時には、これまでの自分の発想をも良い意味で裏切る。


すごく大事。


なぜなら、人には、これまでの発想や考え方に固執する性質があるから。


変化を拒み、今に留まるような選択をする性質があるから。


もちろん、今までと同じように取り組み、上手くいく人もいる。


だが、上手くいかない人もいる。


上手くいかない人というのは、自分自身の発想や考え方がゆがみ、誤っている可能性が高い。


なのに、変化を拒み、今の生活を維持しようとするため、誤ったやり方を貫いてしまう。


誤ったやり方を貫いても、自分が望むような結果を得ることはできないというのに…


そんなことはおかまいなく、誤ったやり方を続ける。


変化することよりも、誤ったやり方を続けることを選択する。


多くの人が陥っている。


長い時間、自分が築いた発想や考え方に基づいて生き、無意識の内にこれを絶対的なものとして信じ込む。


他のものが、目に入らず、自分には必要ないものとしてとらえる。


ゆえに、これまでの自分の発想を良い意味で裏切るという、考え方や発想を抱くことができないんよね。


自分の思い込みによって、自分の世界を小さく限定し、その世界をすべてだと決めつける。


世界は、自分が思っている以上に大きいというのに…


小さな世界をすべてと思い込み、それが正しいと決めつける。


そのため、その世界から飛び出そうともしないし、その世界で生きることを許し、妥協する。


だから、いつまでも似たような世界で生きることになる。


そして、自分の人生において、こう着状態が続いてしまう。


変化、進展がほとんどない生活が続いていく。


すごくもったいない。


極端に守りに入ることで、これまでの自分を絶対的なものと決めつける。


これまでの安心、安全、気楽さを保とうとして、これまでの自分を正当化する。


これまでの自分こそが善で、それ以外は悪としてとらえる。


こうして、自分を枠で囲み、自分と外の世界との接触を絶つ。


すると、自分自身や自分の世界を主観だけでとらえるようになる。


自分の主観だけでとらえると、世間や周囲の人との間に様々なズレが生じる。


ズレが生じると、また、壁を設け、より小さく限定された世界で生きることになる。


何もかもが悪循環なんよね。


これまでの発想、考え方に固執していると、徐々に自分自身の流れが悪くなっていく。


こうならないためにも、時には、これまでの自分の発想や考え方を良い意味で裏切る必要がある。


裏切ることで、これまでの自分と異なる流れが生じ、より良い自分へと向かうことができるようになる。


必ずしも、これまでの自分が絶対的なものではない。


守る必要があるものではない。


固執する必要があるものではない。


そもそも、人は、変化することができ、どこまでも成長していける生き物やしね。


この性質を、自分の決めつけや思い込みで、失うなんてすごくもったいない。


だって、人には、無限の可能性が秘められているんやから。


どんな人にも、素晴らしい力が備わっており、社会に大きな影響を与える力を秘めている。


その力が陽の目に当たることなく、埋もれたままなのは、残念でならない。


どんな人だって、変化し、成長し続けていると、陽の目に当たる存在になることができる。


けど、これまでの自分を絶対的なものとし、変化を拒んでいると、埋もれたまま膨大な時間が過ぎていく。


奇跡の連続で生まれてきたというのに、自分の人としての役割を果たすことなく、何もないまま多くの時が流れていく。


こんな人生って、何か、淋しいものがある。


どんな人も、変わって良いし、成長しても良い。


決して、禁止になっているわけではない。


誰かに強制されているわけではない。


禁止にしているのは、自分の思い込みや決めつけ。


また、これまでの自分の発想や考え方などを、絶対的なものとしているから。


絶対的なものではないにもかかわらず…


よって、良い意味で裏切っても良いんやで。


裏切ることで、今までと異なる視点で世界を見ることができ、それによって新たなアイディア、気づきが生まれる。


そして、これが、道を拓けるキッカケになる。


確かに、今ある安心、安全を求め、維持しようとするのは分かる。


だが、人は、どんな状況であろうと、いつだって未完な存在。


未完な存在であるがゆえに、上を目指せば上にいけるもの。


そのためには、これまでの自分を良い意味で裏切ることが必要となり、変化が必要となる。


一方、今に妥協したり、納得したり、満足すると、そこが上限となり、今の自分を保つことに躍起になる。


どちらが良いかは、一目瞭然。


よって、何歳になっても、これまでの自分を良い意味で裏切ることができる人でありなよ。


いつまでも、自分は未完な存在であることを自覚しておきなよ。


そして、今に安住することなく、常に上を目指しなよ。


こうした意識、気持ち、姿勢で生きていると、素晴らしい人生を歩む可能性が高まるから。


どの人も、無限の可能性を秘めており、素晴らしい力が備わっている。


決して、これまでの自分がすべてではない。


ゆえに、これまでの自分を良い意味で裏切る発想と勇気を持ちなよ。


その上で、普段から実践するんやで。


少しずつでも、これまでの自分を良い意味で裏切っていると、必ずといって、人生は好転していくから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「これまでの自分を良い意味で裏切ることができる人でありなよ」