感情を顕にすること。


ものすごく大切。


それなのに、いつしか感情を顕にしなくなっている自分がいる。


ゆえに、思いっきり喜ぶこともなければ、思いっきり楽しむこともない。


また、思いっきり悔しくなることもなければ、思いっきり悲しむこともない。


いつも、ほどほどで、中途半端。


心が思いっきり揺れ動くことがほとんどない。


これって、結構危険な状態じゃよね。


だって、心がほとんど揺れ動いていない証じゃから。


心の感度が鈍っている証じゃから。


今思うと、子供の時は、こうじゃなかった。


毎日、何かしらの刺激を受け、心が揺れ動くことが何度もあった。


もちろん、子供の時と大人である今を一概に比較することはできない。


なんせ、違うものばかりだから。


ただ、子供の頃に毎日刺激を受けていたのは、見るもの触るもの知らないものばかりだったという要素もある。


そりゃ、身の周りにあるほとんどのものを知らなくて、初めて、触れ、知る時には好奇心旺盛であらゆるものに興味を抱く。


だが、成長していくごとに、見の周りにあるものに慣れ、自分の生活範囲内では知らないものが減ってくる。


すると、時が流れると共に、刺激を受けなくなる、何も感じなくなる。


そうやって、時が流れるばかり。


子供の頃は、何も意識しなくても、周りには知らないものばかりで刺激を受けるものが溢れている。


でも、成長するごとにそうはいかなくなる。


むしろ、身の周りのものだけでは、刺激を受けなくなってしまうもの。


だからこそ、自分が刺激を受けることをやったり、そういった場所に行ったりと自ら動く必要があるんよね。


なんたって、刺激は、誰かが与えてくれるものではないから、待っているだけでは得られるものではないから。


自分で、受けに行くものなんよね、行動して得るものなんよね。


そういった大切なことを忘れ、待つばかりでいた。


ゆえに、一向に、刺激を受けることが、子供の頃に比べると圧倒的に減っている。


ただ、本当なら、大人になった方が、刺激を受ける機会はたくさんある。


だって、大人の方が、意識一つで、行動範囲が圧倒的に広くなるから。


時間もお金もあり、行ける範囲が世界となる。


行ったこともない場所はたくさんあり、やったこともないことは山ほどある。


その一つ一つが新たな刺激になる可能性を秘めている。


あとは、自分が、そういったことをするかどうか。


ただそれだけ。


やれば刺激を受けることはまちがいない。


でも、何かしらやらない選択をしてしまう。


家と仕事の往復をするばかりで、毎日同じ景色を見ることで・・・


同じ行動範囲で過ごすため、毎日同じ人ばかりと会い、似たような会話をすることで・・・


こんな生活では、刺激を受けることはほとんどない。


刺激を受けるのは最初のみ。


慣れた途端に刺激は激減。


同じ場所で同じ人と会う生活は、楽と言えば楽。


だが、刺激は少ない。


それでは、時が流れると共に、自分の心は鈍化していく一方。


しかも、鈍化すればするほど、刺激は少なくなるばかり。


いつしか、こうした循環の中で生きることになっているんよね。


自分が意図しているわけでもないのに・・・


心が鈍化している時って、案外、物事が上手くいかないもの。


不思議なのだが、そのように感じる。


ただ、こういうことに気づいた時こそ、自分の感情を顕にすることが大事になる。


なんせ、感情を顕にして生きることで、様々な刺激を受ける上に、気分をリフレッシュすることができるから。


ゆえに、自分の感情を顕にすることができるものを持つことは大事なんよね。


もちろん、言葉にしても良いし、自分の趣味に没頭するも良い。


また、カラオケだって良いし、スポーツをすることだって良い。


感情を顕にする方法って意外とたくさんある。


とにかく、自分の中から何かを出すことってすごく大切。


そうやっていると、自ずと感情が顕になるものだから。


今の世の中、情報に溢れ、何もしなければ、自分の中に溜まっていく一方。


溜めるだけでは、自分のリズムを失うもの、バランスを崩すもの。


入れたら出す。


そうやってこそ、エネルギーを循環することができる。


これは、ほとんどのことで言えること。


なのに、多くの人が、自分の中に溜め込み、理性で抑えることに必死になる。


しかも、小さい時から長い間ずっと・・・


すると、感情を顕にすることが苦手になったりする。


なんせ、その機会が圧倒的に少ないから。


ゆえに、自分で機会を作っていくことが必要なんよね。


特に、歳を重ねれば重ねるほどに・・・


だって、そういった機会を誰も用意してくれないから。


とにかく、大人になれば、自分で動いていくしかない。


ただ、動きさえすれば、その人はずっと刺激を受け続けるし、自分の感情を顕にして生きることができる。


もちろん、大きく成長する。


自分が刺激を受けるために実際に動くのか。


自分が感情を顕にして生きていくのか。


どんな選択をするかによって、これからの人生は大きく変わるもの。


どんな選択をするのか、強く意識しなよ。


なんたって、今日の一つの小さな選択が将来の自分に大きな影響を与えているんやから。



サコヤンの独り言

「感情を顕にしていくことで未来が変わる」