行動に取りかかるまでの時間は、人によって全然違う。


これまで、どのように過ごしてきたかによって大きく異なる。


すぐ行動に取りかかることができる人というのは、これまで心に余計なものを溜め込んできていない。


心に余計なものがないから、思ったことをすぐ行動につなげることができる。


次から次へと、思ったことをすぐ行動にするため、展開がものすごく速い。


今に留まることなく、次から次へとステージを上げていく。


しかも、行動の量が多いため、成功や失敗に関係なく、多くの結果を出している。


とにかく量をこなしているため、その分、学びも多い。


学びが多いからすぐ成長する。


すぐ成長するから、あっという間にステージを上げていく。


思ったことをすぐ行動にすることができるというのは、素晴らしい武器。


社会に出れば、立派な武器として使える。


それに、誰にだって得ることができる武器なんよね。


だが、誰もが使っている武器ではない。


使っているのは、ほんの一部分の人だけ。


多くの人は、武器と呼べるものにまでしていない。


だって、大半の人は、思ったことをやるのに多くの時間を要してしまうから。


すぐやりたくても、あれこれ考えてしまって、すぐやれなかったりする。


やろうとしても、抵抗やためらいが生じやれなかったりする。


やる想いがあっても、行動につながらなかったりする。


思ったことをすぐ行動にできない人は、多かれ少なかれ、心に余計なものを抱えている。


傷だったり、否定的な想いだったり、ゆがんだ発想だったり…


こうした余計なものが、あれこれ考える要因になったり、抵抗やためらいを生む原因になっていたりする。


実際に、心に余計なものを抱えている人は、行動に取りかかるまでに多くのハードルを超える必要がある。


今までの様々な経験によって生じたハードルを超える必要がある。


今まで放ったらかしにしていた、様々なハードルを超える必要がある。


そもそも、心に余計なものがあるのは、自分が自分と向き合ってこなかったから。


本当の自分を疎かに扱っていたから。


心に溜めるだけ溜めて、心にあるものを出すという作業をしてこなかったから。


思ったことを行動にするまでの時間というのは、自分自身のこれまでのツケなんよね。


自分自身を大切に扱ってきた人ほど、ツケが少なくやるまでの時間が短い。


一方、自分自身をぞんざいに扱ってきた人ほど、ツケが多くやるまでの時間が長い。


自分を大切に扱ってきた人は、思ったことを瞬時に行動に移せる人が山ほどいる。


だが、自分をぞんざいに扱ってきた人は、そうはいかない。


下手すると、やるまでに何年もかかる人もいる。


どう過ごしてきたかによって、全然違う。


ただ、すぐ行動に移すことができる人が良くて、すぐ行動に移せない人が悪いと言うつもはない。


だって、人は皆、生まれた時から異なる環境で育っているから。


だが、すぐ行動に移すことができる人の方が、より多くのチャンスを得ることは否めない。


だったら、すぐ行動に移せない人は、すぐ行動に移せるように自分を変えていけば良い。


多くの時間をかけ自分と向き合って…


これまでの人生で溜め続けたツケを一つずつ返済していけば良い。


心の中にある余計なものを手放していけば良い。


すると、少しずつ、行動に取りかかる状況が整っていくから。


行動に取りかかるまでに数年要する人は、それだけ心に余計なものを溜め続けた人。


心に余計なものを溜めたままでは、人生は、対して進展していかない。


変化することはほとんどなく、今の環境に留まり続ける可能性は高い。


前に進もうとしても、心の中にある余計なものが邪魔をして進めなかったりする。


でも、自分の心と向き合い、これまでのツケを完済すると、そこからは思ったことをすぐ行動にできるようになる。


展開が早くなり、人生が大きく変わる。


もし、自分が、思ったことをすぐ行動に移せないことに気づいたのなら、それは大きなチャンスなんよね。


なんせ、これまでのツケを完済する大きなチャンスだから。


ツケを完済すれば、人生は大きく拓ける。


チャンスととらえればチャンスとなる。


どんな視点で見るかによるんよね。


できないことをアカンととらえればアカンものになる。


しかも、できない自分を否定することになり、自分自身をマイナスに評価してしまう。


自分をマイナスに評価したって、何の意味もないというのに…


そもそも、思ったことをすぐ行動に移すことができようと、できまいと、それは、これまでの自分の結果なんよね。


単なる結果であって、それ自体には、良い悪いはない。


良い悪いを決めるのは、いつだって自分。


ただ、これまでの自分の結果に、悪い評価をつけると、これまでの自分の人生を否定することにもなりかねない。


だから、結果は結果として、受け入れることを強く意識したら良い。


良い悪いかなんてのは、今決めることではないから。


今は、今ある結果をどうすればもっと良くすることができるかを考えることが重要。


現時点で、思ったことをすぐ行動に移せていても、あぐらをかいてしまえば、その時間は長くなる。


現時点で、思ったことをすぐ行動に移せていなくても、今後の自分次第で、すぐ行動に移すことができるようになる。


そして、人は、変わることができる。


だから、上を目指せば良い。


今がどうなのではなく、これからをどうするかが大事なんやで。


今出ている結果は、今出ている結果としてどうすることもできない。


受け入れるしかない。


けど、これから出る結果は、自分次第でどうにでもなる。


未来に目を向けて、一歩ずつ着実に歩んでいけば良い。


人は、成長する生き物なんやから。


誰もが、今が最大ではない。


ゆえに、今、思ったことをすぐ行動に移すことができないのなら、できるようになっていけば良い。


ただ、それだけ。


いたって、シンプル。


案外、こんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「行動に取りかかるまでの時間を意識しよう」