ステロイドの治療1クール目が終わりひと段落
さすがにステロイドは強い薬だけあって、前回の吸着療法より
少しいい感じがしてた
以前よりも長く廊下を主治医と一緒に歩いたりできるようになったし
足の痛みが和らいでいたことがすごく嬉しかった
若干の痛みはあったけど、泣きわめくほどの痛みじゃない
足のムズムズ、ピクピクもほとんど気にならなくなっていた
このまま、あと2クールパルスを行ったら、普通に戻るんじゃない?
って思うようにもなっていた
もうナースに戻れないのかな?
また働けるようになるのかな?ってよく考える
しかも入院してるとついついナースの働きっぷりをみては
自分はどうだったかな? こうした方が患者さんのためになるかも?
この患者さんはもっとここをみたほうがいいのになぁ~って
仕事のことばかり考えちゃう
みきってどんだけナースのお仕事が好きなのか?
仕事してるときは文句ばっかりだし、疲れたとか忙しいとか
愚痴っぽくなる事が多いんだけど、いざ働けなくなると
すごく辛くて悲しくて・・・
仕事がどんだけ自分なかで大きな存在だったのかと考える
それは今も同じ・・・
よく、自分が働いてる夢を見る
絶対ナースなの
働きたい気持ちがいっぱいなのかもしれないよね・・・
まぁ、そんなこんなで考える事も多い入院生活なのですが
そんなとき、我が家に届いた手紙を父親が運んできてくれた
あっ、みきは高校までは東京にいて
大学で北海道に来て 就職で東京に戻り また北海道に帰り就職・・・
とにかく北海道と東京の行ったりきたりを繰り返してたから
北海道にも東京にもお友達がいるのね
で、その手紙は東京の友達からだったの
お見舞いにいきたいけど、なかなか行かれないからってお手紙くれた
まぁ文面はいいとして・・・
そのなかに、お見舞いにって
ターバン野口
が入っていたのよ~
ドンヨリした空気もいっきに吹き飛んだよ
すごい嬉しいお見舞いだった
だって、笑えるんだもん
笑うっていいことだよね
ちょうどその時、仲良くなった同室の患者さんが転院しちゃって
新しく入った患者さんとなじめなくて・・・
正直いうとかなり辛かった
けど、ターバン野口のおかげで気分も晴れたんだよね
実際にターバン野口を手にしたことはなかったから感動だよね
あちこちにみせびらかしたよ
そしたら他の部屋の仲良しのおねーさんが外出したときに
ターバン野口の折り方の本を買ってきたのよ~
そこからかなり盛り上がり、ターバン野口折りまくり
体調もめちゃんこ悪いわけではないし、折り紙なら体力も
使わないでしょ~
折り紙ではなく折り金だけどね
お互いに違う種類を折りまくっては見せあってた
すぐお札がなくなっちゃって、お金持ってきてぇ~ってねだってた
そしたら・・・なんと、注文されるようになって
ナースに頼まれて、そのナースが日勤中に折って仕上げてあげたり
仲の悪かった同室のばーちゃんたちからも注文されて
いっぱい折ってあげたら、お駄賃くれて仲良くなったり
いつの間にかあまり雰囲気のよくなかった部屋が笑い声の
耐えない部屋に変わってたなぁ~
ターバン野口さまさまだよ~
いまもそのターバン野口は大事にお財布に入っています
入院したらカゴ入りフルーツをもらうのが夢なんだけど
ターバン野口はそれを上回るくらい嬉しかった
素敵なお見舞いをありがとう