先日、ご縁があって武相荘敷地内にある能ケ谷ラウンジで行われた

お茶会に参加しました。大雨でしたが、少し散策がてら早めの訪問を。

カフェ&レストランがあるのので伺ってみました。

 

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グアム旅行記の途中ですが、ずうっとグアムも飽きてしまうと思ったので

ちょっと郊外ですが東京ネタを差し込んでみました。

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白洲次郎と白洲正子夫妻は、昭和十八年(1943)にこの鶴川に引っ越し

晩年を過ごされました。武相荘の名前の由来は、武蔵と相模の境にあるこの地に

因んで名付けたそうですが、無愛想にかけたところに白洲次郎氏のセンスが伺えます。

緑あふれる敷地内に、茅葺の家というなんとも言えない風情がありますね。

 

 

敷地内に、RESTAURANT&CAFE武相荘ができたのは、2014年のこと。

一般的には美術館の中にあるレストランとかカフェみたいなものですが

その雰囲気がまた素敵で。

特に白洲ご夫妻ファンは武相荘に行きながらその空気に触れるのもいいですね。

 

 

2階建てに見えたのですが、中に入ってびっくり。

 

中に入ると梁はそのままに吹き抜けになっていました。

格子の窓から入る光もいいですね。

 

 

中には次郎氏と正子氏の絵が飾ってありました。

 

ところどころにアンティークなども並べておりました。

 

 

メニューはかわいらしいイラストで描かれています。

メニューの所以も書いてありました。

 

 

「武相荘の海老カレー」と「次郎の親子丼」 共に2,100円をオーダーしました。

 

 

【レストラン武相荘サイトから抜粋】

母の兄である伯父がシンガポールに行った際に
友人の家でごちそうになり作り方を教わって来たというカレーです。
彼は料理の作り方など興味がない人でしたのに、
よほどお気に召したのか作り方を書いて来たそうです。
それ以来、我が家のカレーはこれになりま した。
白洲次郎・正子の夕餉(p50より)

野菜嫌いの次郎さんがカレーに添えられたキャベツは
残さずに食べたというエピソードからキャベツを添えています。
(薬味いろいろ、スープが付きます)

 

 

武相荘の海老カレー 2100円

懐かしい金属のトレイと器に盛り付けられて登場しました。

こんなカレー専用のポットがあったのかしら?

あったとしても決して不思議ではない白洲家です。

目利きでもあり、文化人でもあった白洲夫妻。

食卓からもそんなお二人の生き方が伺えます。

 

ご飯もかわいらしく盛り付けられています。

次郎さんがキャベツ嫌いだったって面白いですね。

 

薬味もかわいく。刻んだゆで卵なんかもあったんです。面白いです。

 

カレーは海老がゴロゴロ入ったタイプ。

すごくリッチなカレーですが、野菜の甘味とスパイスがきいていて美味しかったです。

 

スープはお味噌汁の器に。たっぷり野菜が入ったスープでした。

 

 

次郎の親子丼」 2,100円

次郎は親子どんぶりが大好きだったそうです。
子供の時に可愛がってくれた人が、
遊びに行くといつも作ってくれたというのが理由のようです。
なんとも次郎さんらしいヒューマンな理由ですね。

 

 

最後はコーヒーをオーダーしました。

シュガーポットにも武相荘と書かれていました。

ちょっと記念になるような演出もされていますが

白洲家の食卓におじゃましたような気分になりなんだか嬉しくなりますね。

 

 

小田急線鶴川駅から徒歩15分ほど。

ちょっと足を延ばして、

白洲次郎と白洲正子の晩年の暮らしに触れてみてはいかがでしょうか?

 

 

レストラン武相荘

東京都町田市能ヶ谷7丁目3番2号 旧白洲邸 武相荘

042-708-8633

11:00 – L.O.20:00

月曜日(祝日の場合は営業

 

 

 

武相荘洋食・欧風料理(その他) / 鶴川駅
昼総合点-