意識を外に向けること。


すごく大事。


なんたって、人は無意識の内に自分に枠を設け、その内側に自分独自の世界を築き、この範囲内のことしか意識しなくなってしまうから。


また、今自分に関することにしか意識を向けなくなるから。


だって、自分の行動範囲を見ても、家と職場といった同じような場所を往復している人は多い。


関わっている人を見ても、家族と同僚と昔からの友人など、いつも同じ人ばかりと関わっている人は多い。


自分が動く範囲に変化はなく、関わる人にも変化がない。


だから、日々の生活に、新鮮さが失われていく。


刺激を得ることが少なくなっていく。


なんせ、自分が設けた枠の自分独自の世界にいると、知らないことが徐々に減っていくしね。


また、分からないことが減り、考えたり悩んだりする回数も減っていく。


考えなくてもやれることが、本気を出さなくともやれることが増え、楽を覚える。


しかも、一度楽を覚えると、人は、楽を続けようとする。


楽で通用するなら、楽を貫く。


わざわざ、しんどいことまでしてやろうとはしなくなる。


すると、意識が、低くなってしまうんよね。


少しずつ少しずつ。


なぜなら、一生懸命やるのではなく、こなすために作業を取り組むようになるから。


なぜ、そういう風に生きるようになるのかというと…


自分が、無意識の内に枠を設け、その枠内のことばかりを意識して生きるようになるから。


その上、徐々に設定した枠を狭めていき、自分がいる世界を小さくしているから。


自分では、そんなことをしているつもりはなくとも、無意識の内にそうしてしまっている。


楽をして、楽を続けるということは、こういうことなんよね。


ゆえに、自分が設定した枠の外を意識する必要がある。


枠の内側ばかり意識していると、枠の範囲は、時の流れと共に小さくなっていくもの。


だって、枠の内側の範囲すべてを使って生きようとはしないから。


どうしても、自分が過ごしやすい範囲だけで生きてしまうもの。


そして、いつの間にか、過ごしやすい範囲の周りに自分の枠を設けるようになる。


そのため、少しずつ少しずつ、自分の範囲が狭くなってしまう。


こうならないためにも、普段から、意識を外に向ける必要がある。


意識を外に向けて、自分の範囲を広げるよう動く必要がある。


そうするからこそ、自分は成長し続けるんやから。


ただ、自分の範囲を広げようとすることは、決して楽なことではない。


楽な気持ちで、中途半端な気持ちでやれることではない。


なんせ、自分が設定した枠内の中では絶対に起きないことが、平気で起きるから。


今までの経験則では通用しないことが頻繁に起きるから。


だから、楽を貫こうとしているのであれば、やれることではない。


でも、意識を外に向け、自分の範囲を広げることには、未来があり、可能性がある。


しかも、自分を試せる世界もあり、未開拓の領域もある。


また、多種多様なチャンスが存在する。


意識を外に向け、冷静に考えると、今の自分がMAXではないことがハッキリとする。


しかも、自分の範囲を広げることが不可能なことではないのが分かる。


不可能なことではないのに、やる前から諦めて良いのだろうか。


不可能なことではないのに、自分には関係ないものと決めつけ、意識できないようにしていても良いのか。


もちろん、良い訳がない。


なのに、こういったことを平気でしている自分がいる。


そもそも、無意識の内に自分が設定した枠の内側だけを意識するということは、枠の外側にあるものを選択肢から外すことを意味する。


意識できないようにすることで、やる前から諦めるという選択肢を選んでしまう。


知らないうちに、重要な判断をしてしまっていることってあるんよね。


残念ながら…


一つの選択は、他の選択肢を排除してしまう。


そのため、最初から、世界を小さく絞り込んで、狭い範囲を選ぶ必要はない。


自分を信じ、自分の可能性を信じ、大きな世界を自分の範囲として選べば良い。


だって、小さいものを選べば、それを大きなものにすることはできないんやから。


だが、大きなものを選べば、それを小さなものにすることは可能。


なんたって、大は小を兼ねるという言葉はあっても、小は大を兼ねるという言葉はないから。


夢や目標だって大きく設定した方がより大きなことを成し遂げることができる。


たとえ、掲げた夢や目標に到達しなくとも、それに限りなく近づくことができる。


けど、夢や目標を小さく設定すると、どんなに頑張ろうと、小さなことしか成し遂げることができないもの。


でも、人は、自分の世界を小さなものとして決めつける。


そして、その世界の範囲内だけで生き続ける。


決して、意識を外に向けることなく。


しかも、狭い世界に妥協し、その世界に納得するようになる。


ゆえに、自分の力が発揮されないまま、歳を重ね死に近づく。


自分の都合で枠を設け、無理矢理小さな世界に自分を押し込めながら。


そうやって、小さな世界に収まりつつ生きる自分が出来上がる。


これは、意識を外に向けることなく、生き続けた結果なんよね。


自分の可能性を信じなかった結果なんよね。


人は、誰にも、膨大な力が備わっている。


誰だって、自分の範囲を広げ続けることができる力を持っている。


だが、自分を疑うことで、こういったことを全否定してしまう。


自分を信じて生きていれば、人生は全然違うものになっていたにもかかわらず…


内へ内へ意識を向けていると、何も変わらない。


だからこそ、外に意識を向け、自分自身で自分の範囲を広げるよう意識しながら生きなよ。


なんたって、こうして生きた方が、人生は楽しくなるから。


面白くなるから。


自分がどんな状況であろうと、今がMAXということはありえない。


そのため、どこまでも、自分のMAXを求めて、生きるんやで。


この姿勢が、自分を更なる高みに連れていってくれるから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「意識を外に向け、外に向かって動くからこそ人生が展開していく」