今日は月イチ師匠のお稽古。今年のお稽古は今日で終わり。 

 ケガでお休みがあったり、仕事で行けなかったり。全て行けた訳じゃない。

 段々と師匠のお稽古も貴重になってきたし出来るだけ行きたいんだけどね〜


 私にとって師匠はとてもとても厳しい存在。高校生の時からとにかく沢山注意されてきた。

 それは書道に関してもだが、挨拶の仕方、手紙の書き方、話の仕方聞き方、色々色々。

 おかげで今の自分があると思っている。

 そんな師匠が最近優しいのだ。

 歳取ったのかな?

 これ以上は伸びないって諦められたかな?

 うーん?


 でも、他のおば様達には厳しいというか、ちょっと皮肉めいた辛辣な事言うから、歳で丸くなった訳じゃなさそうだな。


 お稽古の前日

 ポストに師匠の手紙が届いた。

 げっ!なんかしたか?

 恐る恐る開封した

 そこに書いてあったのは、お叱りでもダメ出しでもなく、めちゃくちゃ温かい言葉だった。

 私がここ数年、取り組んでいる練習や、考え方を、間違ってないよ、それを自分のものに取り入れて消化できるか、その中での葛藤だから、今は上手くいかないのも当然だ。諦めず続けなさい。と

 最後に、毎回見るのを楽しみにしてきたが、今月の作品楽しみにしている。と


 え~っ!私の作品を楽しみにしているだと!マジか?

 もう、これ以上無理って作品制作終了した直後の手紙。

 あと数時間ある、書くべきなのかなあ?いや~、そんな簡単に変わらないよ。

 練習は試みた。が勿論撃沈。

 いささか、気落ちしながらお稽古に向かった


 今年、最終的に残った作品がこれ。
 前回までの保存作品とこれともう一つ5作品に絞って師匠は何巡か作品の前をまわった後、ちょっと考えて、
 今までの殻を破ろうと変化途中の作品か、地味ながら安定した作品か、迷うところだが、何回か見ていくうちに響いてくるのはこれだな。と
 そしてこんな精神で生きられたら、いいが、なかなか難しいな。と。
 いや~、師匠、悟れないから汚れた人間ですよ。もがいて、あがいて、それでもなんとか生きてる。超越した不染汚な人はあの世ですって。と言いたくなった。

 これ昨夜、モヤモヤと気になって書いて、あぁもう時間切れ!ってとりあえずカバンに入れた2作の内の一つ。
 悪あがき効いた!

 師匠が楽しみにしてくれたような作品になったかは疑問だけど、ずっと迷いながら、出来ない!って書き損じばかり重ねながら、でも練習してきた姿をわかってくれてた師匠。
 なんか今日の作品選びは、納得だった。

 今年もありがとうございました。来年も又よろしくご指導お願いします。