備忘録です。

2月11日 病院からの連絡を受けて 私達夫婦 孫たち3人ひ孫で御見舞い。

「ばぁちゃん!ばぁちゃん!」

皆んなで其々話し掛ける。

私 「御義母さん! 退院したら

またひ孫娘と一緒に桜を観に行こうね! 楽しみにしてるんだから

元気に退院して 行こうね。」

義母 「でもなぁ この管が抜けんと帰れんのんじゃ。」

私 「なら 頑張って外れるように元気にならんと。ひ孫娘ちゃんも来てるよ!」

義母 「ひ孫娘ちゃん!ひ孫娘ちゃん! 来てくれたんか! ひ孫娘ちゃん!」 沢山ひ孫娘の名前を呼ぶ。

御義母さん 面会に行った誰よりもひ孫娘が来た事を 喜んだ義母

 母が居ない ひ孫娘ちゃんが可哀そうだと 誰よりも不憫がって

義母なりに 精一杯 ひ孫娘を愛してくれた。

ひ孫娘の父である 私の息子の事も 「三男ちゃん(パパ)!三男ちゃん(パパ)も来てくれたのか!」と

私が 義母をみてきて 1番可愛いがっていたと想う旦那さんの息子よりも ずっと 「三男ちゃん(パパ)!」と呼び続けていて

他の誰かが話し掛けても 三男(パパ)が話し掛けてると思っているみたいで ちょっとびっくりした。 

医師から この状態から良くなる事は無い いつ その時が来るかは解らない いつ来ても おかしくない。と説明され 

あぁ…… 何度も不死鳥の様に家族の元へ帰って来てくれたのに……と

なんとも言えない気持ちになった


2月12日 今日から 日中は息子である旦那さんが付き添ってくれる事に

ヨーグルトやプリンを食べてくれた 水分もしっかり飲めたと聞いて とても嬉しかった

 

旦那さん 毎日通って お昼を介助する

残された日が少ないのなら

親子水入らずで 旦那さんの

思うように過ごして貰いたい

でも 根を詰め過ぎて倒れやしないかと 旦那さんの体調も心配

そんな家族の心

御義母さん 伝わってましたか?


義母 「家に帰りたい 早く連れて帰って火をつけて焼いてくれ!」「旦那!(旦那さんの名前) 早く四角い箱に入れて焼いてくれ!」

一人息子の旦那さんに

なんで 最期に遺す言葉が

こんな 言葉なのかな?

御義母さん 寂し過ぎるよ。


2月16日(金) 容態に余り変化が無く落ち着いているので

家の近くの病院に週明け転院のお話があって 

やっぱり 御義母さんは

不死鳥なんじゃないか?って

思ってしまった。


2月18日(日) 朝 病院より

電話 義母 急変 急いで旦那さんと2人だけで先に病院へ

「転院する時に着せるパジャマ忘れたから 三男(パパ)に持って来て貰う様にライン送って」と

旦那さんに言われ 車中で

三男(パパ)にラインしながら

病院に着いた


病院に着いたら 主治医の先生 御二人が ナースステーションで既に待ってらした。

旦那さんと私に気付いた先生方と

一緒に病室へ

昨日からの御義母さんの容態を

聞いた。

昨日もゼリーを半分食べていたんですよ。落ち着いていて……と

 

義母は 旦那さんを待っていてはくれなかった

私 「御義母さん? 御義母さん?」 

触れた御義母さんは 

まだ 温かかった


三男(パパ)に パジャマでは無くて 義母が生前用意していた

死装束を持って来て貰う様に

頼んだ

義母は 生前の希望通りの装束を

着せてあげる事が出来た

三男(パパ)持って来てくれて

有り難う


2月19日 夕方からお通夜

2月20日 葬儀