遠き山に日は落ちて | 后バー有楽のブログ(さきバーうらく)

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交通会館地下1Fにある日本酒バーの日替わり女将が日々をつづります。

お疲れ様です。
月曜日女将のメグミです。

本日も御来店、有難う御座いました。

今日は金木犀の香りが匂いたつ
気持ちの好い秋晴れでしたね。

近頃、しみじみ
思うようになったのですが
秋って良いですよね。

子供の頃は夏休みがあったので
夏が一番、好きだったのですが
大人になると暑さが・・・
冬は冬で寒さが・・・
春は春で花粉が・・・
なんて、ダラケきった理由で
他の季節のネガ条件が増え
結果、秋の過ごし易さが
つい、きわだってしまう この頃です・・・。

収穫の秋
美味しいものも、たくさんで
美味しい ひやおろしに合わせたりしたら
幸せな秋このうえない訳です。

今夜の美味しい隠し酒達は、コチラ↓


・・・一時的に「七田」が
充実しております。
↑右から
「天山 スパークリング」
「七田 純米吟醸」
「七田 ひやおろし 雄町」
「七田 愛山」
「七田 焼酎」

更に更に

↑右から
新潟県「真野鶴」
兵庫県「龍力」などなど。

勿論、まだまだ「鶴齢フェア」!
10/5まで、やってますので

引き続き「鶴齢」のラインナップは
神のような一揃えです。

今、この機会に是非
御賞味下さい。


ところで
日本酒が好きな人なら
「わじょうりょうしゅ」って言葉
聞いた事あるかなと思います。
酒飯店さんや飲食店さんとかで
額縁に入って飾られてたりもするけど

私はその昔
漫画「夏子の酒」で
読んだのが初めてでした。

「和醸良酒」

この言葉には
そのお酒を造る人達の和が良酒を醸す
と云う意味と
良酒は、それを呑む人達の和を醸す
と云う二通りの意味が
こめられているそうです。

どんなに過酷な環境下にも
和がある事で素晴らしい実りが生まれ

そんな素晴らしい実りは
口にする人達を心から充足させるような
和をもたらす

とのこと。

じわっと
染み入るような良い言葉ですね。


♪遠き山に 日は落ちて
星は空を 散りばめぬ

今日のわざを 成し終えて
心 軽く 安らえば

風は涼し この夕べ

いざや 楽しき まどいせん
まどいせん♪

「まどいせん」って意味が
私は昔、分からなかったのですが
「円居せん」と書くそうで
要は皆で
円になって座を囲み団欒しよう
って事なんだそうですね。


聖徳太子が触れたとされる
「和をもって貴しとなす」と云う言葉
にも通じるところが、あるのでしょうか。

互いに和らぎ
睦まじく話し合えば
私心ではなく
誠の道理に沿って
いつか通じ合えるものであると。


いずれにしろ
八方を海に囲まれた島国である
日本には「和」を根幹とする以外
生き残る術が無いように思えます。




自然からの警鐘を
受け続ける毎日の中
常々、思うのは
人間は、いざとなれば
成す術もなく無力な存在であること

自然への畏怖と敬意
そして何よりも感謝を忘れては
いけないことだと思います。

言うは易く行うは難し・・・。

ちゃらんぽらんに
呑んでばかりの私には
呑んでる席で
注意してくれる友達が
最良の薬です。


良酒は良縁を生み
良友を与えてくれます。

しからば
良友とも悪友とも
ひとまず盃を傾けて
まどいせん と

素晴らしいお酒と御縁と友に
感謝を込めて・・・。


「后バー有楽(さきばーうらく)」
Tel0332161610

御拝読、有難う御座いました。


そういえば
当店のカウンターは半円形で
円居するのにピッタリです。
心、軽く安らげる場所として
明日も皆様の御来店をお待ちしております。