緊迫した状況の中、ドキドキした直後にどんな感情を抱くのか。


ものすごく重要。


なんたって、どんな感情を抱くかによって、人生は全然違うものになるから。


ドキドキした直後に、楽しみを抱けば、前に進み人生を展開させる。


ドキドキした直後に、怖れを抱けば、現状維持or後退することになる。


ただ、ドキドキを感じるのは、本能なんよね。


ある状況下に置かれると、心拍数が跳ね上がって、平常心を失う。


冷静な判断なんてできやしない。


でも、そういう時だからこそ、本当の想いが現れる。


潜在意識に刻まれている想いが現れる。


しかも、本能に関することだから、普段の生活では中々現れないんよね。


だから、自分自身でも気づくことができなかったりする。


けど、ドキドキしている状況なら、本当の想いが現れやすいから、意識しやすいもの、認識しやすいもの。


ゆえに、時には、緊迫するようなドキドキする状況に身を置くことが大事なんよね。


なんたって、普段の生活では気づけないことが気づけるようになるから。


だが、緊迫するようなドキドキするような状況というのは、何気なく生きていると、訪れることはない。


だって、緊迫するようなドキドキするような状況というのは、自分の今の環境が変わるような時に味わうものだから。


例えば、次のようなもの。


好きな人に告白する時。


最終面接を受けている時。


大事なプレゼンをしている時。


中々、ドキドキするような状況というのは、日常生活には存在しない。


そのため、自分自身、本能レベルで認識しているものが、どんなものなのか把握していない人は多い。


ドキドキした直後に怖れを抱くようであれば、本能レベルで怖れという感情が優先されている可能性が高い。


すると、どうなるのかというと。


物事に対して、逃げ腰で、今の自分を守ることに熱心になる。


結果、大したことをするわけでもないから、現状はさほど変わらなかったりする。


一方、ドキドキした後に、楽しさを抱くようであれば、本能レベルで楽しいという感情が優先されている可能性が高い。


ドキドキした直後に楽しさを抱ける人は、ドンドン道を切り拓いていく。


なぜなら、緊迫した状態でも、何かしら行動につなげることができるから。


行動につなげ、次にもつなげる。


だから、数珠つなぎのようにつながり、次から次へと前に進んでいく。


自分では、そないに意識していないにもかかわらず。


緊迫した状態で、ドキドキした状態で、ちゃんと行動につなげる。


その一つの行動が、次から次へとつながっていく大きな原因となっている。


分岐点は、ドキドキした直後(瞬間)に、どんな感情を抱くのか。


それが、次の行動に大きな違いをもたらしている。


楽しさを抱くのか、怖れを抱くのか、天と地の差。


ただ、多くの人は、怖れを抱く傾向がある。


なんたって、普段から、失敗しそうなことを避けている人が多いから。


無意識とはいえ、失敗を避けていると、同時に、ドキドキするような状況をも避けている。


なんせ、ドキドキするような緊迫な状況というのは、失敗する可能性が含まれているものだから。


ゆえに、普段から失敗を避けている人は、今の環境が変わるような出来事に触れることがない。


ドキドキするような状況に身を置くことはない。


おそらく、ドキドキする時というのは、環境が変わるかどうかの境界線にいることを教えてくれるような働きがあるのだろう。


ここから、前に進めば環境が変わり、留まれば今のまま。


といったことを、無言のメッセージとして示してくれている。


後は、自分がどんな感情を抱き、どんな行動をするか。


それに尽きる。


楽しさを抱けば前に進み、怖れを抱けば留まる。


冷静に考えてみると、二択の選択。


道を切り拓くか、今に留まるのか。


どちらが幸せかは分からない。


各々の感性によって変わってくる。


だが、ドキドキした後に、楽しさを感じて行動に移し、前に進む人生の方が全体的に楽しく過ごせるであろう。


だから、できるのであれば、ドキドキした直後に、楽しさを抱けるよう意識しなよ。


たとえ、今、ドキドキした直後に怖れを抱き、本能レベルで怖れの感情が優先されている状況であっても…


本能レベルといっても、潜在意識に深く刻まれているだけ。


何も意識しなければ、怖れが優先されている状況になっているだけ。


だったら、意識したら良い。


ドキドキした直後に、楽しさを抱くよう意識したら良い。


仮に、怖れを抱いたのであれば、それを自覚したら良い。


自覚することを何回も続けていると、いずれ、ドキドキした直後に怖れを抱くことはなくなるから。


潜在意識に刻まれていることは、気づいていないうちは、強力な力が働いてしまう。


だが、気づいた途端に、力は弱くなっていく。


認識することができていれば、ちゃんと意識して改善することができるもの。


どんな方法でも構わないから、一度、自分が本能レベルで楽しさを追及しているのか、怖れを追求しているのか確かめた方が良い。


なんたって、これは、自分の考え方や行動にも大きな影響を与えているから。


やりたいことに向かって、ちゃんとやれているかどうかは、ひょっとすると、本能レベルで、何を優先しているのかによって決まっているのかもしれない。


ゆえに、自分の根底にある大切な想いを認識した方が良い。


もし、怖れを抱いていることに気づき、修正することができれば、人生は高い確率で大きく動く。


根底にある想いは、自分の方向性を決めていると言っても過言ではない。


だから、普段から、自分の言動を振り返り、自分と向き合い続けるんやで。


そうこうしている内に、様々なヒントを得て、根底の想いに辿り着くことができるから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「ドキドキした直後(瞬間)の感情と行動に注目せよ」