ビタミンEは免疫力に関与し、酸化ストレスに対する生物学的能力を高める抗酸化物質です。

 

ビタミンCは、生物を酸化させ錆びさせるフリーラジカルを除去するためにビタミンEの再生を助けます。

 

抗酸化物質の機能とその重要性は広く研究されていますが、犬猫では解明されていません。

 

カンザス州立大学の研究チームは、84日間、犬猫各40頭に、米国飼料管理官協会(AAFCO)の基準をクリアした対照フードと、ビタミンEを段階的に増やした3つの療法食(500、1,000、1,500IUのビタミンE/kgと100ppmのビタミンCと1.5ppmのβ-カロチンを含む)を比較した研究結果を2024年論文発表しました。

 

結果は、抗酸化物質を豊富に含む食事を与えると、

1. 循環ビタミンE濃度が上昇した。

2. 免疫細胞保護が強化された。

3. DNA損傷が減少した。

4. 抗酸化状態が改善した。

でした。

Effect of dietary antioxidants on free radical damage in dogs and cats - PMC (nih.gov)

 

老化防止によいとされるビタミンEは、体内で合成できない脂溶性ビタミンのため食事から摂る必要があり、ナッツ類、油脂類、魚介類、豆類に多く含まれます。

 

インコにおける研究報告はありませんが、筆者は同居鳥のアイと、毎朝ヨーグルトにナッツを入れてフルーツと一緒に欠かさず食べています。

 

30年生きるアイとの同居生活をずっとエンジョイするために、お互いに若く健康でいたいですからね。

 

【ナッツを食べたあとはブルーベリーを欠かさないオキナインコのアイ】