ジャガイモの茎が倒れはじめた6月の終わりごろから、ジャガイモを掘り始めました。

我が家で食べる分だけですから、毎回一株か二株ずつです。

新じゃがはふかして(我が家は電子レンジで・チンですが)食べるのが一番ですね。


2日おきぐらいに掘ってゆくわけですが、面白いことに掘るたびに明らかにいもが大きくなるんですね。


当然といえば当然ですが、ふと気がついたことは葉が青々と元気な時より、茎が倒れて葉が枯れ始めた時の方が、いもの大きくなるスピードが早いのです


茎や葉が元気な内に引っこ抜いて、その株を放っておいても水分が蒸発して枯れるだけで、その形は残ります。

ところが、まだ掘らない株は、茎が倒れ、葉が枯れ始めると、数日の内に、茂っていたときの様子からは想像ができないくらい、茎はやせ細った枯れ枝になり、葉は影も形も見えなくなってしまうのです。


ずっと不思議に思っていたのですが、掘るたびのいもの太り具合とあわせて考えると、ジャガイモは葉や茎に蓄えていた栄養分を、最後は全部いものほうへ移してしまうのではないかと思うようになりました。


このことに気がついて、外の野菜を観察をしていると、玉葱でもよく似た現象が起こるのですね。

葉が青々と元気な内はなかなか太らないのですが、葉が倒れ始めると急に太りだし、葉は小さく縮んでしまいます。

やはり最後は葉の栄養分を全部玉葱に移しているのではないかと思うのです。


この仮説が正しいかどうかは試してみないと分かりませんが、ジャガイモは地下茎が変化したもの、玉葱は葉の肥大したものということとあわせて考えると、かなり正しいのではないかと思っています。


これはサツマイモやサトイモでは見られない現象です。


同じような経験をされた方はおられるでしょうか?