その右手をたいせつに。 | 日本画家 榊山敬代 オフィシャルブログ 人生こんなもん。Powered by Ameba

その右手をたいせつに。





おなか が 空いてくる

月曜日 の 午後。


けれども

おなか を 空かせて

たのしみに していた

本日 の 午後です・・・


数日まえ より。


きょう の 午後のひととき を

たのしみに ...


青く 晴れた 空の した


とある ラウンジ にて。

待ち合わせて いたのでした。


数分 遅刻してしまった なか

小走りに 向かいますと


目のまえに

ニコニコ 向かえてくれたのは


両親 でした。



きょうは。

はるばる 実家の 愛知県より


父親 の お仕事の関係で

母親 も 一緒に そろって

東京 にて。


何年 ぶり でしょうか…

両親 と 久しぶり の ランチ を たのしんだのでした。



3月11日。

地震 が 起こってから

世の中の 元気が 薄くなった 東京でしたが

両親 と 会話する ひとときとは


やはり。


心 の まん中 が


ポッ… と

ホっ… と


あたたかく なるものでした。


震災のあと。

母親 は 実家へ 戻ることも すすめてくれたりと

心配 を させてしまいましたが


東京で がんばりたい 意志を

理解してくれる 両親は

いつも あたたかく 見守ってくれています。


今 の 日本では。


多くの 方々が 家族を 失い

多くの 涙 に 溢れる なか。


わたしは。

心から お腹から

熱く 笑顔 に 包まれ


両親との アタリマエ な ひとときに

あらためて 感謝 するばかりでした。


離れて暮らしているからこそ。


ひときは

心の奥に 染み入る 感謝のきもち。


できれば

一分でも おもいっきり 笑っていたい

貴重なひととき。


まだまだ 人生 の 途中ですが

人生 の 幕が 開いている とき だけは


この アタリマエ な 風景にも

ありがたく おもう キモチを

常に かみしめて いきたいものです。




東京駅。


震災の影響でしょうか…

すこし ガラン…と した

新幹線 の 改札口。


両親 と いつものように

ギュッ と 握手を 交わして



父親 と 母親 の 姿が

見えなくなるまで

手を 振りました。


そこに 言葉は 無いけれど。


まるで 暗号のように

笑顔 と 手を ふりあう

空気 の 間 には


絆 という 光 が 通うようでした。



ありがとう…

…ありがとう



手のひらに たくさんの キモチを 込めて・・・



そして。

そんな おもいを 込めた 右手を

たいせつに。。。


そして。

その 右手に 筆を にぎりしめて。。。


制作 を つづけたい と おもうのでした。