その気になれば、誰だって大きな力を発揮することができる。


なんせ、どんな人だって、誰しもが膨大な力を秘めているから。


無限の可能性を備えて、この世に誕生する。


これは、皆が皆そう。


ただ、自分の中に秘められている膨大な力を使い切れている人は少ない。


いや、使い切れている人は、いないのかもしれない。


たとえ、第一線で活躍している人であっても…


第一線で活躍している人は、周りから見ると素晴らしく映るが、当の本人は、現状を限界だとは思っていない。


まだまだ上の世界があることを知っており、それを目指している。


こんな人が多いんよね。


実際は…


第一線で活躍している人ほど、努力をしているし、学んでいる。


また、自分の力をできる限り出しながら日々を生きている。


しかも、何が大事なのか、何をするべきなのか、ちゃんと理解しながら事に当たっている。


想いが強く、意識が高い。


その気になって、全力で取りかかる重要性を理解している。


だからこそ、人生が展開し続けているのだろう。


ただ、その気になって生きていない人や、全力で生きていない人がたくさんいるのも事実。


だって、今の日本で暮らしていると、その気にならなくても、全力にならなくても生きていくことはできるしね。


ゆえに、あえて、その気になって生きようとはしないし、全力で生きようともしない。


そんな人が増えてしまっている現状。


本来は、膨大な力を備えているのに、この力を開花させようとしない。


そういう習慣が根づいてしまっているんよね。


小さい頃からずっと。


もちろん、何かに夢中になって取り組んだ経験を持っている人は、そうではない人よりは、全力で日々を生きる可能性は高いもの。


でも、すべてがすべてそうではない。


なんせ、どんなに過去、素晴らしい経験を持っていたとしても、自分自身が堕落するような環境に染まってしまうと、楽をすることを優先して生きてしまうから。


楽を覚え、こなすことばかりに意識を向けていると、自分の力の最大値がドンドン下がっていってしまう。


時が流れると共に…


人の身体は上手くできていて、使わない力は次第に衰えていく。


以前は、100使えた力であっても、日々60で生きていると、いつしか、80を最大値として設定してしまう。


なんせ、80でも大丈夫と思い込んでしまうから。


でも、これがずっと続いていると、自分が自分で設定する最大値が下がる一方。


その上、最大値が下がると共に、自分が使える力の量も下がっていく。


長い目で見ると、良いことないんよね。


楽を覚え、楽して生きることは…


一度、楽を覚えてしまうと、自分一人では、中々、その状況を脱することができないもの。


何か、特別なキッカケがない限りは…


なんたって、楽で生きることが習慣となり、この習慣に基づいて行動を選び続けようとするから。


自分が気づくまでずっと…


だからこそ、その気にさせてくれる人に、自ら会いに行くことが大事なんよね。


自分一人ではその気になることができない人であっても、意識が高い人と会えば、自ずと刺激を受け、自分自身の意識も高まっていく。


ゆえに、優れた経営者ほど、メンターや相談できる人がいるんよね。


中には、大金を費やして、相談できる人を、意識を高めてくれる人を近くに配置する人もいる。


その気にさせてくれる人が一人いるかどうかで、人生は大きく変わる。


ひょっとすると、上に立つ者の仕事の大半は、人をその気にさせることと言っても過言ではないのかもしれない。


だって、その気になれば、人は誰だって、膨大な力を発揮することができるんやから。


ただ、人をその気にさせるには、それをする人の器量が問われる。


単に怒るのでもなく、言葉を言うのではなく、相手を見ながら、相手に合う方法を選ぶ必要がある。


頭ごなしに怒れば、かえって、反発を招く。


単に上辺だけの言葉を言えば、「お前が言うな」といったような想いを抱かせる。


すごく微妙なコントロールが求められるんよね。


だが、これができれば、そのチームは、今まで以上に大きな力を発揮し、より高い結果を得ることができるだろう。


全力で生きる。


すごく大事なことだが、どうすれば全力で生きることができるのかを教えてくれる人はほとんどいない。


これが現状。


だからこそ、重要なことに直面しても、全力で立ち向かわない人がいるんよね。


おそらく、就活で失敗する人の一つの特徴なんちゃうかなぁ…


就活に限らず、全力で取り組む必要があるものはたくさんある。


そして、いかに早く全力で取り組むかが勝敗を大きく分ける。


やはり、適当に生きる人は、全力で生きる人には敵わない。


たとえ、今は適当に生きている人が勝っていても、時が流れると共に、全力で生きている人に抜かされてしまう。


日々を全力で生きていると、自ずと自分自身が成長するもの。


しかも、人が驚くほど成長し、力をつける。


そして、力をつければつけるほど、人に喜んでもらえることが増えると共に、やれることが増えていく。


こうして、自分の状況がますます好転していく。


ゆえに、力をつけるために、その気になること、全力で生きることが大事になるんやで。


なんたって、これが、力を伸ばす肝だから。


自分一人でその気になって生きることができる人は、そのまま全力で生きたら良い。


でも、自分一人では、その気になって、全力で生きることができない人は、自ら人に会いに行きなよ。


お金を使ってでも…


自分のやる気を高めてくれる人には、お金を使ってでも会う価値はある。


とにかく、工夫して、日々をその気になって、全力で生きるよう心がけなよ。


この心がけが、人生に多くのものをもたらしてくれるから。


案外、そういうものなんやで。



サコヤンの独り言

「その気になって取り組めるよう工夫しなよ」