自分のことにおいて、白黒ハッキリとつけることはものすごく大事なこと。


だって、中途半端に曖昧なままにしておくと、いつまで経っても抱える問題は解決しないから。


日本人の一つの性質として、「曖昧」ということがよく挙げられる。


必ずしも、白黒ハッキリつけずに、それ自体をぼやかしたままにする。


白黒ハッキリつけないことで、人を思いやる。


いつしか、暗黙の了解としてグレーゾーンができあがっている。


ただ、そんな中で、長年生きているから、そのグレーゾーンをおかしいものとしてとらえていない。


むしろ、当たり前ののようになっている。


ひょっとすると、相手を思いやり、相手の気持ちを察する能力は、日本人は群を抜いているのかもしれない。


でも、そのためか、自分で決断する機会が子供の頃から極端に少ない。


流されるように生きて、なんとかなるし、周りに合わせてなんとかなる。


教育でも、自分の意見を主張することなんてほとんどないし、自分で決断することもほとんどない。


だって、日本の教育のメインは、ペーパーテストだから。


それが現状。


だから、残念ながら、自分の意見を主張することも、自分で決断することも、習わずに身に着けずに大人になってしまう。


長年、様々なことを曖昧なままにする環境に育ち、そういった習慣を身に着けたまま、何かを決断することは、案外、難しかったりする。


なんせ、人は、習慣で生きる動物だから。


身に着けていない習慣は、意識してやらなきゃ、やることさえ難しいもの。


でも、決断して、実際に行動を起こして、白黒ハッキリつけることはものすごく重要。


なんたって、白黒ハッキリつけるからこそ、前に進むことができるんやから。


たとえ、その結果が白であろうと、黒であろうと・・・


白が出たら、それを受け入れて、また前に進めばエェ。


黒が出たら、それを受け入れて、また前に進めばエェ。


答えがハッキリ出ると、前に進めるものなんよね。


それを、答えを出すことが怖くて、白も黒も出さなければ、どちらにもつかずに、中途半端な状態になってしまう。


しかも、何も結果が出ていないから、前に進むことも、諦めることもできやしない。


中途半端な状態が、一番不安定な状態なんよね。


だからこそ、白黒ハッキリと決められないものがあれば、一刻も早く、決めた方がエェ。


中途半端で曖昧な状態で過ごすよりも、どちらかに落ち着いた方がエェ。


白でも黒でもどちらでもエェんやから。


その時は、大きな違いのように感じるけど、長い眼で見るとそないに差はないから。


それに、結果なんて、たった一つだけを見て、すべてが分かるものではない。


積み重ねて初めて、分かるものなんやから。


だから、白黒ハッキリとつけたらエェ。


あれこれ考えることよりも、実際に動いて、白黒ハッキリつけることの方がムチャクチャ重要なことなんやから。


そもそも、どんな結果であろうと、自分に必要な結果なんやで。


そこに、良いも悪いもない。


ただ、今の自分にとって、都合の良い結果と都合の悪い結果を区別しているだけにすぎない。


しかも、その区別の基準が、人に自慢ができるかどうかだったり、体裁が良いかどどうかだったり、ちゃんとした報酬があるかどうかだったりする。


結局は、自分の欲に基づいたもので区別しているだけ。


自分の基準以上であれば、良い結果とし、それを下回ると悪い結果とする。


今まで様々なことを経験し、いつしか、自分の中に基準を設けている。


そして、その基準を絶対と思っている自分がいるんよね。


そのため、この基準によって、自分の行動が制限されてしまっている。


なぜなら、自分の基準を下回りそうなことをはじめから省いてしまうから。


基準を下回るのが嫌で、基準を上回ることだけしかしなくなるから。


変な基準を設け、行動を制限し、より一層、白黒ハッキリとつけられなくなってしまう。


よくよく考えてみると、決断できないような習慣ばかりを身につけてしまっている自分。


それで、決断できることの方がおかしいわな。


ただ、こういう人って案外多いんちゃうかなぁ・・・


なんせ、人任せにする人は多いし、周りに流される人も多いから。


また、決断をするという訓練は、中々やる機会がないから。


日本の風土が、自己主張したり、決断したりするのに向いていないのかもしれないね。


だからといって、身につけないわけにもいかない。


だって、こういった力は、ものすごく重要だから。


中々やる機会がないのなら、自分でその機会を作り、自分で練習していけばエェ。


回数を重ねれば、自己主張することも、決断し白黒ハッキリつけることもできるようになるんやから。


決断することが苦手なのは、決断する機会が少なかっただけなんよね。


曖昧なままにするという環境に甘えていただけなんよね。


それに気づき、決断することを日頃から意識していれば、決断できるもの。


なんたって、人は学び、成長することができるんやから。


決断できるかどうかは、白黒ハッキリつけることができるかどうかは、ものすごく重要な力。


なんせ、これができれば、自分の力で、前に進み続けることができるんやから。


それに、経営者の仕事は「決断すること」という人がいるくらいなんやから。


それほど、重要なことなんよね。


決断したり、白黒つけるということは・・・


ゆえに、今からでも、それを身につけたらエェ。


単に、今までは、学ぶ機会がなかっただけなんやから。


重要な力を身につけ、今以上に大きく羽ばたけばエェ。


それが、自分のタメになるんやから。



サコヤンの独り言

「決断する機会を作っていたら、自ずと、決断できるようになるもの」