日本ダービー【東京優駿】、出走全馬事前情報?(2) | さかなくんのパカパカ日記
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『談話室「さかなくん&ブサ雄」』の競馬版です。競馬に関する話を主に書いています。

引き続きまして、今日東京競馬場で行われます日本ダービーに出走する全馬の情報(10番以降)です。



10 ナカヤマナイト・・・・イン有利の開幕週において、直線を向いて外へ。皐月賞での騎乗には疑問の声も挙がるが、これには明確な理由がある。「滑る馬場を気にして背中が伸び切っていた」とレース後の鞍上ヨシトミ(柴田善臣騎手)。「そのまま馬場の悪いところを通らせるより、状態の良いところなら…」という判断であの策に出たという。結果、外も馬場が渋っていて伸び切れなかったが、「あれで離されず最後まで粘ったのは収穫。あの競馬はきっと次に繋がる」と、ダービーへの手応えを掴んでいたそうだ。「レース後のダメージを心配したけど、バリバリ飼い葉を食べて引き続き元気一杯。前走が力負けと思っていないし、巻き返せるだけの態勢にあります」と力の入る今回。ベタ爪で前走同様に道悪の不安は付きまとうものの、ココに懸ける意気込みは出走メンバーの中でも上位。最終ジャッジは当日の馬場状態次第ということになるが、有力の一角として違いない存在。

11 デボネア・・・・ある意味で、今年のダービーの話題を最も集めたと言っても過言ではないこの馬。鞍上デットーリ、馬主(シェイクド・モハメド殿下)来場といった話題については、あらためてココで触れる必要もあるまい。あくまで、この馬の主戦である佐藤哲三騎手、そして陣営から聞いた話をまとめておく。まず、当然のことながらダービーでの騎乗を楽しみにしていた佐藤騎手にとっては、青天の霹靂とも言える乗り替わり。決定直後は「この世界だからしょうがないけど…」とかなり悔しさを露にしていたそうだが、この中間はスパッと切り替えて渾身の仕上げに尽力。「状態はイイ。パワータイプだから雨が降るのは絶対にプラス。とにかく雨馬場ならモノ凄く有利になる」と好感触を伝えてくれた。一方の陣営も、この中間はこれまでの坂路主体の調整方法から、ポリ、CWも取り入れて、適度な刺激を与えつつ、様々な面を鍛えることに成功。「満足行くデキで渡せます」と自信を持っている。佐藤騎手曰く「本当に良くなるのは秋以降、来年になってからかもしれない」というように、現時点での完成度では有力馬に見劣るものの、その伸び代は大きな武器でもある。鞍上効果で過剰人気になっている点を除けば、惑星となる可能性も無きにしもあらず・・・・・。



12 エーシンジャッカル・・・・この2400mはおろか、2000mすら経験したことのない同馬。聞けば、今回は「使えるなら使おう」という勝負度合の低い参戦のようだ。クラシック戦線で力を付けてきた馬たちと対戦する今回は、さすがに過度の期待をかけ辛い状況。中には「ウチの馬の話を聞きに来てどうするの?」と言うスタッフまでいたほどである。厩舎開業1年目にしてのダービー出走は名誉なことだが、それ以上の欲は感じられないこの中間のムード。今後に向けての経験を積む場に…といったところか。

13 ロッカヴェラーノ・・・・ダノンバラードの直前回避で、出走権を手に入れた経緯。「皐月賞もこれまでと違った形で最後まで伸びてくれた。あれで楽しみが増したから、何とか出走させたい」と常に話していた陣営だけに、出走確定には大喜びだったそうだ。「完成するのはまだ先ですが、この中間もグンと良化しているように、こちらの思った以上に早いスピードで成長しています。大きなことを言える立場ではありませんが、滑り込みで出られることになった運を活かしたいですね」とのこと。「今年は中心になる馬が不在。スムーズな競馬できて不利なく抜けられた馬が勝ちますよ」とは某騎手のダービー展望。その視点から見れば、2走前の逃げ切り勝ち、無欲の参戦という立場は何とも不気味に映る。

14 ショウナンパルフェ・・・・予定していたウチパク(内田博幸騎手)の負傷により、手綱を任されることになったコーセイ(三浦皇成騎手)。「上手くコンタクトを取れるように…」というテキの指示もあり、先週の火曜から毎日のように調教で騎乗をしている。「雰囲気のある良い馬。(半兄の)ショウナンアルバのイメージが強かったんですが、思っていた以上に乗りやすくてビックリしました」と好感触。「前走は出走権を獲るため、勝ちに行く競馬になりましたが、今回はもう少しタメて競馬をさせる予定。使いつつ着実に良くなっているし、さらにデキは上昇。ある程度の道悪ならこなせそうですし、ここでもバカにはできませんよ」と担当。厩舎2頭出し。人気はナカヤマナイトの方だが、以前から「これからの馬だけど、素質は互角」と聞いている経緯。さらには「道悪ならコッチの方が面白いかも」との報告もあるだけに、注意はしておきたいところ。

15 トーセンラー・・・・終わってみれば、皐月賞は間隔が開いていた影響が響いた印象。「全体的にもう少し良くなりそうな感触があった」とはレース後の鞍上の言葉である。しかも、直線ではスタンドとターフビジョンにモノ見して、内へ外へとフラつくロスもあった。そんな状態でラストはキッチリ差を詰めているのだから、以前からお伝えしている通り、モノ違いの素質を持っていることは明らか。「全ての面でプラスアルファが見込めるのが今回。馬場や枠順も決まったものだし、どうこう言っても仕方がない。強い馬はどんな馬場でも枠でも強いはずですから」と陣営のトーンは確実に前走以上のものがある。馬体を見ても、「明らかにまだ良くなる」という成長途上でも、まとめて面倒を見られるだけの素質と上昇度がある。

16 トーセンレーヴ・・・・ここまで『さすが良血馬!』という走りは随所に見せているが、気になるのは強行日程ともいえる臨戦過程。2月のデビューから6戦を消化し、さらには1ヶ月の間に3度の関東輸送という厳しいローテ。それでいて結果を出すのがこの馬の凄いところでもあるのだが、ココ大一番に臨むにあたっては少なからず不安もある。「大きな上積みこそありませんが、目立った疲れを見せていないのが何より。中間の雰囲気なら引き続き良い状態で送り出せそうです。能力はオルフェーヴルにもヒケは取らないモノを持っているので、とにかく力を出し切って欲しい」と厩舎サイド。情報面では押さえの域を出ない1頭だが、その秘めた素質と爆発力は侮れない。

17 ユニバーサルバンク・・・・テキ曰く「買い続けると損する馬」だが、その堅実さは世代でも屈指のレベル。究極の“相手なり”タイプながら、「いい動きだったし、以前乗った時よりも力強さは出てきた」とは最終追い切りで久しぶりに跨った鞍上の話、一皮剥ける要素はまだ秘めている。「スパッと切れない馬だから、距離が延びるのはプラス。渋って時計が掛かるのも悪くない」と、天候込みで条件が揃っている点は見逃せないポイント。「さすがに完成度と地力では有力馬に見劣る」とは陣営の率直な見立てだが、「まあ大崩れはしないでしょう」と。ココ2週、立て続けに人気馬をGⅠに送り出しているこの厩舎、この人気薄が逆に恐いという見方も成立しそうなムードがある。

18 ノーザンリバー・・・・NHKマイルCに出るプランもあったが、前走後は早々と日本ダービーを目標。短期放牧を挟んで、入厩後も乗り込み入念。「放牧先でも緩めずにシッカリやってきた」との事で、状態に関しては申し分ないとみていい。しかし、ここでも付きまとうのは距離の壁。不利があったとはいえ、全く見せ場のなかった皐月賞を見る限りでは強調材料に乏しいところ。厩舎サイドも「もう少しやれてもいいと思うけど、それでも…」と半信半疑の様子。上位進出は厳しそうだ。


なお、予想につきましてはお昼頃にお話します。