評論文化のまったく育たない「占い」の世界。。。 | 占星術小説家@酒井日香の占い死ね死ねブログ

ということで、お友達の 「なろう作家」、ののかさんと、

幸福の科学の映画を見に行ったついでに居酒屋で

豪遊しました。。。☆彡

↑ 「さくら水産・立川駅前店さん」 を予約し、二人で

とことん文芸論。。。☆彡 小説家・酒井日香タソに

とってとても豊かな時間なのでした。。。♡

 

 

 

 

 

ののかさんは、元プロのイラストレーターさん。

よくほれ、ネットのサイドバーとか広告の片隅に

ネットゲームのバナーが張られてまっしゃろ。。。

ああいうのを描く仕事をしてたんだって☆彡

 

 

 

 

んで、この 「ののかさん」 は、酒井さんの描くしょーもない

作品群を好きだ、と言ってくださる大変ありがたい読者様

で、よくご自身のページでわたくしの作品について批評して

くださるのですよ。。。

 

 

 

 

 

それで、酒井さんが一番真剣に描いている占い大河小説、

「VICE-ヴァイス―孤独な予言者」

https://ncode.syosetu.com/n0911cq/

もマメに読んでくださいましてですね。。。。

 

 

 

 

 

郷原さんやあかりちゃんなどについてもいろいろ批評して

くださるものですから、ついうっかり

 

 

 

 

 

「ののかに貢いでしまう私」

 

 

 

 

 

がいるわけです。。。(^^::)

 

 

 

 

 

おごる!!! おごるよ!! メシおごる!! いやむしろ

おごらせてくだせぇ!!! そんなに隅々まで読んでくれ

ちゃったりなんかされると、もう嬉しすぎて頭おかしくなっちゃう!!

え?? なに?? 刺身が喰いたい?? よしきた任せとけ!!

海鮮居酒屋だっ!!!

 

 

 

 

 

ということで居酒屋へ突入し、酒井さんの数少ない 「文芸仲間」

として、互いの文芸に対する持論、芸術論、オカルト論などを

語り合える貴重なお友達なのでございました。。。☆彡

 

 

 

 

その、ののかさんが、酒井さんのこのブログについて批評を

描いてくださったんです。。。 ↓     ↓     ↓

「読書感想文 9ページ」

https://ncode.syosetu.com/n9144ez/

 

 

それ読んで、酒井さんが長年もやもやしながら言語化

しにくかったことをさらりと一言、 「評論文化なき占い」

という表現で書いてくださいまして、その一言にかなり

( ゚д゚)ハッ! としたのです。。。☆彡

 

 

 

 

 

そうそうそうそうそうそう!!!!

そうなの!! まさに 「評論文化なき世界」

こそが占い・スピリチュアル・自己啓発の世界なんです!!

 

 

 

 

 

そしてののかさん曰く 「評論文化が育たないのはやはり

フェアじゃない世界。漫画や小説、音楽、映画には当たり前

のように評論家がいて、批評される作品と批評する側の作品

とが同じコーナーに置かれている。 占いだって一つの文芸

なのだから(だって占い師が操るのは “言葉” だから)

評論家がいたっておかしくない。なのに、酒井さんが現れるまで

私は占い評論というものを見たことがなかった」 と、おっしゃる

わけですよ。。。

 

 

 

 

 

確かに。 本当におっしゃる通りだと思う。

そして私も実は、占い業界と距離感が近すぎて

バカ!! とか、死ね!! とかの乱暴な言い方に

なってしまっていたのだが、要するにこの 「評論家が

占い業界にはいない」 こと、 「評論家を名乗ると排除されて

しまう閉鎖業界」 について長年、怒りを抱え続けてきたの

だった。。。

 

 

 

 

 

実は酒井さんが、お友達が始めた占いプロダクション

「オルディアの館」 に所属せざるを得なかったのも、大きな

理由はそれだった。 つまり、占い館や占い企業からして

みると、 「酒井日香」 というブランドがそのまま 「禁忌」

なのである。 最初は取材を受けてくれていた占い会社が、

二回目には私を出禁にしたことや、占いイベントに二度と呼ばれない、

編集者が私を占い評論家だと認識したとたんに避け始める、という

のを何度となく体験してきた。

 

 

 

 

つまり、彼らにとって私は 「あだ花」 なのだろう。

オルディアの館を始めたみほし朱夏さんは、元から

占いなどでかかわっておらず、あくまで気の合う近所の

同級生だった。 だから 「占い死ね死ねの酒井日香」

でもいい、と言ってくれて、はじめて私を所属させてくれる

占いプロダクションになった☆彡

 

 

 

 

 

他のほとんどの占いサロンや占い出版社、編集者などに

とって 「酒井日香」 = 「タブー」 なのである。そして

占い業界の不健全さはまさに、評論家不在のやりたい放題、

描きたい放題が原因であると言っていい。 ののかさんの

ご指摘はその通りなのだ。

 

 

 

 

 

国家権力を監視するためにあるのが、裁判所。

原子力を規制して原子力政策が当事者たちに甘く

なりすぎないよう監視するのが、原子力規制委員会。

警察が暴走せぬよう民意を取り入れるのが国家公安委員会。

企業が暴走せぬよう監視するのが労働組合。

 

 

 

 

このように、人間が集まって何かの目的に向かうとき、

かならずそれを規制し、監視する役割を担う者は

絶体に必要なのだ。

 

 

 

 

 

占い・スピリチュアルにはまさにそれがないのである。。。

宗教もしかりだ。 まぁ、宗教もスピも、暴走を監視する

役割は現状、一般的な法律と市民の言論によってはいて、

憲法により信教の自由が保障されているため、国家権力が

これを積極的に取り締まることはできないのだが。。。

 

 

 

 

 

しかし、それならば、だ。

 

 

 

 

 

業界自らの中に自浄作用、自治作用が働いてしかるべき

ではないだろうか。

 

 

 

 

 

それが 「健全さ」 ではないだろうか??

 

 

 

 

 

つまり、書店の文芸棚には、作品の作り手の本と、それを

批評する評論家の本が同時に並べられていて、読者は

その両方を書店で同時に見比べることができる。

 

 

 

 

物理学や数学コーナーもしかり、建築コーナーもしかりで、

ガロア理論をほめたたえる本の隣に、そういう風潮に

反旗を翻したようなタイトルの本も必ず並んでいる。

美術コーナーなんかもそうだ。名画を解説する本の脇に、

箸にも棒にもひっつかからなかった作品をアンチテーゼ

とした評論本が置かれている。

 

 

 

 

 

 

ところが書店の占いコーナーにはそれがないのである。。。

これまで、占い批判本は確かに何冊も出版はされている。

有名なのは占い師自ら途中で占い批判家に転向してしま

った和泉宗章さんの本や、立命館大学の安西郁郎先生の本、

細木数子の闇に切り込んだルポライター、溝口敦氏の作品

などが有名だが、実はこれらの本が置かれるのは 「一般書」

「啓もう書」 のコーナーなのだ。

 

 

 

 

 

 

それこそが問題だ、ということなのである。 これは出版業界

や書店業界自体の複雑な心理的シャドウのゆえなのだろう。

 

 

 

 

 

つまり占い本なんて最初から後ろめたいのだ。

だから、それを評論した本を絶対に同時に書店の占い本

コーナーには置けない。 一般市民から見ればそれこそが

健全化なのだけど、占い本の作り手にすると 「荒らされる」

になってしまうからだろう。

 

 

 

 

 

以前、私が占い評論原稿 「占いと霊能力~承認欲求の源泉~」

という原稿を書き上げたとき ↓    ↓     ↓

https://ncode.syosetu.com/n7247de/

 

 

 

 

 

実は何人かの出版プロデューサーや、編集者に会った。

この原稿を私はどうしても石井ゆかりさんや鏡リュウジさん、

村松潔さん等々の有名占いライターの本の隣にどーーーーー

しても並べてほしかったのだ。

 

 

 

 

 

 

占星術、などというウソで人々を苦しめ続けている

占いライターども、占い本量産出版社にがつんと

ストレートパンチをお見舞いしてやりたかったのである。

(言論的に)。

 

 

 

 

 

ところが、どんな有力な出版プロデューサーでも、

私の原稿は占い本コーナーには置けない、と言った。

 

 

 

 

 

なぜ? と問うと答えは 「矛盾するから」 である。。。

 

 

 

 

だから、フツーの新書みたいな本にするのであれば

出版社の商業企画に通してみてもいいけど、と

言ってもらえたが、だったら酒井さんはネットでいいやと

思った。

 

 

 

 

 

一番反省してほしいのはああいうので得意になって

人を惑わせている 「自称作家」 の人たちだもの。。。

 

 

 

 

 

それを、ののかさんと食事して初めて、 「酒井さんの

していることは占い評論です。大事なことです」 と

言ってもらえてすごくうれしかった。。。☆彡

 

 

 

 

 

ちょうどその頃、酒井さんは2ちゃんねるの 「占星術初心者板」

とか、「占術理論実践板」 などの、古くから続いている占い

掲示板をあれこれ覗いて、その変貌ぶりに本当に驚いたので

ある。。。。

 

 

 

 

 

10年前、これらの板は、占い理論を科学であるとはき違え、

どっぷり浸かりきり、星座で人を人種差別するのがさも当然、

というような、ホロスコープ礼賛の人たちばかりであった。

 

 

 

 

 

ところが、である。

 

 

 

 

 

10年ぶりに覗いてみると、言論はがらりと変わっていた。

占星術をはじめとした占い理論に毒された人や、占い

本の出版社自体を問題視する書き込みが非常に多くなって

いたのである。。。。

 

 

 

 

ほんとうに、「え?? あの占術理論版なの?? ここ??」

と、私はそのあまりの言論の変化にタイムスリップしたような

気がした。 

 

 

 

 

 

そして、そこに私の仕事を取り上げてくれる書き込みが

散見されたとき、 「ああ、みんな同じこと思ってたんだ。

占い死ね死ねブログを遣り続けてきて、ちゃんと届いた

読者がいたんだ。よかった」 と、報われる気持ちがした

のである。。。☆彡

 

 

 

 

 

肝心なのは、占いを 「真正面から切り捨てない」 ことだと

思う。 宗教と同じで、 「ハマり方の問題」 なのだから。

 

 

 

 

 

カルト批判をするとき、思索が足りないタイプの書き手は

「宗教」 = 「気持ち悪い」 みたいな乱暴な物言いをする

場合があるが、それでは相手の心を閉ざすばかりだ。

 

 

 

 

 

肝心なのは 「占星術との付き合い方」 であり、 占いを

本来の自然哲学、自然認識論に戻して、文学として

扱う楽しみ方を広く提案し続けることだ。

 

 

 

 

 

そしてその過程でタントラヨーガとしての占い、天文学

としての占星術、数学としての数秘術を教える学識

豊かな占い師が増えていくこと。

 

 

 

 

 

占い師は天文学・数学・科学史・宗教学を必修と

するように業界全体で正しく彼らを育てていくこと。

教育者や学者の意見をどんどん取り入れること。

 

 

 

 

 

てめぇらが一番の 「学習障碍者」 であるくせに、

本を読むことが苦痛だから安易に占い商売にとびついて

いるくせに、 「占い師の地位向上を!」 などと叫んだって

だめだ。 誰が無教養かつ努力を放棄した 「占い師」 などと

いう人間を信用するのだろう。。。

 

 

 

 

業界はそういう風にかわっていかなくてはいけないし、

占い師たちは自分たちの無教養さを反省するべきである。

 

 

 

 

 

そういうことで、ののかさんの批評は本当にすばらしかった

ですありがとう☆彡 おかげで頑張れるよ~☆彡

 

 

 

 

 

そんなののかさんは現在、ハイファンタジー小説

 

「魔法の話」 

https://ncode.syosetu.com/n6870eu/

 

という作品に全力投球しています。。。

 

 

 

 

これね、最初は普通の異世界魔法ファンタジーだと

思っていたのですが、中盤の 「キースの話」 あたりから

「魔、とは何か」 「目に見えない世界とは何か?」 みたいな

哲学的探求になりはじめ、登場人物たちがそれぞれの 「目に

見えない世界とのかかわり」 を探求していくという、かなり

読み応えのある哲学作品になっていて、とても読ませます。。。

 

 

 

 

そうか。。。 ののちゃんはつまり、「魔法」 というご都合主義

を用いて、それを真正面から、我々現実を生きる読者にとっての

「あの世」 とは何か? というテーゼに変換して、 「あの世論」

を描きたいのだな、とわかりました。 こういう意欲的な作品に

出会うと大変うれしく思うのです。 私も似たタイプの作者だから、

そういう哲学的思索による 「仕掛け」 にたまらない魅力を感じて

しまうのでしょう。。。

 

 

 

 

 

ののかさん作、 「魔法の話」 はすごくおススメです!

https://ncode.syosetu.com/n6870eu/

 

 

 

 

 

そしてなんと!! 実はののかさん作 「魔法の話」 に

フィーチャーされた酒井さんがなんと、 「魔法の話」 の

メインキャラ、 「セフェルさん」 と、 「VICE-ヴァイス―

孤独な予言者」 の 「郷原悟」 を、居酒屋で対談させるという

メタ短編小説も書かせていただいておりますの。。。。♡

 

 

 

 

これね、なかなか好評だったんです。。。♡

自分で書いてて楽しかった♡

 

 

 

 

VICEを読んでくださった方にもすごーーーく楽しめる

短編だと思うので、意外な一面の郷原悟をこれで

感じていただければ幸いです。。。♡

↓     ↓      ↓

「魔法の話・番外編」

https://ncode.syosetu.com/n4424ex/

 

 

 

 

 

というわけで、ののかさん、またごはん食べに

行きましょう~♡ ババアがんばるよ~♡

 

 

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