中島吉謙 | 坂本博之 「不動心」
2009-01-08 01:26:33

中島吉謙

テーマ:ブログ

昨年12月の初め、一件の電話が僕の携帯に入りました。



「警視庁の○○といいます。」



そう聞いて、僕は初めに



「いよいよ警視庁からも講演の依頼が?!」



と思ってしまいました。




違いました。




「ある事件で中島吉謙の身柄を拘束しています。12月16日にあるSRSボクシングセッションに参加出来なくなったことを伝えてほしいと、本人からの伝言を預かっています。」



とのことでした。



僕は何が何だかわからずに、ただ驚いたのを覚えています。



事件内容は、捜査中とのことで教えてもらえませんでしたが、「あの中島が事件なんて起こすかなぁ?」という疑問が浮かびました。



数日後、中島が逮捕されたことが新聞や、テレビ・インターネットなどに流れました。



知り合いから、たくさんの連絡がありました。



ほとんどが「あの中島くんが?信じられない」というものでした。



中には、「弁護士を紹介してほしいときにはいつでも言ってください」とか「嘆願書を集めましょう」などと、中島の人柄を信じた人たちからの、心強い言葉も多く集まりました。



事件内容については、中島本人のブログに詳細がありますので、そちらをご覧下さい。

中島吉謙<よっ豚ブログ>

さて、本題です。

今回の件について、全てのあり方に、僕達は疑問を感じています。

中島は、この事件では無罪であったのです。(確かに中島自身に軽率な振る舞いがあったことについては、反省しているようです)

しかしながら、報道ではまるで犯人扱いで、自宅では手錠まで掛けられ、外に出ればマスコミのカメラに曝されたそうです。

「元日本チャンピオンのプロボクサー 逮捕」と、まるで主犯のような報道のあり方。

まだ捜査中の段階で、容疑が確定さえしていないままに、あのように報道すべきなのでしょうか。

しかし、ここまでは、仕方が無いのかもしれません。

問題はそれ以後です。

報道が間違いならば、逮捕が間違いならば訂正すべきなのではないでしょうか。

中島は無罪であった。

しかし、無罪であることについて記事を出したのは「夕刊フジ」だけです。

その記事を見なかったら、中島は未だ犯罪者として大半の人々の記憶の中に納められてしまうのではないでしょうか。

憤りは強いです。

日々さまざまな事件や事故が起きている世の中で、小さな一つの事件の訂正などできないということでしょうか。

今回のことで、中島自身、大変傷ついています。

中島は、僕の児童養護施設の子ども達への活動にも、精力的に協力してくれています。

これからも、中島は子ども達に会いに行くでしょう。

その時に、「中島って逮捕されたあのボクサーですか」と、子ども達が警戒することだって考えられます。

今回のことで、大切な後輩が歩む道を狭くしてはならないと、僕達ボクサーのOB・現役達が、各々のブログなどで発言していこう、ということになりました。

マスコミは、「逮捕」を報道するならば、「やはり無罪」ということも、報道すべきです。

後日、前田宏行が主催する「新・OB会」に、はにかむ笑顔の中島吉謙がいました。

「坂本さん、本当にすみませんでした」

そう頭を下げる中島の腕には、SRSのブルーのリングが外されていました。

事件のその日も、リングは外していたそうです。

「このリングは、もう腕から外すな。いいな。」

そう約束しました。

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