自らが楽しもうとすること。
ものすごく大事。
なんたって、自分の人生で自分が楽しもうとしなければ、いつまで経っても楽しい人生を歩むことができるものではないから。
誰かが、自分の人生を楽しいものにしてくれるものではない。
自動的に環境が整い、自分の人生を楽しいものにしてくれるものではない。
自分以外の何かが、自分の人生を楽しいものにしてくれるものではない。
楽しい人生を歩むかどうかは、すべて自分にかかっている。
自分の意志で、自分の楽しもうという想いを具現化しなければ、いつまで経っても楽しい人生なんて夢のまた夢。
ただ、純粋に楽しもうという想いを持っている大人は、意外と少ない。
育つ過程で、楽しもうという想いを抑え、蓋をすることで、楽しもうという想いを封印する人は多い。
楽しんではいられない。
楽しんでいる場合ではない。
楽しむような歳ではない。
といったように自分自身に制限をかけることによって。
歳を重ねるごとに様々なことを経験していくうちに、自分を抑えることを覚える。
色々な雑務に追われているうちに、楽しむということを忘れてしまう。
楽しむことをしてはいけないものとして思い込む。
こうして、自分の世界から、楽しむということが少しずつ少しずつ排除されていく。
自分でも気づかないくらいのゆっくりしたスピードで。
昨日と同じような今日を過ごし、今日と同じような明日を過ごす。
似たような日々を過ごすことに慣れ、これを繰り返すことで当たり前になる。
すると、楽しまない生活さえも当たり前になる。
次第に、楽しまないことが当たり前となり、楽しんではいけないと思い込むようになる。
人は誰だって楽しんで良いにもかかわらず、楽しむことを忘れ、楽しむことができない人生を無意識のうちに歩んでしまう。
一度きりの人生というのに、すごくもったいない。
だって、楽しもうと想えば、誰だって楽しむことはできるから。
その能力は、どんな人にだって備わっている。
なのに、日々の忙しさにかまけて、楽しもうという想いを抱かなくなる。
抱かないからこそ、必要ないものとみなし、ますます楽しめない環境ができあがってしまう。
人そのものは良くできていて、使うものは発達していくが、使わないものは衰えていくようになっている。
筋力だって、指先だって、想いだってそう。
使えば使うほど優れたものとなり、使わなければ使わないほど衰退していく。
だから、楽しむ人生を歩むのであれば、楽しもうという想いを育み続ける必要がある。
楽しもうと自ら想い続けるからこそ、その想いが実際に形となっていく。
これとは逆に、楽しもうという想いを抱くことがなければ、必要ないものとみなされ、楽しむということがない世界が具現化する。
必要ないと想っていることが実際の姿として現れている。
嘘のような本当の話。
ゆえに、何を想うのか、何を想わないのかはすごく大事なこと。
また、何を意識するのか、何を意識しないのかもすごく重要なこと。
だって、楽しもうという想いを抱いて、楽しむことばかりに意識を向けている人は、高い確率で今を楽しんでいるから。
しかも、やりがいや充実感といったものも感じていたりする。
一方、楽しもうという想いを抱かずに、楽しむこととは関係ないことばかりに意識を向けている人は、今を楽しんでいない傾向がある。
その上、アクセク動いている割には、現状に不満を抱えたり、色々なことに不安を抱いていたりする。
一見、双方の差は大きく開いているように感じる。
だが、最初の頃は、大きな差なんてはない。
むしろ、ほんの少しの違いでしかない。
楽しもうという想いを持っているかどうかの違いでしかない。
楽しもうという想いを抱いている人は、楽しめるものを見つけ、実際に楽しむ。
そして、再び楽しもうという想いを抱き、楽しめるものを探し、本当に楽しむ。
こうして、楽しめる環境を整え、楽しむ循環を築きあげる。
そのため、楽しいことを次から次へと経験していく。
そして、多くのことを経験していくから自然と自分自身が成長していく。
楽しむことで次から次へとステージを上げていく。
逆に、楽しもうという想いを抱いていない人は、上記の反対のことを想像すれば大概当てはまる。
どんな流れを築くかは、ある時の想いが起点となっている。
この時の想いによって始まり、自分独自の流れが生じる。
この想いに従って流れていくため、流れを変えるには膨大なエネルギーを要する。
しかも、流れる時間が多ければ多いほど、流れを変えるには膨大な時間とエネルギーを要することになることが多い。
でも、変えることができない、というわけではない。
自分自身に強い想いと意志、覚悟さえあれば…
ただ、あまり歳を重ねないうちは、流れを変えるのは比較的容易なこと。
だから、できることなら、早い時期に自分を見つめ直し、流れを変えた方が良い。
でも、自分一人で流れを変えるのは、意外と難しいことだから、誰かの力を借りることをお勧めする。
誰かの力を借りると、比較的容易に自分を変えることもできるから。
とにかく、人生を楽しむことを望むなら、今から楽しもうという想いを抱くこと。
なぜなら、楽しもうという想いを抱けば、楽しむことができるような環境を自ずと整えるようになっていくから。
そして、次第に、人生を楽しむことができるようになっていくから。
自分の環境を整えることができるのは自分しかいないんやで。
自分が始めなければ、半永久的に自分の環境が整うことはない。
でも、自分さえ始めれば、次第に環境は整っていく。
それに始めるといっても、最初は、自分が想うことなんやで。
誰にだってできること。
ゆえに、今から想いを抱けば良い。
その想いを育むことで、ゆっくりとしたスピードで流れを変えていくことができるんやから。
案外、そんなもの。
サコヤンの独り言
「楽しもうという想いを持つからこそ楽しむ人生を歩むことができる」