呼吸不全になったとき、肺でしか酸素を取り込めないと、人工呼吸器に頼るしかなくなりますが、他の臓器を使って全身に酸素を取り込むことができたら、人工呼吸器がなくても生きられます。

 

COVID-19の感染拡大により、呼吸を肺だけに頼るもろさが露呈し、以前から研究されていた「腸呼吸」が見直され始めました。

「腸呼吸の応用により、呼吸不全の治療に成功!」【武部貴則 教授 】 | 国立大学法人 東京医科歯科大学 (tmd.ac.jp)

腸で呼吸、人間に新たな能力を 肺依存がコロナで露呈: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

ドジョウは、普段はエラで呼吸していますが、水温上昇などにより水中の酸素濃度が低くなると空気を吸って腸で呼吸するそうです。

面白いですよね。

 

呼吸不全のブタに酸素を含む液体を浣腸したところ、腸から血管に酸素が移り、体内に行き渡ったそうです。

 

人も、酸素を含む液体を肛門から注ぎ、血液に渡った酸素を心臓を介して巡らせば、肺が痛んで悪化した血中の酸素状態を改善できるというわけです。

 

医療だけでなく、宇宙や軍事関係などにも可能性は広がりますし、実現できるよう見守りたいと思います。

 

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