トラブルはやがて教本になる | 「ひとりぼっち」のあなたへ

「ひとりぼっち」のあなたへ

NHK福祉番組出演、各地講演、生きづらさ書籍執筆――

幼少期の傷、自殺未遂、DV、依存…心の病サバイバー、咲セリが伝授する
生きづらい人生が「しあわせ」に変わる100の習慣と生の体験談
(「周りの人ができること」アドバイス付き)

前回 からのつづき)


人は、ものごとに出会った時、

実は、誰にでも、特有のくせを持っています。


たとえば、子どもの頃から、

親に可愛がられていた子がいたとしましょう。


そういう子は、「ちょっと来て」と言われても、

何の心配もしません。

怒られるはずもない。

何かうれしい報告があるのかなと想像できるほどです。


だけど、子どもの頃に肯定を受けずに育つと、

その「ちょっと来て」という言葉に、

これ以上ないネガティブな想像をふくらませます。


「何か叱られるようなことをやってしまっただろうか」

「私はなんてだめなんだ」

「もうここにはいられない」


妄想はどんどんエスカレートして、

本当はそんなことはなかったのに、悲観的な渦に飲み込まれてしまうのです。



そこで、登場するのが「認知療法」です。

これでは、自分がショックを受けたり、

過剰な反応に陥ったと気づいたら、

紙とペンをとり、まずは、きっかけとなったできごとを書いてみます。


【きっかけ】 

 →友人からのメールが1日こなかった


次に、そのことで、あなたはどんな反応をしてしまったでしょうか。


【反応】

 →嫌われたと思った。謝罪メーを何通も出した。


次に、その時、自動的にわきあがった思考を書きます。


【自動思考】

 →また私はひとりぼっちになる。一生友だちなんてできない。



ここまで書いていくと、少しずつ見えてきたかと思います。

起こっているできごとは、当人にとっては大変なことだけど、

「きっかけ」を見る限り、その後の行動は極端かもしれませんね。



次は、ここまでの書き込みを見たうえで、もっと合理的な見方はできなかったか考えます。


【合理的思考】

 →友人も忙しかったのかもしれない。


最後に、その後、どうなったかを記しておきましょう。


【その後】

 →3日後に風邪をひいていたと返事があった。もとどおり仲良くしている。



書き続けていくと、

しだいに、自分が怒ったりショックを受けたり取り乱したりするときには、

一定のパターンがあることに気づきます。


すると、もしまた同じようにカッとなった時、

「これは、あのパターンだな」と冷静になることができるのです。


また、このノートのいいところは、もうひとつ。


もしトラブルや不快なできごとが起こっても、それを「悪いこと」で終わらせず、

今後の教材として役立てていけるということです。

「生きづらさ」を「しあわせ」に変える習慣15
つい過剰な反応ばかりして苦しんでいる人は、

認知ノートをつけて、自分だけの教科書を持つ習慣をもちましょう♪












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【お返事】


いつも、コメント、メッセージ、人気ブログランキング ボタンのポチっと、ありがとうございます!

ピヨポンさん、ありがとうございます。そんなふうに言ってもらえて安心します♪

私もこうしてつながれるのが喜びなので、これからもよろしくです。

つばささん、落ちていたんですね、つらかったですね。

きっと、つばささんがまた元気になれるように、心がバランスをとろうとしてくれているんですね。

にゃん吉さん、初コメントうれしいです。NHKの番組も見て下さったんですね。

おすすめの本やDVD、探してみますね♪

おたまじゃくしさん、時間通りに来ないと、精神の安定を損なわされますよね。

でもそうやってご自身を冷静に分析されていてすごいです。

アキニャンさん、かわいい猫柄のノート、いいなあ♪

この認知ノートは一生ものにできるので、どこでも持ち歩いて試してみてくださいね。