我が家は貧乏だ。

 子供がいないから、夫婦二人なら贅沢しなけりゃ暮らせるけど。毎年確定申告書出しながら、その所得の低さに笑ってしまう。

 まっ、結婚当初、旦那が失業して日雇いバイトで凌いでいて、生活保護の方が収入いいよね?っていう頃よりはいいけどね。

 そんな貧乏な奴が、お金ないけど幸せよ。って言っても痩せ我慢にしか聞こえないが、幸せなのさ。


 先日、治療しながら、スーパーお金持ちの方の話題になった。

 世の中上には上がいる

 億ションを買い、外国の高級車を乗り回し、高い外食三昧。らしい

 私は、話を聞いてすごいな!とは思う。思うんだけどいいなとは思わないんだわ。


 私の学生時代も、とんでもないお金持ちの良家の同級生が何人かいた。私とは雲泥の差の同級生だけど仲良くお付き合いしてくれた。

 その人達は、着てる服も品質はいいのだがブランドでもなく普通、お弁当も普通だった。差入ってポテチの袋ぶら下げてたまり場に現れたり、ノート貸してくれたお礼にってジュース買ってきてくれたり。本当にこれ見よがしな感じがない。真のお金持ちって違う!そう思ったもんだ


 そりゃ宝くじでも当たって、埋蔵金でも掘り当てて、お金持ちになったら、いいだろなあ。と思う事もあるけれど、所詮生まれながらの貧乏人、大金手にしても使い方がわからぬ。

 しかもお金なんかあると、お金目当てのヘンな人が寄ってくる。危ない危ない。


 1ヶ月のお小遣いを、どう使おうかな?これ買いたいからちょっと貯金しようかな?たまの贅沢に誕生日や記念日に湯治に行ったり、1週間に一度のご褒美ランチ外食したり。限りある中でやりくりするから、ささやかな贅沢が贅沢だなぁって感じて特別感あったりするんだろね。

 それで十分楽しいよ

 スタバの春限定メニュー、食べながら、わあー、桜模様のナフキンキレイ。ああ~幸せ〜って
 スタバに寄れるようになったもんね。結婚当初コンビニの駐車場で待ちあわせしてもジュースさえ買えなかった。
 
 小さな幸せを、幸せって感じられる感性をいつまでも持っていたいな。

 髪の毛のニオイを嗅ぎながら
 臭いね。って
 笑いあったり
 くだらないの中に愛が
 人は笑うように生きる
 
 お源さんのこの歌、大好き。
 幸せってこんなもんだよ
 生きてるだけで幸せさ