・ 「傾城阿波の鳴門」では、口を一人で語られましたが、本公演では何度目ですか、初めてですか
初めてなんです!!
御簾の中でやらせていただいています。
・ 一人で語るのは難しいですか、どのようなことに気を使いますか
難しいです。。
本当に自分の実力のなさや稚拙さを実感します。
すべてに神経を使ってるつもりでも、全然さまにならなくて、まだまだ勉強しなきゃと改めて思っています。
・ 三味線の鶴澤清公さんと一緒に語ることが多いのですか、三味線の相方は決まっているのですか、どのように決まるのですか
ぼくたちのような若手はまだまだ相三味線の方などは決まってないのです。
その演目ごとにケースバイケースです。
・ 「冥途の飛脚」では、道行を何人かで語られましたが、一人で語るのとは違う難しさがありますか
道行のツレで先輩方と語らせていただいている時は、お手本がお隣にいる状態で舞台をやらせていただくことができるのです。
反対に、ひとりで語るということは、舞台すべての責任が自分ということになります。