時には、開き直ること。


ものすごく大事。


なぜなら、開き直ることで、前に進むために大きな力を発揮することができるようになるから。


たが、開き直ることを苦手としている人は多い。


難易度が高いものとしてとらえている人は多い。


経験したことがない人が多い。


ゆえに、開き直ることができる人を羨ましく思うこともある。


では、どうして、開き直ることは難易度が高いものとしてとらえているのか。


それは、自分自身に対して、真面目すぎるから。


自分自身に対して、厳しすぎるから。


自分自身に対して、あそびがないから。


開き直るコツは、自分自身に対して緩くとらえること。


緩くといってもボケーッとすることではない。


ここで言う緩くというのは、自分自身に対して、止めることを認めること。


諦めることを許すこと。


手放すことを受け入れること。


こうしたものを認めず無理強いした状態を続けるから、続けなければならないと思うから、開き直ることができないもの。


止めること、諦めること、手放すことを受け入れると、人は大胆な行動だってできるもの。


開き直って、思い切って行動できるもの。


今の自分に固執し、執着しないことが開き直る上で重要なこと。


けど、多くの人は、今の自分に固執し、執着しているもの。


今の自分を続けることが良いことと思い込んでいる。


日本では、続けることがある種の美徳とされている。


我慢してでも、続けることが美徳とされている。


石の上にも三年という言葉が、そういったことを暗喩している。


もちろん、続けることが大事、という考えを否定するつもりは毛頭もない。


だって、続けることによって、知るもの、得るものはたくさんあるから。


ただし、これは一つの考えであって、絶対的なものではない。


合う人にとっては合う考えではあるが、合わない人にとっては合わない考え。


続けることは重要ではあるが、何がなんでも続ける必要はない。


続けることも一つの手段であり、止めることも一つの手段。


どちらも立派な手段。


続けることに辛さを感じるのであれば、続けることを止めるのもあり。


必ずしも、続けなければならないことはない。


単に、続けなければならない、と思い込んでいるだけ、刷り込みがあるだけ。


こうした考えは、最初からあるものではない。


育つ内に、そうやってとらえるようになったに過ぎない。


家族の影響、社会の影響を知らず知らずの内に強く受けていたに過ぎない。


なんせ、日本では、石の上にも三年というような考えを良いものとされ、三日坊主という言葉を悪い考えとして扱われているから。


こういった考えが、知らず知らずの内に根づいている。


ゆえに、無意識の内に、影響を受けてしまっている。


だが、本当に、三日坊主というのは、悪い考えなのか。


直ぐ止めることが本当に悪い考えなのか。


自分に合わないと感じたから、直ぐ止める。


これは、立派な損切り。


直ぐ止めるというのは、また、別なことに挑戦できることを意味する。


違う世界を見ることができるチャンスを得ることになる。


次から次へと、自分に合うものを探すのは、何も悪いことではない。


自分で選んでいる生き方であって、他の人がとやかく言う必要はない。


それに、なんやかんや動いている人の方が、結局のところ、素晴らしい人生をつかんでいたりする。


もちろん、そういう人ばかりではないし、そうなれない可能性だってある。


けど、一つの生き方としてはあり。


多くの人は、続けることを良しとする生き方を選ぶ。


だから、これが世間の常識となる。


しかし、世間の常識に収まることができない人もいる。


合わせることができない人もいる。


そういう人は、色々なことをすれば良い。


色々なことをして、自分らしく生きたら良い。


色々なことをするというのは、固執や執着が小さく、すぐ止めることができること、諦めることができること、手放すことができること。


こうしたことは、ある種の才能なんやで。


だって、こういったことを受け入れ、決めることができる人って意外と少ないんやから。


膨大な数の人は、今の自分に固執し、執着しているもの。


それはそれで一つの生き方であるが、絶対的な生き方ではない。


こういう人は、ある程度のお金を手にし、安定的な生活を送ることができるかもしれない。


でも、いざ話してみると、仕事の話しかできない人は多い。


また会って話したい、と思えるような人は結構少ない。


一方、色々なことをしている人は、お金はどうなるかは人によって異なるが、いざ話してみると面白い話をたくさん聞けたりする。


そして、また会いたいと思わせてくれるもの。


色々なことをしている人は、確かにリスクはある。


でも、何かキッカケがあると、大きくブレイクする可能性を秘めている。


堅実に生きなければならない、と思い込んでいる人にとっては縁がない話。


ただ、堅実に生きている人であっても、何かを止めること、諦めること、手放すことを受け入れると、開き直ることができるもの。


新たな挑戦ができるもの。


色々なことをしろ、とは言わないが、今以上に自分に対して緩くとらえてもいいのではないか。


その方が、今まで以上に開き直ることができ、前に進む力を強めることができるんやから。


たとえ、完全な開き直りをしなくとも、プチ開き直りでも自分が思っている以上に効果はある。


ゆえに、自分の生活の中にプチ開き直りを取り入れることを薦める。


それだけで、生活に変化が生じるものだから。


案外、そういうものなんやで。



サコヤンの独り言

「開き直るためには、自分自身を緩くとらえることが大事」