人生最後に残す言葉があるとしたら...
明日のご飯、何？
そんな答えが返ってきた
私にとって、ご飯は生きる源
食べることは幸せ
食べれなかった幼少期があったから
食べることに対して
ストレスを感じる時もある
緊張して人と食事ができなかったり
お腹が痛くなったりと
身体はデリケート
そんな私がリラックスして
食べてる時は至福の時
あー、美味しい
食べれるって幸せだなぁって感じる
今は共に食事をする夫がいて
夫は結婚してから私が作るものを
美味しい美味しいと言いながら
いつも食べてくれる
それが私にとって喜びになっている
私が作るものを美味しいと言いながら
食べてくれる人がいること
受け取ってくれていること
夫は私にこんなことを言ってくれる
さわちゃん
料理屋さんで働けるよ！
お店の料理より
俺、さわちゃんの料理の方が美味いし！
私の料理を楽しみにしてくれている1人
私も自分で作る料理を食べながら
美味しいーってなってるw
作ることも私にとって
フローになれる作業で
流れながら作りそれが楽しい
夫が会社に行く時に
いつも聞くセリフがある
今日のご飯、何？と
ご飯を楽しみにしながら
帰ってくる
今日は夫の誕生日
誕生日だから
何食べたい？と聞いた
えっ？
いつも通りでいいよ
誕生日だからって、特別じゃなくていい
あっ、魚をバターで焼いたやつ
そう答えた夫
夫は誕生日とか記念日とか
特別を重要視しない
特別を作るとそれ以外が
何かつまんなくなる
それより、毎日の何気ない
幸せを重要視する
誰と何を食べるか
誰と何をするか
誰と何を感じるか
この誰かが1番大事だよね
俺はさわちゃんと過ごす
日常生活を大事にしてるから
だから、誕生日は特別にしなくていいよ
と言いながら会社へ行った
私も普通通りのメニュー作り
白身魚のムニエル
マッシュポテト
おにぎり
煮込みハンバーグ
いつも通り、美味しいと言いながら
食べてくれる
数日前に夫に聞いた
もしも、今日が最後の日としたら
私に残すメッセージは何？
返ってきた言葉は
明日のご飯、何？
私が予想していた
今までありがとう
愛してる
幸せだった
そんな言葉をはるかに超えた言葉が
そこにあった
私のご飯を最後の日にも楽しみにしている
私の愛を受けとろうとしてくれている夫に
何だかウルウルしてしまった
いつもありがとう
人生最後の日もいつもと変わらぬ
日常を過ごすこと
ただ、ゆるりとすぎていく時間さえも
愛おしいな
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