奈良は、大和朝廷の時代から、神々の土地でもありました。

国のまほろば(素晴らしき場所)とも言われ、日本のたから(本質)が生まれ、

継承され、進化してきた場所です。かつて都があったその地では、

素朴ながらも、独自の食文化が花開き、脈々と今に伝わっています。

 

東京における奈良の「食」を中心とした魅力発信拠点として、

2016年1月、白金にオープンした「ときのもり」。

1階のショップ&カフェ「リヴレ」は、奈良で大人気の「くるみの木」石村由起子さんが、

2階のフレンチレストラン「シエル エ ソル」は、

フレンチ界の重鎮音羽和紀シェフがプロデュースしました。

 

石村由起子さんと音羽シェフのトークショーと伺っていたのですが、

この日は奈良県出身の報道記者の笛吹雅子さんがいらしていて、

トークに加わり花が咲きました。

今回のタイトルは「大和の國のうまし おもてなし」。

うましには、うまいとか美しいとか素敵なんて意味があるそうですが

この日もそんな素敵な時間となりました。

 

当日、厨房で腕を振るっていたのは、音羽創シェフ。

私も応援団を務めさせていただきましたが、RED U-35で準グランプリを獲得し

また本日発売になるミシュラン2018では2年連続ミシュラン一つ星を獲得しました。

先日のREDの学園祭から授賞式の記事はこちら

 

シエル エ ソルはフランス料理ですが、椿の葉っぱの箸置きに吉野杉のお箸。

カトラリーはもちろんありますが、お箸でいただけるフレンチというのもいいですね。

さあ、しばし奈良食材を使った美味しいお料理をお楽しみください。

 

 

今回の乾杯は、柿の葉っぱと干した柿のお茶。

中には梅干しが入っていました。

渋みみたいなものはなく、まろやかで美味しいお茶でした。

 

今回は、奈良県主催のイベントということもあり、多くの素敵なゲストがいらしていました。

CIEL ET SOLの店内は、吉野和紙、吉野杉と桧、床には吉野杉などが使われ

奈良の景色に似ていると「minä perhonen 」のファブリックボードが飾られた空間。

インテリアに関してはこちらで触れていますので、見てみてくださいね。

奈良の空気に包まれたこの空間で、使い今ノリに乗っている音羽創シェフが

奈良の食材で作り出すフレンチ。そしてそのお料理に合わせた奈良の酒。

まほろばな空間で、うまし、奈良の至福の宴が開催されました。

ちなみに写真にある黄色い果物は、奈良で作っているレモンです。

 

 

茄子の落ち葉、行法味噌

天魚のタルトレット、吉野の梅

アミューズグールは、REDの大会で、ゴールドエッグを選出すると時に

作られたもの。学園祭方式の審査の時はこれでゴールドエッグを獲得しました。

 

一番上の葉っぱはなんと茄子で作っているというちょっとびっくりなもの。

 

 

葉っぱを開けてみると、パリパリのほうじ茶の香りを付けたタルトの上に

茄子のピュレと燻製をかけたあまご。葛で作ったシートがかってなんても美しい。

吉野の梅や穂紫蘇のアクセントで爽やかな後味になり、見た目よりもはるかに軽やか。

 

 

風香 しぼりたて

お酒は奈良のもをペアリング。

とてもフルーティーでフレッシュなお酒。

しぼりたての楽しいお酒から登場しました。

 

 

三輪素麺 レモンの葉 香る大和肉鶏 大和ポークのコンソメ

しっかりしたコンソメのスープの中とレモンの香りをつけたオイルを一滴。

 

奈良の三輪素麺の古物(日根物)が、驚くほどにコシがあり

素麺とは思えぬ味わい。少し脂ッ気のあるスープが程よくからみ

少量でしたが、しっかりと印象的なお料理でした。

 

 

天魚稚魚のフリット、岡本さんの椎茸のコンフィ天然クレソンのサラダ

栃木県同様海なし県の奈良。アマゴなどの川魚がよく登場しますね。

 

椎茸のコンフィやむかごが清流の中の石ころのように見えます。

あまごもまるで泳いでいるかのよう。

あまごには、白菜や長ネギ、そして野生のクレソンが添えられ

苦味が料理のアクセントとなって滋味深さと野趣を感じる仕上がりに。

 

 

笛吹雅子さんからは、奈良でオススメのスポットなども教えていただいたのですが

ささやきの小径や石舞台古墳なんかも教えていただきました。

高畑のあたりのカフェでバイトしてて・・・なんてお話もしていたと思うのですが

たかばたけ茶論のことでしょうか。

もちろん修二会のお話など、奈良の素晴らしい文化に触れ、

奈良にとても行きたくなりました。

そうそう、江戸三の若草鍋もまた食べたいなぁ~。

 

少し力強いお酒になってきました。蔵王桜はキリリとしたお酒ですね。

 

 

片平あかねのポタージュ、金胡麻と大和まな葛餅

鶏の出汁に片平あかね加えピンクのスープに仕上がりました。

片平あかねの葉っぱで作ったという鮮やかなグリーンの泡とのコントラストも美しいですね。

 

中には大和まなと金ゴマの葛もちが入っていました。

スープは根菜の味の広がるスープで、泡がふわっとした柔らかな口当たりでした。

 

 

大和芋に包まれた寒鰆、 万葉白味噌と大和当帰のナージュ

寒鰆が大和芋にくるまれ、口の中に入れた時に黒やかな口当たり。

万葉白味噌奈良の酒である梅乃宿の酒粕を使ったスープ仕立てになっています。

 

大和当帰は奈良の伝統的な生薬と言えばいいのかな。

葉は食べられ、根っこが薬になります。

当帰はパウダーが使われていたのですが、かなり香りが強いです。

酒かすや大和イモの柔らかな甘味と、なんとも言えない刺激が楽しい一皿でした。

 

 

お肉にはしっかりした味わいの篠峰が。

雄町の特徴である深い余韻が燻したお肉にも負けない感じでした。

 

 

稲わらで燻した大和牛のランプ肉が登場しました。

 

 

飛鳥の藁で燻された大和牛のロティ宇多金牛蒡のブレゼ

登場したのはなんとも美しいお肉のお皿。

菊芋やウーハン里芋、そして立派な宇多金牛蒡が添えられ、

とろっとした宇多金牛蒡のブレゼが風味豊かなソースとなっていました。

どこからかきらりと光る味わいが広がると思ったら、

ブレゼに仕込まれていたのかしら。奈良漬けのアクセントに。

まあ、これはたいそう美味しく、お肉を堪能させていただきました。

 

 

奈良レモンのタルト 月のかをり

奈良は実はレモンなんかも作っているという衝撃の事実も判明しました。

 

大和紅茶

奈良には紅茶もあるって奥深いわ~。

 

酒粕のマカロン 焙じ茶風味のフィナンシェ

 

こちら奈良の伝統野菜です。

この日はこれがすべて使われていました。

ちなみに奈良の伝統野菜は22品目が認定されているようですよ。

 

 

ゆべし、奈良で古くから栽培されている霜朱宝(しものたから)、

吉野杉の箸をお土産にいただきました。

 

 

大和菊は、円満とか縁起が良いとかそんな意味があるそうです。

和やかな時間で円満に行われた奈良を感じるひと時。

また奈良に行けるというラッキーに恵まれたらいいなとそんな思いを寄せて。

 

 

ときのもりでは、1階のショップ&カフェ「リヴレ」と2階の『シエル エ ソル』では、奥深き

美味しい奈良を気軽に体験できます。是非一度行ってみてくださいね。

 

 

 

家CIEL ET SOL(シエル エ ソル)

東京都港区白金台5-17-10 

03-6721-7110 

営業時間 11:00 ~ 18:00 

定休日 毎週月・火のランチ

 

 

シエル エ ソルフレンチ / 白金台駅目黒駅高輪台駅
夜総合点-

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