絵から見つける「本当の心」 | 「ひとりぼっち」のあなたへ

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NHK福祉番組出演、各地講演、生きづらさ書籍執筆――

幼少期の傷、自殺未遂、DV、依存…心の病サバイバー、咲セリが伝授する
生きづらい人生が「しあわせ」に変わる100の習慣と生の体験談
(「周りの人ができること」アドバイス付き)

(続きです)



「箱庭療法」で、少し自分をつかめた私。


家でも、何か似たようなことができないかな?と考え、
たどり着いたのが、「絵画療法」でした。


必要なのは、紙と色鉛筆やクレヨンだけ。

これなら、100円均一でそろえられます。




絵画療法は、文字通り、絵を描いていくのですが、
描く絵は、2通りあります。


(1)木や海など、テーマを決めたもの


(2)自由に、何のテーマも決めないもの




どちらにしても、思うがままに描いていき、
できあがったものを見て、自分の気持ちを分析します。



たとえば、私は、真っ赤な色鉛筆で、
人間がぐちゃぐちゃになった絵を描いたことがありました。


そんな時、まず、「これは何か?」ということを考えます。




それに対し、私が浮かんだのは、


(1)人であること


(2)有刺鉄線でぐるぐる巻きにされていること


(3)同時に、刃物のようなもので切り刻まれていること


でした。




「では、この人は誰なんだろう?」


そう思いました。




考えていくと、まぎれもなく、自分自身でした。




そこで、また問いかけていきます。



「今、この人間(自分)は、どう感じている?」


→痛い。抜け出したいと思っている。



「なぜ、こんな状態になっているの?」


→私が悪い子だから



「本当はどうなりたい?」


→鉄線を外して、傷を手当てして、抱きしめてほしい。




答えていくうちに、自分の中に合った、本当の心が見えてきました。



今回の例は、すごくわかりやすい例ですが、
木や海を描いた中から、「なぜここにこれがいるのかな?」
と思うものと出会うこともありますし、深層心理が見えてきます。




何も浮かばない時は、


「この絵の中の、何か気になることはない?」


と、自分に問いかけてみてもいいと思います。




そこから、自分では気づかなかった面が見えてきます。




描くだけで、意外と、すっきりしてしまう場合もあるので、
「分析しなきゃ」と思わずに、
生きづらさ、苦しみを感じた時、
ただ絵を描いて、心を解放してあげるだけでも変わってきますよ♪







 

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