自分を守り過ぎない。


ものすごく大切。


なんせ、自分を守り過ぎていると、何もできなくなっちゃうから。


何もやらなくなっちゃうから。


典型的な待つ人間になっちゃうから。


ゆえに、ネガティブ度が強い人、過保護に育てられた人は要注意。


なんたって、自分を守り過ぎる傾向が強いから。


ネガティブ度が強い人の多くが、自分を守る術としてネガティブを用いている。


自ら意識してそんな選択をしたつもりはないだろうが・・・


無意識の内に、選択をしている。


しかも、小さい時からずっと。


また、ネガティブ度の強い人の特徴として、傷つくことを非常に怖れている。


そのため、傷つかないで済むようあれこれ考える。


中には、極端なものまでもある。


たとえば、傷つくのが嫌だから最初からやらない、といったように。


もっと具体的に言えば、今の関係が壊れるのが嫌だから告白をしない。


嫌われるのが嫌だから、不本意なことであっても我慢をする。


やりたいことがあるのだが、早々と諦める。


こういったことをたくさん、習慣として身につけている。


ネガティブ度の強い人は・・・


おそらく、育つ過程で、大きく傷ついた経験があるのだろう。


それによって、傷つかないためにも、守る術を覚えたのではないか。


だが、小さい時に覚えるものって、結構単純で極端だったりするんよね。


だからこそ、「最初からやらなければ良い」といった答えを導く。


なぜなら、やらなければ、傷つくことはないから。


その代わり、大切なものをたくさん失ってしまう。


やらなければ傷つかないのは確かなこと。


だが、やらなければ何も得ることはない。


恋人だって、告白しなければ得られない。


夢だって、挑戦しなければ得られない。


欲しいものは、求めなければ得られない。


多くのものはこうなっているのが現実。


傷つくことが嫌だからといって、自分を守りすぎて、大切なものを失うことはない。


人生をつまらなくさせる必要はない。


奇跡的にこの世に誕生した自分の命を無駄に使うことはない。


そもそも、傷ついても大丈夫なんやから。


ある程度の傷なら、自然に治癒する能力を人は備えている。


治癒できない傷なんて、日常生活ではほとんどない。


それが事実。


治癒しにくい理由は、傷ついたことを何度も何度も意識するから。


どうでもいい傷であっても、自分が大げさにすることで、とんでもないようなものとして記憶されてしまう。


その記憶が、前に進むことをためらわせ、自分を守るように仕向ける。


再び、そのような傷を負わないためにも・・・


一回大きな傷を受け、それを納得できずに放っておいたら、それ以降は、自分を守ろうとする力が強く働く。


同様な傷を負わないためにも・・・


ただ、傷ついた後にどんな行動を取るのかが非常に重要。


下手すると、人生に大きな影響を与える。


なんせ、前向きにとらえるのと後向きにとらえるのでは、大きく異なるから。


前向きに自分を守ろうとすると、自分を強くすることで、傷を負わないようにする。


その一方、後向きに自分を守ろうとすると、やらないことで、逃げることで傷を負わないようにする。


もちろん、どうしようもない時は、遠慮なく逃げたら良い。


けど、逃げなくて良いもので逃げていると、逃げ癖がついてしまう。


傷つくことに過剰に怖れてしまう。


それでは、前に進めるものも進めなくなる。


人は上手くできていて、その人が受け入れることができないものは、滅多にやってこないようになっている。


やってきたとしても、何万分の一であろう。


と考えると、大概が受け入れることができるもの。


たとえ、上手くいかなかったとしても・・・


人は、上手くいくことを望むが、上手くいかないことも必要な経験なんやで。


なぜなら、上手くいかない経験を積み上げることで、上手くいくことができるようになっていくんやから。


ゆえに、傷つくことが嫌でやらなければ、この必要な経験を得ることができなくなる。


だからこそ、やる前から過剰に自分を守る必要はないんやで。


傷つく場合は、その時の自分は傷つく経験が必要なんやから。


傷つくことを避けることが、必ずしも正しいとは限らない。


むしろ、傷つくことの方が正しい道の場合もありうる。


案外、そんなものなんやで。


また、過保護に育てられた人は、よく注意しなよ。


なんせ、傷ついた経験が非常に乏しいから。


ゆえに、傷つくことはいけないものと思い込み、過剰に自分を守る力が働いていることも考えられる。


これでは、自分を抑える方向に進み、狭い世界で生きることにもつながるしね・・・


とにかく、手段はどうであれ、自分を守り過ぎることは良くない。


もっと、自分の自然治癒力を信用しなよ。


自分が思っている以上にすごい力を備えているから。


傷ついてもある程度なら治ることを最初から想定していると、過剰に自分を守る必要はなくなる。


なんせ、治るんやから。


しかも、人は治る際には、それ以前よりも強くなっているものだから。


自分を強くするための手段でもあるんやで。


傷つくということは・・・


だから、傷つくことは嫌なことでも悪いことでもないんやで。


このことを自覚して、日々を過ごしなよ。


きっと、自分のためになるから・・・



サコヤンの独り言

「過剰に自分を守っても自分のためにはならない」