(前回 からのつづき)
人は、ものごとに出会った時、
実は、誰にでも、特有のくせを持っています。
たとえば、子どもの頃から、
親に可愛がられていた子がいたとしましょう。
そういう子は、「ちょっと来て」と言われても、
何の心配もしません。
怒られるはずもない。
何かうれしい報告があるのかなと想像できるほどです。
だけど、子どもの頃に肯定を受けずに育つと、
その「ちょっと来て」という言葉に、
これ以上ないネガティブな想像をふくらませます。
「何か叱られるようなことをやってしまっただろうか」
「私はなんてだめなんだ」
「もうここにはいられない」
妄想はどんどんエスカレートして、
本当はそんなことはなかったのに、悲観的な渦に飲み込まれてしまうのです。
そこで、登場するのが「認知療法」です。
これでは、自分がショックを受けたり、
過剰な反応に陥ったと気づいたら、
紙とペンをとり、まずは、きっかけとなったできごとを書いてみます。
【きっかけ】
→友人からのメールが1日こなかった
次に、そのことで、あなたはどんな反応をしてしまったでしょうか。
【反応】
→嫌われたと思った。謝罪メーを何通も出した。
次に、その時、自動的にわきあがった思考を書きます。
【自動思考】
→また私はひとりぼっちになる。一生友だちなんてできない。
ここまで書いていくと、少しずつ見えてきたかと思います。
起こっているできごとは、当人にとっては大変なことだけど、
「きっかけ」を見る限り、その後の行動は極端かもしれませんね。
次は、ここまでの書き込みを見たうえで、もっと合理的な見方はできなかったか考えます。
【合理的思考】
→友人も忙しかったのかもしれない。
最後に、その後、どうなったかを記しておきましょう。
【その後】
→3日後に風邪をひいていたと返事があった。もとどおり仲良くしている。
書き続けていくと、
しだいに、自分が怒ったりショックを受けたり取り乱したりするときには、
一定のパターンがあることに気づきます。
すると、もしまた同じようにカッとなった時、
「これは、あのパターンだな」と冷静になることができるのです。
また、このノートのいいところは、もうひとつ。
もしトラブルや不快なできごとが起こっても、それを「悪いこと」で終わらせず、
今後の教材として役立てていけるということです。
「生きづらさ」を「しあわせ」に変える習慣15 認知ノートをつけて、自分だけの教科書を持つ習慣をもちましょう♪ |
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【お返事】
いつも、コメント、メッセージ、人気ブログランキング ボタンのポチっと、ありがとうございます!
ピヨポンさん、ありがとうございます。そんなふうに言ってもらえて安心します♪
私もこうしてつながれるのが喜びなので、これからもよろしくです。
つばささん、落ちていたんですね、つらかったですね。
きっと、つばささんがまた元気になれるように、心がバランスをとろうとしてくれているんですね。
にゃん吉さん、初コメントうれしいです。NHKの番組も見て下さったんですね。
おすすめの本やDVD、探してみますね♪
おたまじゃくしさん、時間通りに来ないと、精神の安定を損なわされますよね。
でもそうやってご自身を冷静に分析されていてすごいです。
アキニャンさん、かわいい猫柄のノート、いいなあ♪
この認知ノートは一生ものにできるので、どこでも持ち歩いて試してみてくださいね。