ところで、前回の酒井日香の占星学講座に
ご参加いただきましたAさんより、メールをいただきました。
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日香先生、こんばんは
5/27の超次元占星術講座を受講いたしました、Aと申します。
実例をおりこんだ内容だったので、面白くてかじりついて聴いてしまいました。
そして、帰ったあと、う~んこれはどうなのだろう??と思うことがでてきたので、質問させて下さい。
出生図を読むのに、兎にも角にも大事なのは、マジョリティを読む、ということでした。
そのマジョリティに個人天体(☉☽☿♀♂)がからんでいない場合、社会(同級生)天体(♃♄)や
世代天体(♅♆♇)だけでマジョリティが構成されている場合についてです。
その人個人を表すのには、個人天体が重要と思うのですが、これらが散らばってしまっている場合、
でも社会天体・世代天体はマジョリティを構成している場合、こういった場合、やはりマジョリティを優先してよいのでしょうか?
優先した場合、同級生で同じような性格の人がたくさん出てくるのかな、、、なんて思ったので、質問させて頂きました。
最後に、、、お食事美味しかったです!日香先生の唐揚げは秀逸ですねっ!ごちそうさまでした。
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↑ というようなご質問です。
このいただいたご質問にお答えしようと思って
ブログに向かったんですが、さて困りました。
おそらくこの方は、 酒井さんが学んできた占星学とは
別の系統の占星学を学んでこられた方のようで、
まずそちらのほうの誤解を解かなければなりません。。。
「☉☽☿♀♂」 を 個人天体、とし、 「♃♄」 を社会
天体、 「♅♆♇」 を 世代天体、などとこの方は
学んだらしいのですが、それはごめんなさい。(;^_^A
酒井さんが教える占星学とは大きく違いますから、まず
そこは忘れてください。
そしておそらくAさんは 「占星学とは何か?」 「ホロスコープとは
何か??」 という考察に初めて酒井式占星学に触れて、すすみ
始めた方なのでしょう。大きな誤解をなさっているようです。
ですが、このAさんのような占星術家が本当にたーーーくさん
おいででして(汗)、 「ああ、あの占いライターの本を読んで
んだな」 というのさえわかってしまいます。(;^_^A
それはそれで仕方がないことです。 市販の占星学書は
「読解力のもっともない人々に、話題性と刺激だけで売る」
戦略の本ですから、 大きな誤解をはらんでしまいます。
けれども、そうした粗悪本でしか占星学を学べない日本、
そんな本で読んだことだけで人様を鑑定してしまう
占い師のなんと多いことか、ということで、ここら辺も
私が占星学に大きく絶望した理由です。(;^_^A
でもAさんが悪いのではないんです。 出版、というものが商業主義
である以上、占い書籍もまた商業である以上、本質を語ればそれは
売れない本です。 売れる本にするためには刺激性、誇張、うそ、
はったりや創作などもどんどん盛り込まねばならない。
したがって市販の占星学書のほぼ9割はただの 「ライトノベル」 です。
しかもどうせライトノベルであるのなら、本業のラノベ作家が
書いた小説を読むほうがなんぼかマシです。 占星術を
ラノベ呼ばわりしたら、みんな死ぬ気でラノベを書いている
作家さんが怒ります。 ラノベを書くのにどれだけの下準備や
取材や考察や、キャラクター造形、世界観が要ると思ってんでしょう。
ラノベ舐めてんですかって話です。ヽ(;´ω`)ノ
酒井さんは自分もラノベ作家(?)だからよーーーくわかります。
占星術のあんなロクでもラノベは、 「無取材・無考察・無知・うそ・
いい加減・無責任」 で、バックボーンが何もなくてもフィーリングだけで
書けてしまう。
しかし、小説の長編1本書きあげようと思ったら、取材も考察も
資料の読み込みもキャラ造形も世界観も、大変な労力で
作り上げねばなりません。
だから星占いライターみたいなのと、小説家を一緒に
したらラノベ作家のほうが怒りますよそりゃあ。。。(^_^;)(^_^;)
そんなレベルの本しか売られていないんです。
書店の占いコーナーには。。。
かなしいけど、それが現実です。
ですからAさんのご質問にお答えするためには、Aさんが
占星学の基礎について知ってからではないとお答えしに
くいのです。
そこでお勧めなのがこちらのサイト様です。
↓ ↓ ↓
「宝瓶宮占星学」
http://www.aqast.net/index.html
このサイトの管理人様は、酒井さんと非常に考え方が
似ています。 どうりで似た考え方だなぁと思ったら
それもそのはず。。。(;^_^A(;^_^A こちらの管理人さまも
私の師・ 門馬寛明さんの薫陶を受けておられるそうです。
このサイトさまの記事をぜひ、占星術家は全員読んで
欲しいのです。 まったくこのサイト様のおっしゃる通りなのが、
悲しいけれど日本の占星学のレベルです。
とくに、Aさんがいうような、天体を個人天体だの、世代だの、
社会だのにわける考え方などはあとづけの創作であり、
このサイト様が指摘している通り現代のマスコミ占星術の
基礎を作った神智学協会のアラン・レオ以降、ずっと続いている
堕落的な風潮です。
しかし、この「宝瓶宮占星学」 のこちらのページに書かれて
あります通り ↓ ↓ ↓
http://www.aqast.net/604horo-aqast.html
本物の占星学とは、紙の上でのただの疑似的な星ではなく、
天然のホロスコープである現実の太陽系を見ることなのです。
現実の水星を、太陽を、金星を月を、木星を土星を
ぜひその眼で見てください。
あれを見てまだ 「個人天体」 とか 「社会天体」 とか
言えるでしょうか???
水星が逆行したら電車が止まるとか、間違いが起こるとか
いうけれど、じゃあみなさんは本物の水星を観測したことが
あるでしょうか?? 太陽と水星の正しい天文学的な関係性や
見え方を知っていますか???
この 「宝瓶宮占星学」 さまでも指摘している通り、本当の占星学
とは宇宙論であり、哲学であり、生まれたことの不思議に思いを
めぐらすためのものであり、 「当てもの」 とは違うのです。
まずこの宝瓶宮占星学さまのページ内の
「基礎から学ぶホロスコープ」 をすべて読んでいただきたい
と思います。↓ ↓ ↓
http://www.aqast.net/600horo-top.html
天体を 「個人天体」 だの 「社会天体」 だのに分けて考えたり、
何かにこじつけてみたりすることが、いかに本来の占星学とは
違うか、ということがこちらのサイト様で学べます。
エバーティンメソッドも、この 「宝瓶宮占星学」 さまの考え方
に実は近いのです。
これまでAさんがお読みになってきた市販の占星術本が
教えたことはすべていったん捨ててください。
ではでは☆彡