりはと

スペシャル予約の6名にてテーブルのお席でのお食事となりました。

いつものようにかわいいメニューがテーブルの上に置かれていました。

 

店内と言っても、いちばん奥の大きな窓から桜が見えるという素敵なお席で

こちらからも桜をたのしむことができました。

 

 

いつものように焼きたてのパン。

熱々で登場します。オリーブオイルとバルサミコ酢でいただきます。

 

 

棚田 サーモン ネーブルオレンジ

棚田と鮭。新潟のイメージでしょうか。

 

棚田は蕪のピクルスを丸く型どりディルとトマトのジュレを注いでいます。

春、田植えが終わった時のイメージですね。

 

サーモンのマリネは美しくお花やナスタチウム、ラディッシュなどが散りばめられ、

鮭が母川回帰したイメージでしょうか。新潟の風景をこの一皿に感じました。

ネーブルオレンジのソースと鮭の相性もばっちり。

 

 

平貝 うすい豆 ミント

美しい花々やハーブが閉じ込められた美しいお皿が登場しました。

 

ここには、平貝、うすい豆、そしてミントの泡。

エディブルフラワーはハーブと爽やかにいただきました。

 

甘酒とジンジャーを合わせたドリンクです。

生粒胡椒が添えられ、一緒いただく甘さとシャープな切れを持ったドリンクです。

 

春の大地 

大地を作っているのはアボカドとふきみそです。

上には山菜のフリットで春の里山をイメージしています。

 

りんごと昆布 ディルの香り

ここの登場したのは、えっ、まじ?というドリンク。

一口のんで、「あ、以外と大丈夫だね」とホッと安心したドリンクです。

組み合わせだけ見ると、ドキドキしますが、ちゃんとドリンクとして成立しています。

こういう組み合わせってレストランならば

しっかり調合されたものがいただけるのである意味安心です。

 

 

白魚 独活 海藻

あさりの出汁で大麦に火を入れたリゾットです。

うど、海藻なども入った海の香り。

 

昨年は桜エビのフリットでしたが、今年は白魚で。

仕上げは濃厚な海老の頭で作ったソースでまとめて仕上げてありました。

 

 

ラプサンスーチョン 日向夏の香り

温かなお茶で登場したのはラプサンスーチョン。

グラスの周りの日向夏が香り、飲むときにお茶と一緒にならさらに香ります。

 

春霞 鰆

お魚はさわらでした。

 

ここにスープを入れて。

 

この後は液体窒素が入り、目の前で春霞を作ってくれました。

 

ふわぁ~、じわぁ~と目の前でうつろう春霞。

深呼吸したくなる瞬間です。

 

ほろほろ鶏 空豆

ほろほろ鶏はキノコのソースに、春の食材と合わせた仕立てに。

しっとり火の入ったほろほろ鶏はキノコの風味との相性も抜群。

仕上げは木の芽のオイルで、すきっとしたアクセント。

 

日もかなり上がってきたよという話になり、またテラスに戻りデザートタイム。

ミモザも満開で、お庭も華やか。

 

芽吹き

お皿にはメレンゲのプレートとカカオパウダー。ミントの葉っぱが一枚のみ添えてありました。

 

メレンゲを割ると、生醤油で作ったチョコレートのムースと

生姜のアイス、バニラで炊いた牛蒡やフルーツなどの組み合わせ。

甘い牛蒡が入っているなんて、ちょっと花びら餅をイメージします。

生醤油を使ったりと、和のテイストも満載!

 

最後は煎茶を。桜の香りの茶葉を使い、

丁寧にハンドドリップでいれた煎茶です。

1煎目は香りを。2煎目はお茶の味わいを愉しませていただきました。

 

 

ヤラズノ雨、苺、和紙、木の芽

小菓子かわいい缶に入って登場します。

ヤラズの雨は羊羹みたいな食感。和紙はエディブルフラワーをいれた綿菓子のプレス。

木の芽のマカロンもオトナな感じです。

 

ぱりはりしたバラの花びらは、ジャムのような苺の味わい。

スペシャルな1日を堪能し、今年は皆さんとよりたくさんおしゃべりができました。

来年もまた、さくらの中で一緒にお食事ができますように。

 

 

【過去の訪問記】

・2018年12月~クリスマスのエアシュトーレン~

・2018年8月の訪問~夏のメニュー

・2018年3月の訪問~お花見ランチ春のメニュー~

・3周年記念パーティー

・2017年5月の訪問~春のメニュー~

・2017年2月の訪問~冬のメニュー~

・2016年10月の訪問~秋のメニュー~

・2015年11月訪問~秋のメニュー~

・2015年7月の訪問~夏のメニュー~

・2015年3月の訪問~春のメニュー~

 

 

家Restaurant Celaravird セララバアド

東京都渋谷区上原2-8-11 TWIZA上原 1F

03-3465-8471

【火~日】 ディナーのみ営業 18:30オープン

19:00頃~ コース料理スタート

※代々木上原駅からも代々木八幡駅からも徒歩8分くらいですが

アップダウンの少ない代々木八幡からがおススメです。

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セララバアドイノベーティブ・フュージョン / 代々木上原駅代々木八幡駅代々木公園駅
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