生まれつきの骨盤の変形、股関節のズレ。

 勿論、それ故の痛みもある

 が、

 今、私が抱えてる痛みの元凶は反り腰(骨盤前傾)からくる、腸腰筋の強張り。と私は理解した


 猫背の人って骨盤後傾で、胸椎上部前傾する。

 私もそう思っていた。

 違うんだなー。


 反り腰悪化の始まり。それは小学5年の時、いきなり1年で15㌢身長が伸びたこと。

 学校の机や椅子が体に合わない。上半身を前に倒して鼠径部をギュッと縮めて座る、椅子が低いから常に膝が座面から浮いている。

 その上バランスの変わった体に気づかないから今まで通り逆立したり跳んだり。ある日跳び箱で逆立跳びをしようとして、見事に失敗。マットのない床に落ちて左足首にヒビが入った。1ヶ月右足ケンケン生活。そりゃ体歪むよ。


 そのまま中学へ、小学時代と同じ感覚で部活で平均台だろうがへっちゃら。が、ロンダートで失敗1m位の高さの平均台から転落。腰を床に打って腰椎4番目の突起にヒビが入った。

 今なら大変だろね。昭和の時代それでも歩いて毎日学校へ行った。ママの車送迎なんかない。祖父がカバンだけチャリで運んでくれた。

 あのケガ以来ずっと腰が痛い。机には肘をついて体を支えながら授業を受ける。寝る時はうつ伏せカエル足で寝てきた。


 もうね

 そりゃ股関節屈曲し過ぎやろ!

 結果立つ時も、骨盤前傾して背中を平らにする、これだと顔が下を向くから正面を見る為に顎を持ち上げ肩を上げて顔を前にだす。 

 まさにカオナシ!姿勢


 若いうちは腰の痛みだけだった。40代、少しずつアチコチ硬くなる。腰、背中、腸腰筋ガチガチ!痛みが襲う


 バレエ始めて先生に何度も、反り腰を注意された。

 自分では猫背だと思ってるから、骨盤立てて!と言われると益々反り腰になる。先生私にだけ尻尾下!って注意するようになった。

 少しずつ少しずつ

 骨盤をニュートラルにする、背中のカーブを作る、肩甲骨下ろして首を立てる。

 姿勢の改善をしてきた。

 おかげで真っ先に腰痛がすっかりなくなった。

 

 10年かかって腰の痛みも、背中や肩の痛みもラクになって真っ直ぐ立てるようになってきた

 

 喜ぶ先にガーンと、股関節の痛みが襲った。当初は腰とは別問題って考えてた股関節痛、いやいや腸腰筋!だよ

 今、私の股関節の痛みの元凶

 腸腰筋だけじゃない。梨状筋、大腿腸骨靭帯、内転筋もガチガチで1つずつ源ちゃん先生治療してくれてきたし、ケアもしてきた。

 でも一番の問題児は腸腰筋

 源ちゃん先生の治療と合わせて、腸腰筋の硬さを取るセルフケアをしている。筋トレじゃない。まずは緩める。

 動けば痛いし、まだ筋力は低いから体を支えきれない。でも、付け根周辺の突っ張り感は減った。何しろ、仰向けで脚真っ直ぐ伸ばして寝られるのよ。


 更に驚きの発見

 足指も、足首も、膝も全てにアプローチが必要と言う事

 今考えたら、バレエ始めた頃ちゃんと左軸にのれない状態で練習増やしたからシンスプリントになったり、左が抜けて転倒したり、膝の側副靭帯に痛みでたりしたんだろね。

 長年ペラペラ足故、靴の中で足が滑る、それを防ぐ為に親指で靴を掴むように履く小指が浮く。足首が内側に倒れる。膝も内側に入る。土台が傾けば股関節には更に負担だよね。

 

 最近、ちょっと膝に冷えを感じてサポーターをしてみた。ナゼかわからないけど、膝が少し安定したら、股関節痛くないというか、歩きやすいの。びっくりよ。


 思春期、成長期特有の体のバランスの崩れから始まった、歪みと痛みのスパイラル。

 それが更年期に、パワーアップして痛みをもたらす。

 昔には戻れないから、せめて今、捻れを解きながら、少しでもニュートラルな体になるように頑張ろうっと。

 しかし、長い戦いだなあ

 源ちゃん先生のところにくる若いアスリートを見ながら、君たちは恵まれてるよ、それをちゃんと受け止めてニュートラルな体でスポーツを頑張ってほしいな。って思う。

 私みたいに10代の故障をずーっと抱えながら人生を送ってほしくないもの。