失敗する自分を受け入れる。
ものすごく大事なこと。
なんせ、多くの人が、失敗する自分を受け入れることができていないから。
どうせなら、失敗したくないという想いを強く抱いている。
ただ、この失敗をしたくないという想いを強く抱くことで、今の自分の力で通用することやより安全な道を歩もうとしてしまう。
失敗して傷つくことを避けて・・・
たとえ、失敗したとしてもどうってことないことが多いのにもかかわらず・・・
必要以上に失敗することを怖れてしまう。
しかも、中には失敗することを度が過ぎて怖れている人もいる。
育った環境で、失敗に対してのとらえ方は様々なんよね。
10人いれば10通りのとらえ方がある。
ある人は、失敗を全然苦にしておらず、むしろ楽しんでいる人もいる。
また、失敗を拒絶して、どうにかして避けている人もいる。
それに、自分の力と相談して、失敗が少ない道を歩む人もいる。
ただ、失敗を受け入れることができていない人の特徴として2種類あるように思う。
まず1つ目は、失敗した後の周りから残念な評価をされることを嫌っている人。
2つ目に、自分の失敗を自分でどうしても許せないと感じている人。
1つ目のことに当てはまる人は、周囲の人が下す評価に依存している場合が考えられる。
自分は周りからどのように見られているのか、どのように思われているのかを非常に気にし、できる限り高く見られようとする。
なんせ、高く見られることである種の満足感を味わっているから。
そして、尊敬されたり、憧れられたり、高く見られることで人とのつながりを保とうとする傾向が強い。
こういう人ほど、素の自分に自信が持てていなかったりするもの。
そのため、結果に固執し、失敗することを極端に怖れるんよね。
なぜなら、失敗することは、人とのつながりを失い、すべてを失うのではないか、と思い込んでいたりするから。
実際は、決して、そんなことはないというのに・・・
素の自分に自信を持てていないからこそ、自分が優位性を保てるところでは、いつも以上にシャカリキになる。
必死にその優位性を保とうとする
これは、素の自分に自信を持つことができず人の評価に依存している人のある特徴。
2つ目に当てはまる人は、妙に完璧主義であったり、変に高いプライドを持っていたり、自分がやらなければいけない環境で育った人によく見られる。
完璧主義な人は、たとえ、どんなに素晴らしい結果を出したとしてもちょっとしたミスが許せなかったりする。
分かりやすく言うと、テストの点数で95点を取ったにもかかわらず、間違った5点を必死に嘆く人。
95点といえば、間違いなく高得点。
けど、完璧主義な人は、高得点を取ったことで喜ぶのではなく、間違った5点を許せなかったりする。
周りから見れば嫌味に映るが、完璧主義な人にとっては大真面目。
人生においては、テストに限らず100点を取れることはほとんどない。
でも、100点を取れない自分が許せなかったりする。
完璧主義な人ほど・・・
それなのに、ほとんど取ることができない100点を取ろうとしてしまう。
すると、自分がやれることばかりを選択することにもなりかねない。
完璧主義にこだわればこだわるほど、小さな失敗をもできなくなる。
なんたって、小さな失敗をする自分が許せないから。
こんな人生では、窮屈で仕方ない。
でも、これは、自分だけでなく、周りをも窮屈にさせちゃう。
よって、自分の側から人が次々と離れてしまう。
だからこそ、完璧主義な人は失敗することを受け入れることができなかったりするもの。
また、妙にプライドが高い人も、完璧主義な人と似たような感じで、失敗することを受け入れることができなかったりする。
最後に、自分がやらなければいけない環境で育った人は、失敗すること=危険が降りかかること、と思い込んでいたりする。
例えば、必要以上に親の期待を背負い、失敗すれば激しく怒られる、といった日々を過ごした人は、失敗はしてはいけないものと強烈に植え込まれる。
もしくは、あなたは〇〇だからちゃんとしなさい。
と何度も何度も言われて育った人は、ちゃんとしなければいけないんだ、完璧にしなければいけないんだ、といったようなことを思い込む。
周りから完璧を求められることほど、辛いものはない。
なんせ、完全に個性をないがしろにされているから。
自分の個性を失うことにつながってしまうから。
自分のために生きるのではなく、周りの人の言いなりのように生き、周りの人の目を過剰に意識して生きることになりかねないから。
育った環境によって、失敗に対してのとらえ方が極端になることもある。
だが、今さら育った環境の不満を言ったところで、現状は何も変わらない。
なにはともあれ、現状を変えるには、自分が変わるしかない。
たとえ、どんな環境で育ったところで・・・
素の自分に自信が持てずに人の評価に依存する人は、自信をつけていくか、人への依存を弱めていくことのどちらか片方、若しくは、両方をする必要がある。
完璧を求めすぎている人は、完璧でなくても良いことを少しずつ自分に良い聞かせ、自分にある程度のゆとりを持つことが大事になる。
こうして、少しずつ少しずつ失敗を受け入れる体質に変えていく。
すると、時の流れと共に、自分をより大きく成長させることができるのは間違いない。
だって、失敗する自分を受け入れることができると、自分がやれる選択肢が格段に増えていくから。
また、失敗しそうと感じ避けていたものが、すべて選択肢となりうるから。
これは、新たなことをする時に非常に活きてくる。
ゆえに、失敗する自分を受け入れることができるようになっておきなよ。
なんせ、今のまま何も変わらずに人生を過ごすことは、今の時代では、非常に難しいことだから。
ただ、失敗する自分を受け入れることができていれば、柔軟に自分を変えていくことができるようになっているもの。
そして、敗する自分を受け入れておくことは、自分に変化のゆとりを持たせることでもあるんやで。
このゆとりが、大切な時ほど活きてくる。
だからこそ、平時の時に失敗する自分を受け入れることができるようになっておきなよ。
それが、後になって活きてくるから・・・
サコヤンの独り言
「失敗する自分を受け入れることができる体質に変えていこう」