ジャーン

4着目となる衣装が完成

　今回、ジョーゼットのチュニック衣装を作ろうかな？とも考えた。

　が、ロックミシンとか細かな調整出来るミシンが無い私には、ジョーゼットの扱いは難しい。

　色々悩んで迷って、膝上丈くらいのスカートの衣装にする事にした。

　上身頃のサイズは1着目と変わらない。

　けど、今回クラチュチュじゃないので、ヨーク部分を上身頃と一体化した型紙にしてみた。

　スカート部分は、ロマンチュのようにふわふわにするのではなく、パンツに2枚ソフトチュールを付け、オーバースカートにジョーゼットを付ける。チュールはギャザーたたみするけど、ジョーゼットはサーキュラー裁断して、ウエストをすっきりさせるようにしてみた。

　そうして出来たのが、この赤い衣装です

　ディアナに使えるかな？

　って言うのもあるけど

　スケジャパにも使えるかな？

　そう思って作った。

　もの好き、おバカ

　自分でもそう思うけどさ、

　バレエ大好きだし、衣装どうなってるのかな?自分の体のサイズはどうだろうか?

　そういう関心や、興味が、私の衣装作りの原動力

　バレエ習う前、裁縫なんて大っ嫌い。大の苦手。学校の家庭科なんていつもギリギリクリア。

　ボタンつけも、スカートの上げの直しとかも、嫌で嫌で。

　そんな私が衣装作るんだから、笑っちゃう。

　チュールたたみも、1着目はたたんでは仮縫い、たたんでは仮縫い、終わらないんじゃない?っていうくらい大変だった。2着目はマチ針作戦。ありったけのマチ針で留めて縫う、又マチ針留める、縫う。コレも大変だった。

　3着目はソフトチュールだったから、ゆるミシン2本かけて引っ張ってギャザー寄せるをやってみた。チュールは引っかかる。上手くいかない。均一なギャザーにならなかった。

　今回は秘密兵器登場！フォーク。まぁこれでたたむと早い早い。楽しくチュールたたみ出来た。

　パンツの作り方もレオタードから型おこし。

　胸のカーブの縫い方、縫い代の調整。学校で教わる王道じゃない実用的やり方を少しずつ学んだり、発見したり。

　そして衣装作りするとね、本物のお衣装を借りた時の気持ちが変わる

　1着の衣装がどれほど手がかかるか、生地だけで幾らかかるか、それがわかるから大切にしようと思うし、そのサイズの衣装が一番美しく見える体型もわかるから、必要以上のダイエットも考えないからストレスもない。

　バレエは総合芸術

　ただレッスンして技術磨いても、そこまで。

　生きたバレエ、演じるバレエをしたかったら、衣装や音楽や文化や歴史を学ぶ。他人と話をしてる時の自分がどんな見え方してるか想像してみる。

　勉強の場は沢山あるんだよ。

　それが一つ上の表現になると私は思う。

　まっ、私の場合プロになる訳じゃないから無用ちゃ無用だが、技術が下手な分をカバーする助けにはなってるんじゃないかな？

　こんな努力がねー、バレエじゃなんともないけど、スケートでは評価されるのだわ。

　衣装手作り？滑る時の所作美しいね。体のラインが美しく見えるね。そんな風にね。

　面白そう、やってみよう！

　それって凄いパワーだねー

　人を成長させる原動力は興味と関心。得意かどうかなんて関係ないさ

衣装作りから学ぶ事