先週の「音故知新」です![]()
小野リサ
「Essência」(’09)
ブラジル生まれの日本人、小野リサの9枚目のアルバム
Antonio Carlos Jobimの「Red Blouse」のスキャットから、ブラジルの男性ギタリスト, シンガーToninho Hortaとのデュエット曲、表題曲の「Essência」はポルトガル語とThe Boomの宮沢和史による日本語詩バージョン「シ・ア・ワ・セ」などなど収録の全12曲。
日本人でボサノバといえばな小野リサですが、この盤はボサノバ色が若干薄い感もある。
・小野リサ / Non-Stop to Brazil
Units
「Digital Stimulation」(’80)
荒削りでパワフル、ニューウェーブでエレクトリック・パンク ![]()
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てっきり英?欧?と思っていたらサンフランシスコのバンドで、’78にScott Ryserを中心に当初7人で結成し’79にデビュー。
デビュー時には既に4人に減り、この盤の頃にはScottの嫁になるRachel Webberも加入するなどメンバーチェンジを繰り返しながら、’84には解散。
’83のミニ・アルバム「New Way to move」はBill Nelsonのプロデュース。
・Units / High Pressure Days
高橋幸宏
「ノイギーア ~海と風の鼓動~ - Original Soundtrack」(’23)
‘93のスーパーファミコン用アクションRPG「「ノイギーア ~海と風の鼓動~」のゲーム音楽。
作曲は幸宏さん ![]()
こんなんやってるとは知りませんでした。
スーファミ持ってましたが、’93当時そんなにゲームやるような年齢でもなかったし…、いやその後にまたプレステ買ったか ![]()
幸宏さんの追悼なのか、亡くなられた’23に突然のリリース ![]()
幸宏さんの作曲データを音楽チームが忠実にゲームデータとして移植したとのことで、幸宏さんがやってると先入観を持って聴くとリズムにこだわってる?と思ったりもするも、残念ながらやはりゲーム音楽の域は出ないのか...。
・高橋幸宏 / ノイギーア ~海と風の鼓動~ - Original Soundtrack
KRAFTman
「Short Circuit - The Singles」(’25)
時々取り上げているご存知ニセKraftwerkのKRAFTman。
演者Gary HunterがKraftwerk好きなのはもちろんのこと、こんなの聴いてる人もほぼほぼKraftwerkファンでしょう。
’20.4月に逝去されたFlorian Schneiderを忍んで同年にリリースした「Florian」で幕を開ける、最近5年間にリリースしたシングル17曲。(未発表曲を含む)
平成~令和の世では牧歌的とも言えるシンセの音色や旋律、演者, リスナーで作り上げるKraftwerk愛溢れる温かい空間 ![]()
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・KRAFTman / Bundesautobahn 52
今回のお気に入りは ![]()
Various Artists
「Experimental Music of Japan 1957-1967」(’68)
ビクターがリリースした「今日の音楽シリーズ」の第3弾。
’54に日本で初めてNHKに創設された電子音楽スタジオ(’99に閉鎖)で製作された楽曲集。
坂本教授との共演歴もある高橋悠治や、Karlheinz Stockhausenもこのスタジオを使用しています。
黛敏郎, 諸井誠, 武満徹, 湯浅譲二, 一柳慧, 石井眞木の曲を6曲収録。
電子楽器, 電子音でどんなことができるか模索していた時代の産物、日本の電子音楽の歴史を記録する盤。
黛敏郎も「題名のない音楽会」の司会で有名かと思いますが、こんなこともやってたんですねな実験的な音。
武満徹や一柳慧の何か和を感じさせる世界がいい。
昔にブックオフで多分¥300ぐらいで購入したアナログ盤ですが、今はそんな値段じゃ買えないんでしょうね。
・武満徹 / Sky, Horse and Death (Concrete-Music)
・一柳慧 / Situation (for Biwa, Koto, Violin, Double Bass, Piano and Multiplier)
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