よく、チャンスの神様は前髪しか生えていない、と言われる。


確かにその通り。


チャンスをつかむには、目の前に来た瞬間に、チャンスをつかむ必要がある。


チャンスをつかむために自ら動く必要がある。


そして、チャンスをつかんでいる人は、すぐ動いている。


思った時すぐ動いている。


感じた時すぐ動いている。


何かを他人から薦められた時、すぐ動いている。


チャンスに対しての反応が敏感。


何がチャンスなのかを自分でしっかりととらえている。


ちゃんと感じるようになっている。


だから、チャンスをつかむ。


ただ、目の前にあるチャンスは、案外、チャンスとは気づきにくくなっている。


一見すると、チャンスとは感じることができないようになっている。


表面的には何ともないものとなっている。


そのため、物事の本質を感じることができるかどうかは、すごく重要な要素。


チャンスをつかむ人は、チャンスをかぎ分けチャンスをつかんでいる。


自分の感覚を信じ、チャンスをつかんでいる。


チャンスに対する自分の感覚や反応というのは、チャンスをつかむたびに鋭くなっていくようになっている。


ゆえに、何でも良いから、まずはチャンスをつかむこと。


一度でもチャンスをつかめば、そこから大きく変わっていく。


でも、思っている以上に、チャンスに対して鋭敏な反応を持っている人って少ないものなんよね。


多くの人は、過ぎてから気づく。


あれは、自分にとってチャンスだったんだ、ということに。


けど、過ぎたチャンスはつかむことはできない。


過ぎた後につかもうとしても、つかめないことが多い。


不思議と、そのチャンスは、誰かの手に渡っていたりする。


目の前に来たチャンスに対して、考えていたり、悩んでいたりして決断を後延ばしにしていると、その間に、チャンスはどこかに行ってしまう。


どこかに行ってからつかんでおけば良かった、と思ってもどうにもならない。


けど、チャンスが過ぎたことに気づくだけマシ。


なんたって、チャンスが過ぎたことに気づかない人もたくさんいるんやから。


チャンスをつかむ人は、チャンスをつかんで前に進む。


チャンスが過ぎたことに気づかない人は、しばらくの間はこうしてノホホンと過ごすだろう。


ただ、重要なのは、チャンスが通り過ぎた後の対応。


一般的に、チャンスが通りすぎたことに気づいた人は、チャンスをつかめなかったことに悲観する。


つかめたかもしれないチャンスをつかめなかったことに後悔する。


よくあるリアクション。


だが、このリアクションは、過去の自分に縛られることにつながる。


ちゃんとチャンスをつかんでおけば良かった、という後悔と共に生きることにつながる。


チャンスをつかめなかった事実はあるが、これは今更どうしようもない。


思って、望んで、チャンスをつかめるならいくらでもやれば良い。


だが、現実問題、そういうことは滅多に起きやしない。


過ぎたことは、しょせん、過ぎたこと。


過ぎたことに、嘆いても、後悔しても仕方がない。


だから、とらえ方を変えてみる。


通り過ぎたチャンスを悲観するのは、マイナス発想。


ゆえに、プラス発想でとらえること。


通り過ぎたチャンスに対して、あのチャンスはつかむ必要がなかったものとしてとらえる。


おかげで、別の道に進むことができる、と自分に言い聞かせたら良い。


一つのチャンスをつかんだ先にも道はあるし、チャンスをつかまなかった先にも道はある。


チャンスをつかまなかった道を進んだことによって、後に、大きなチャンスをつかんでいる人は山ほどいる。


そのため、今目の前にあるチャンスをつかむかどうかがすべてではない。


時折、チャンスをつかまなかった方が良い場合もある。


一見、屁理屈のように感じてしまうかもしれない。


けど、大事なのは、自分がプラス的な発想を抱き、それを保つこと。


そのためなら、屁理屈であろうと活用したら良い。


どうせ、どのようにとらえるかは、自分事であって誰かに迷惑をかけるわけではないから。


悲観的にとらえるよりは、何倍もマシ。


この先で、別のチャンスをつかむために、あのチャンスをつかまなかったんだ。


と思えば、チャンスをつかむことができなかったことをプラスにとらえることができる。


自分に起きることには、どんなことにも、必ず意味がある。


チャンスをつかむことにも、チャンスをつかまないことにも。


チャンスをつかむタイミングにも、チャンスをつかまないタイミングにも。


とにかく、過去に縛られないような考え方をした方が良い。


なんたって、この方が、未来を切り拓く可能性が高まるから。


確かに、チャンスをつかむことは良いことだが、今必ずチャンスをつかむ必要はない。


チャンスをつかむことができなかったことでも、学ぶことはできる。


すると、チャンスをつかまなかったことに意味が生じる。


今つかむことができなかったチャンスというのは、この先に出会うチャンスをつかむための最高の教材なんやで。


一つ一つの教材からちゃんと学んでいると、ちゃんとつかむことができるチャンスと出会えるようになる。


その時に、しっかりとつかめば良い。


今、チャンスをつかむ人もいれば、後になってチャンスをつかむ人もいる。


だから、今チャンスをつかめなかったからといって、悲観する必要はない。


後悔する必要はない。


なんせ、そこで終わりではないから。


ちゃんと、チャンスをつかむことができる日はやってくるから。


チャンスをつかむことを意識しプラスにとらえていれば…


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「後になってチャンスをつかむ人もいる」