クラシックは基本的に何でも好きなのですが、ピアノソロ、オーケストラ❗️

…そして、室内楽が好きです😊


中でも  “ピアノ三重奏”というと、

前記事でもちらり触れましたが…




ブラームス

 『ピアノ三重奏第1番』




が真っ先に浮かぶのですが、それと並ぶもう一曲は…





チャイコフスキー

『偉大な芸術家の思い出』キラキラ




ですキラキラキラキラ



この曲をはじめて聴いたのが、数年前のクラシック音楽館

諏訪内晶子さん&マリオ・ブルネロ&ボリス・ベレゾフスキーのチャイコフスキー国際コンクール優勝された3人の演奏❣️


はじめて聴いた時、大きな衝撃を受け、その録画は未だに残してありますキラキラ



数年前にミッシャ・マイスキー がお子さんとともにサントリーホールでのコンサートでも。

 下矢印

記事はコチラ。




そして、先日の

芸劇ブランチコンサートキラキラキラキラ



これが、本当に魂が震える感動の1時間でした。






ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇





4月19日。

芸劇ブランチコンサートキラキラキラキラキラキラ

 @東京芸術劇場

 

久しぶりのおひとり様コンサートキラキラ





これは、出演者と『偉大なる芸術家…』が聴けるとあり、発売日にゲットしたので、最前列キラキラ




もぅ、数え切れないほど聴いています❣️

その音楽に、音色に、ゾッコンですラブ

清水和音さん。

今回のシリーズ41回目を迎えたそうです😊

半分…はいかずとも、3分の1くらいは行っているのではないかと思います。

他にもピアノソロ、コンチェルトなども。


マスタークラスでいただいたサインは家宝ですキラキラキラキラ

上:和音さん 下:真央くん。

 下矢印





はじめましての

南紫音さん。

品性が滲み出る…そんな美しいヴァイオリンキラキラ

清水和音さんも紫音さんのヴァイオリンをはじめて聴いたときに『なんて巧い人なんだ❗️』…と感動されたとのこと。




3回目くらい?の

笹沼樹さん。

和音さんと、そしてカルテット・アマービレでも過去に。

宮田大さんと並ぶ、魅力的な推しのチェリストキラキラキラキラ

笹沼さんは和音さんが電話すると、パリにいたり、金沢に居たり…と、なかなかつかまらないそうで、日本で1番忙しい売れっ子チェリストなのではないか⁉️とのこと目





コンサートのテーマは… 



“思い出をたどって”



午前11:00から1時間のプログラムは…



    



ヴィエニャフスキ

『モスクワの思い出 op.6』



チャイコフスキー

『偉大な芸術家の思い出』




どちらも邦題に『思い出』というキーワードが😊



ヴィエニャフスキはピアノ弾きにはあまり馴染みはない作曲家ですが、ヴィエニャフスキ国際コンクールに推しの前田妃奈さんが優勝されました🏆キラキラキラキラ




演奏後のインタビューで南紫音さんはこのヴィエニャフスキはヴァイオリンをやっていると小学4、5年生くらいで必ずコンチェルトを学ぶ作曲家とのことでした目


この曲ははじめて弾かれたそうですが、和音さんも『もう100回くらいは弾いてます』という雰囲気とベタ褒め✨✨

はじめましての南紫音さん。

素晴らしかった〜ラブ




そして…



チャイコフスキー

『偉大な芸術家の思い出』




これが、本当に素晴らしかった。。。






“偉大な芸術家の思い出”とは。 


ピアノ三重奏曲イ短調作品50は、1881年から1882年にかけて作曲された。旧友ニコライ・ルビンシテインへの追悼音楽であるため、全般的に悲痛で荘重な調子が支配的である。作品に付された献辞にちなんで『偉大な芸術家の思い出に』という副題ないしは通称で知られている。楽器編成は、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ。

とりわけ第2楽章は、ピアノに高度な演奏技巧が要求され、ピアノを用いるあらゆるチャイコフスキー作品のなかで、おそらく最も演奏が至難である。50分近い演奏時間にもかかわらず、息を呑むような抒情美や、壮大かつ決然たる終曲によって、今なお人気が高い。



ピアノトリオの編成で、

50分近くの演奏時間。。。

オケやコンチェルトでも50分あると長いなぁ…と思いますが、、、

室内楽ではこの規模の楽曲私は他を知りません。


インタビューのお話では、南紫音さんも笹沼樹さんもはじめて弾かれたとのこと。

チェロは50ページピアノは90ページほどの譜面であると。


笹沼さんが、


『ピアニストが『うん』と言ってくれないと弾けない大曲だ』と。


ナルホド、確かに。。。目汗





ちなみに…の、その壮大な曲の構成は、、、





楽章・楽曲構成 


I. 悲歌的小品(Moderato assai - Allegro Giusto) (イ短調)(約18分)

ほの暗く情熱的な第1楽章「悲歌的小品」は、伝統的なソナタ形式によって構成されている。チェロ独奏のロマンティックで美しい旋律に始まるが、これは最終的に、葬送行進曲となって戻ってくる。

II. (A) 主題と変奏(伊語:Tema Con Variazoni)(ホ長調) - (B) 最終変奏とコーダ(伊語:Variazioni Finale e coda)(イ長調~イ短調) ((A)約15分+(B)約14分=約29分)

第2楽章の内部構成は次のとおり。

主題 -
第2変奏: Più mosso -
第3変奏: Allegro moderato -
第4変奏: L'istesso tempo (Allegro moderato) -
第5変奏: L'istesso tempo -
第6変奏: Tempo di Valse -
第7変奏: Allegro Moderato -
第8変奏: Fuga (Allegro moderato) -
第9変奏: Andante fieble, ma non tanto -
第10変奏: Tempo di Mazurka -
第11変奏: Moderato -
最終変奏: Allegretto risoluto e con fuoco -
コーダ: Andante con moto - Lugubre


第2楽章は、変奏曲を用いる発想や主題の性格において、ロマンティックというより古典的である。擬古的な変奏曲は、「ロココの主題による変奏曲」とのつながりを感じさせるが、本作の第2楽章そのものは、むしろ古典主義者だったニコライ・ルビンシテインの音楽的趣味を暗示しているのだろう。最終変奏では、だんだんと陶酔の高みを上り詰めていくが、不意の転調によって出し抜けに短調に転じると、第1楽章の開始主題が重々しく再登場し、作品全体がもういちど葬送行進曲によって締め括られる。

wikiより。




『弾く方も大変だけれども、聴く方も本当に大変なので、皆さん(お客さん)頑張って聴いて下さい。』



などと和音さんは仰っていましたが、、、


これが、ナントあっという間の50分目ビックリマーク

会場一体となり、音楽に集中目キラキラキラキラキラキラ




私の座席からは、角度的にピアノとヴァイオリンの譜面が見える位置で、その音形を時折眺めつつ…





演奏を聴き終わった後はまるで、

『観劇』をしてきたかのような、そんな感覚に。。。




そのくらい、音楽とその演奏によって気持ちが揺さぶられ、かつその振れ幅が大きかったのだと思うのです。



なんと言っても、最初のテーマに戻る最終変奏からコーダの和音さんのピアノが。。。




もぅ、涙腺崩壊…😭

 




巨匠の本気を見‼️





…なんというか、、、

それまでの音楽の紆余曲折、伏線回収…

気持ちいいくらい、そして想像を上回る感動と共に、喪失感を。。。




清水和音さんビックリマークビックリマークビックリマーク

そして、南紫音さん、笹沼樹さんビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク

皆さん、本当に素晴らしかったですヽ(;▽;)ノ拍手拍手キラキラキラキラキラキラキラキラ



大曲大曲たる所以。




それを、飽きることなく、最後まで存分に聴かせていただき、なんだかその50分後には見える景色が変わったような気さえするのでした。






ほんの1時間のコンサートではありましたが、その音楽の素晴らしさをの極限を体感した、そんな素晴らしい時間となりました。









機会があれば是非コンサートで聴いていただきたい一曲ですキラキラ


御三方の動画がないのが残念です。。

キーシン 、マイスキー 、ベルの演奏です。

 下矢印








前記事は…



⭐️ブラームスが熱い❣️と、“人懐っこいで賞”。

 下矢印



今日もお読みいただきありがとうございましたピンク薔薇




ドロン。