(続きです)
「箱庭療法」で、少し自分をつかめた私。
家でも、何か似たようなことができないかな?と考え、
たどり着いたのが、「絵画療法」でした。
必要なのは、紙と色鉛筆やクレヨンだけ。
これなら、100円均一でそろえられます。
絵画療法は、文字通り、絵を描いていくのですが、
描く絵は、2通りあります。
(1)木や海など、テーマを決めたもの
(2)自由に、何のテーマも決めないもの
どちらにしても、思うがままに描いていき、
できあがったものを見て、自分の気持ちを分析します。
たとえば、私は、真っ赤な色鉛筆で、
人間がぐちゃぐちゃになった絵を描いたことがありました。
そんな時、まず、「これは何か?」ということを考えます。
それに対し、私が浮かんだのは、
(1)人であること
(2)有刺鉄線でぐるぐる巻きにされていること
(3)同時に、刃物のようなもので切り刻まれていること
でした。
「では、この人は誰なんだろう?」
そう思いました。
考えていくと、まぎれもなく、自分自身でした。
そこで、また問いかけていきます。
「今、この人間(自分)は、どう感じている?」
→痛い。抜け出したいと思っている。
「なぜ、こんな状態になっているの?」
→私が悪い子だから
「本当はどうなりたい?」
→鉄線を外して、傷を手当てして、抱きしめてほしい。
答えていくうちに、自分の中に合った、本当の心が見えてきました。
今回の例は、すごくわかりやすい例ですが、
木や海を描いた中から、「なぜここにこれがいるのかな?」
と思うものと出会うこともありますし、深層心理が見えてきます。
何も浮かばない時は、
「この絵の中の、何か気になることはない?」
と、自分に問いかけてみてもいいと思います。
そこから、自分では気づかなかった面が見えてきます。
描くだけで、意外と、すっきりしてしまう場合もあるので、
「分析しなきゃ」と思わずに、
生きづらさ、苦しみを感じた時、
ただ絵を描いて、心を解放してあげるだけでも変わってきますよ♪

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