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さすらい者の独り言


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ちょっと最近思うところがあって「イスラム教」について再度勉強をしている。


地球上の人口の約3割近くが信仰する宗教であるのに、最も周辺から理解されていないと言うか


多くの誤解を受けている宗教であると思う。


私等がよく学んだのは「右手にコーラン左手には剣を」と言う非常に戦闘的な宗教であって、


であるが故に未だに世界各地で宗教戦争が絶えないのも尤もであると言う考え方だ。


これがすべて間違っている訳ではない。だが、全てあっている訳でもない。


よくよく学んでみて私も初めて知ったのだが、イスラム教の啓典に於いて何も武力による実力行使を


声高に訴えている訳では決してない。また、様々な問題に置いて私達が思っている事の多くは


多分に誤解が多く含まれていると言って過言ではない。


むしろ、イスラーム法は紛争の解決を彼らの規範規律に求めているのだ。


「けれど、現実にイスラム教の名をかたり凄惨な事件が各地で起きているではないか!」


これはその通りだ。だが、これが何もイスラムの教えに従っているから起きている訳ではないのだ。


私は日本の神様、即ち神道であったり神社であったり、古事記や君が代って国家が大好きだ。


だが、これを今宣言すれば間違いなく日本の半分近い人は「あの人は右翼よ」と言うレッテルを張る。


況してや、大変この国に対して厳しい目を向けておられる隣国の方々にしてみれば、


「日本神道を崇拝しています」等と言うような奴は即ち、戦前の軍国主義の権化のような人間で


侵略戦争を今再び繰り返すつもりの神風特攻隊の精神を持つ反省しない時代錯誤な人間!!


と言う事になるのであろう。いや、こっちは唯、この国の美しい風習や風土を愛して、


寛容な日本の神様と言うものに敬意を表しているだけであって、それが即ち軍国主義や帝国主義に


繋がるなどと言うのは言い掛かりも甚だしい!!と言いたくなる。実はそれと同じなのだ。


イスラム教が拡がった中東と言う地方は元々砂漠の多数の少数遊牧民族がしのぎを削り、


武力による衝突を繰り返す中で大きな国に発展していった地域である。


この中で、自らの主義主張の正当性を誇示するが為に、自らの戒律であるところのイスラム教を


自らにとって都合の良い様に解釈して行ったという宗派や考え方の人達もいると言う事なのだ。


原理主義と呼ばれる様な過激派もいる。聖戦を叫び自爆テロに及ぶ人々もいる。


しかし一方で、それらの行為を全くもって快く思っていない人達もいる。実はそれだけの事なのだ。


女性に対する差別の問題もある。しかし、これも元々は、先程の部族間の衝突の話の延長になるが


そう言った際にあまりにも酷い扱いを受けていた女性達を守ると言う意味から、


即ち男性の好奇の目線から身を守るために身体を布で覆いなさいと言った事がコーランには書いてある。


これを、捻じ曲げて男達に都合の良い様に解釈する地域や連中もいると言うだけの話だ。


その最たるものが、女性は家にこもって勉学の機会も与えないと言う時代錯誤も甚だしい理屈を


然も当たり前に言い、況してや、それに反論する女性、それも少女を銃で襲うと言う愚挙に及ぶ輩だ。


これにはもう怒りを通り越して呆れてしまうばかりである。自分たちの勝手な解釈で女性の権利を奪い


況してや言論ではなく暴力で、それも少女を襲うなど愚の骨頂と言うより、むしろ人ですらない。


奇跡的に一命を取り留めた彼女については皆様もご周知の通りであろう。


今ではノーベル平和賞の最年少の最有力候補であると言う。


しかし、彼女は「名前が挙がるのは嬉しいが、その事が目的ではない」と言う。


「私の真の目的は、全てのイスラムの女性が等しく教育が受けられる社会の実現である」のだと。


全くもって理不尽な大人の、それも暴力、加えて拳銃による暴行を受けて尚、


堂々とイスラムの女性の未来を語る16歳の女性のなんと凛々しい事か!


正に暴力に屈せず、正々堂々と正論を述べる彼女の勇気に唯々恐れ入るばかりである。


続けて彼女は言う「彼等(暴漢たち)は女性が教育を受け自らの正しい主張をすることを恐れている」と。


イスラムの名のもとに各地で無謀を繰り返す愚かな人間はいる。これは事実だ。


しかし、それを持って全てのイスラム教徒を怪訝な目で見るのは間違っている。


襲われ、それでも尚暴力に屈せず、自らの正義を貫き通そうとする勇気ある健気な少女もまた


敬虔なイスラム教徒であるし、彼女を支えているのもの紛れもなくイスラムの教えなのだ。


全ての事柄には光もあれば影もある。影の部分にのみ着目して、唯々その人達を論って


一体何の意味があると言うのだ?理解すべきだし学ぶべきだ。


一人の勇気ある少女がそれを私たちに教えてくれている・・・


そう思う私である。

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