人は、友人、恋人、家族、ペットなどとスキンシップすると、「幸せホルモン」が分泌されます。

オキシトシン・セロトニンの分泌を増やす。食で幸せになる方法とは | Sweeten the future (kanro.co.jp)

 

「幸せホルモン」の一つであるオキシトシンは、様々な哺乳動物の行動に関与する神経ペプチドホルモンで、女性ホルモンのエストロゲンにより増強されますが、根底にある神経学的プロセスは男女ともに存在し、男性・女性両方の社会的認知に影響を与えることが分かっています。

 

オキシトシンは、日常生活でも分泌され、周りとの信頼感を増幅させたり、記憶を促進させたり、ストレスを緩和したりする効果をもち、私たちの生活において重要な役割を担っています。

 

人は、ペットとのスキンシップでオキシトシンを分泌することが分かっていますが、ペットは、飼い主とのスキンシップで、オキシトシンを分泌するのでしょうか?

飼い主としては、気になりますよね。

 

残念ながら飼い鳥に関する報告はありませんでしたが、犬と猫については面白い結果が出ています。

 

犬の場合、犬が飼い主を見つめるだけで、飼い主のオキシトシンの分泌が促進され、それにより犬のオキシトシンの分泌も促進されるそうです。

オキシトシンと視線との正のループによるヒトとイヌとの絆の形成 : ライフサイエンス 新着論文レビュー (lifesciencedb.jp)

 

猫は、米国の19歳~41歳の30人の女性と屋内飼育の飼い猫とのスキンシップ(抱擁、キス、愛撫、接触など)によるオキシトシンの分泌を調べた結果、対照(15分間飼い主が静かに読書するだけ)と比較して、飼い主とスキンシップをした猫のオキシトシン分泌に変化はなかったと報告されています。

ペットの猫との相互作用に対する女性のオキシトシン反応を探る - PMC (nih.gov)

 

犬は想定通りと思いますが、猫の飼い主の方は、いかがでしょうか。

「やっぱり、猫はスキンシップより、カシャカシャぶんぶんよね!」と思われたでしょうか。

 

また、一人暮らしで犬を飼っている人は、飼っていない人と比較して、死亡リスクが33%低下し、心血管疾患で死亡するリスクは36%も低下するとされていますが、猫はありません。

犬を飼うと死亡リスク低下、1人暮らしで顕著 スウェーデン研究(1/2) - CNN.co.jp

 

死亡率に関しては、犬は猫と違って毎日お散歩に連れて行く必要があるため、精神的なものだけでなく、身体的な影響もあるように思います。

 

とはいえ、猫は、互いに依存し合わない関係が魅力的ですよね。

 

にゃんこを飼われている方は、好きな時に、にゃんこと戯れ、自分だけオキシトシンを分泌させて満足しましょう!

 

【たまにしか帰ってこない単身赴任のパパ

ともスキンシップするワク】