人に良く思われたい。
多くの人が望むこと。
なんせ、人に悪く思われることよりも、人に良く思われることの方が得することが多いから。
また、人生をより楽しみ、謳歌することができるから。
人に悪く思われる人生と、人に良く思われる人生とでは、残念ながら、大きな開きがある。
ゆえに、人に良く思われることを望むんよね。
だが、人から良く思われるには、それ相応の力がいる。
人が喜ぶような、人の役に立つような力がいる。
もちろん、その力は何だって良い。
優しさでも、勤勉さでも、明るさでも、能力でも、ルックスでも、性格でも、楽しさでも、何だって・・・
とにかく、自分の中にある力で、人の役に立つように生きていると、人に良く思われるようになる。
それは、特別な誰かかもしれないし、たくさんの人なのかもしれない。
自分のどんな力で役に立つかによって、どういう人が対象になるかは変わってくる。
ただ、あなたに何かしら力がなければ、人はあなたのことを良く思いはしないもの。
なんせ、あなたが自分の力を行使しなければ、いつまで経っても、あなたはその他大勢の中の一人に過ぎないから。
自分の中にある力を発揮するからこそ、あなたはその他大勢の中から抜け出すことができるんやで。
これは、どの組織にいても言えること。
学校であろうと、クラブであろうと、職場であろうと関係ない。
どんな組織であろうと、人が集まれば、その中で目立つ人が現れる。
その集団の中で重要な人が現れる。
なぜなら、人が集まるだけでは、その集団はまとまりがなくなるから。
まとまりを得るためにも、指揮系統が必要となるんよね。
特に、集団の人数が多くなればなるほどに・・・
何も決めずに過ごしていると、バラバラで収拾がつかなくなってしまうもの。
それでは、人が集まる意味がなくなる。
ゆえに、人が集まれば、自ずと、重要な役割を担う人が出てくるものなんよね。
重要な役割を担う人は、その人の中にある力を十二分に発揮している。
そして、その力を周囲の人が必要とするから、周囲の人はその人に対して良い人と感じ、良い印象を受ける。
ただ、重要な役割に選ばれなかった人は、人が多ければ多いほどその他大勢の一人として扱われてしまうんよね。
残念なことに・・・
下手すると、名前すら覚えてもらえないことだってある。
人の役に立てる力の有無によって、大きな差が生じてしまうんよね。
資本主義社会の中で、競争社会の中で生きる上において、いささか仕方がないのかもしれない。
だって、能力主義がまかり通っているから。
仮に、年齢は下であっても、その人の能力が優れていたら、その人は、年上の部下を従えることなんてザラにある。
これは、自分の能力を、他の人より役立てているからこそ起こる現象なんよね。
早い内に力を発揮した者勝ち、人の役に立った者勝ち。
言葉は悪いけど、こういったことが、様々な場面で行われている。
時には、能力云々ではなく、その能力を発揮するタイミングによっても差が生まれる場合もある。
なぜなら、どんなに素晴らしい能力を備えていたとしても、それを発揮しなければ、周囲にとってはゼロに等しい。
また、どんなに適した能力を持っていたとしても、誰かに先を越されたら後の祭りとなる。
効果的なタイミングで自分の力を発揮する。
それが、人に良く思われるコツ。
ただ、何も考えずに、皆と同じように過ごしていると、いつしか、淘汰される日がやってくるであろう。
なんせ、どんな組織であろうと、人の役に立つことができる人が求められているから。
おそらく、自分の力を発揮しようとしない人や、人の役に立とうとしない人にとっては、これからは、厳しい時代となるであろう。
その一方、自分の力を発揮し、人の役に立つことができている人は、いつまで経っても重宝される人間でいるであろう。
ちょっとした差が、時の流れと共に大きな差となって現れる。
最初は同じくらいと思っていた人が、いつしか、手の届かない人になっていることは、案外よくあること。
すると、その人を見るたびに、後悔してしまう。
自分も、ちゃんと力を発揮するよう、日々、意識していたら、自分がそのポジションに着いていたかもしれない、という想いが消えないために・・・
そもそも、どんな人にも、その人だけの素晴らしい力があるもの。
だが、多くの人は、自分の力を発揮しようとはしていない。
なんせ、自分の力を知らないから。
自分にどんな力があるのか理解していないから。
周囲の人が、どんな力を持っているのかを観察していないから。
何も考えずに、日々を適当に生きてしまう。
よって、その他大勢の中の一人として生きてしまうんよね。
何年も何年も自分がそうやって生きていることに気づくまでずっと。
ただ、気づきさえすれば、いつからでも、その環境を抜け出すことができるもの。
なぜなら、自分にどんな力があるのか知ろうとするから。
自分にどんな力があるのか理解し、磨き続けていると、時の流れと共に人が良く思ってくれるようになっていく。
自分が意図するしないに関わらずに・・・
すると、いつの間にか、その他大勢の中から飛び出しているものなんよね。
だって、人の役に立っている人は、どうしても目立つ存在になっちゃうから。
とにかく、自分の力を知り、自分の力を磨き続けなよ。
たったこれだけで、人の役に立つ存在となり、人から良く思われる存在になっていくはずだから。
人から良く思われたいと思う前に、自分の地力をつける。
それが大事なんやで。
これからの人生を楽しんで生きるためには・・・
サコヤンの独り言
「力をつけていくと、自ずと、人から良く思われる存在になっていく」