今日のお話は
「比較的扱いやすい命術「四柱推命」」
について。。。( ´艸`)
↑ ま、昔から「よく易を修めた者は占わず」って荀子さまも
言ってるし。。。 本当に優れた占い師は占いよりも
どう生きるかのほうがずーっと大事だって知ってるのさ。。。
どうも私です。( ´艸`)
さて、酒井さんは一応は肩書として
「占い死ね死ねブロガー」
なんですけどそれだと逃げちゃう占い師さん
がいるので一応
「占い評論家」
ということになってます☆
西洋占星術の大家である門馬寛明さんの
弟子を8年やり、あらゆる西洋占星術の
技法を学びましたがその結果わかったのは
「最終的に占星術ってどうとでも言えるじゃん!!」
「占いなんかロクでもシチでもハチでもねぇじゃん!!」
という驚愕の事実です。。。(^_^;)
私は師匠を恨みました。。。
どうしてそれ、入門する前に
教えてくれなかったのかと。。。ヽ(;´ω`)ノ
まぁそんな感じで西洋系の各種占い術は
だいたい心得ているつもりで、最近は数学に
ハマッちゃって、数学の歴史や幾何学と同じ
源である数秘術にもっぱら夢中であります☆
しかしそれゆえに東洋占は難しいというか、
専門外の意識が強くて占ってもらうことは
よくありましたが、自分が仕組みを理解する
という点ではまだまだ中途半端であり、占い
評論家としてそこは学ばなければいけないなぁと
思っているのでありました☆
だが、最近やっと覚えたのですよ!!!
「四柱推命(八字・子平ともいう)」
を~~~~!!!!!。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。キャハッ
もう「丙子」とか「乙卯」とか、読み方を暗記するのが
うげー。。。。って思ってましたけど、最近東洋占いが
得意な占い師さんにばかりお会いしていたので、彼らの
インタビューがてら万年歴を眺めていたらやっと推命の
命式ってこーなってんのか!! がわかったョ~♡
みなさんはこの字、読めますか???
↓ ↓ ↓
「戊戌」
「己巳」
「癸未」
・・・・・・・・・・・・読める????
読める??? (^_^;)
上から順に「つちのえいぬ」「つちのとみ」
「みずのとひつじ」って読むんじゃよ。。。ヽ(;´ω`)ノ
すげームズくねぇ??? ヽ(;´ω`)ノ
四柱推命とか、その元になった算命学とか、
紫微斗占星術、気学はどれもベースにしている
カレンダーが同じで、そういう意味ではすべて同じ
占いの変化球です。
その各種東洋占いがベースにしているのが
「万年歴」
と言いまして、アマゾンや楽天、または神保町の
占い書籍専門店「原書房」さんなどに行くと誰でも
買えます。
こんなヤツです。
↓ ↓ ↓
平成・萬年暦―明治30年~平成55年
Amazon |
占いの館に行くと押しの強そうなおばちゃん
占い師が、傍らに必ず分厚い本を置いてますが
あれが万年歴ね。。。( ´艸`)
んで、お客さんの生年月日を万年歴で調べて、
それをそのまままずメモに書き写してから
占い師それぞれの好みの占術(紫微斗とか算命
とか推命とか九星などなど)に変換していくの。( ´艸`)
西洋占星術やタロットに代表される西洋占いと、
推命や易に代表される東洋占いとでは、何が
大きく違うのかといえばそれは、
「倫理・道徳・宗教」
であると言えるように思います。。。
私が西洋占星術でなぜ激しく悩んだかというと、
占星術には規範となる倫理・哲学・宗教が
ないからです。
強いていえばキリスト教なのですが、しかしキリスト教
は本来占い全般を厳しく禁止する宗教。
例外的に占星術だけは教皇や地区教主に
認められていた時期もありましたが、それはひとえに
天動説を守るため。
大いなる主・イエスキリストが、父なる神と
聖霊とともにおわす場所はどこ? となると、
キリスト教ではやはりこの宇宙の王たる太陽
しかありえなかった。
太陽をひたすら追いかけてきたのがキリスト教。( ´艸`)
その、キリスト再臨と太陽信仰が合わさった考え方
がローマ・カトリックの見解だったから、天にまします
我らのイエスは、どこに住んでおられるか? という
議論をするとき、コペルニクスの天動説を支持したほうが
わかりやすかった。
天動説 = 占星術
ですから、そうした流れで、占いは認めがたいけれども
天動説を支持するなら占星術も認めなくちゃね、と
考える教皇・教主がいた時代には占星術は容認
されました。
まぁ、これもそのときどきの法王や教主たちの
考え方ひとつでコロコロ変わっておりまして、
そうした歴史が西洋占星術を非常に悩ましい
ものにさせていきました。
なので宗教家の間でも容認なのか否認なのか、
ガリレイとケプラーがあらわれて天動説を壊す
まで占星術は宗教とは不安定な関係だったのです。
ところが東洋占は、それそのものが宗教の
中ではぐくまれてきたものであり、ルーツは
お釈迦様よりも数百年前に生きていたという
老子様の思想です。
老子様のタオ(道)とは、究極の合一というか、
大宇宙と自分自身が一つになる道であり、
錬金術的な、あるいは数学的な整数論にささえ
られた生き方の科学と言っていいでしょう。
そして長い年月かけて東洋医療、漢方、儒教
などとともに実に洗練された体系をたもって
きました。
その中で11世紀に活躍した思想家、
朱子が提唱したのが
「四書五経」
であります。。。( ´艸`)
つまりひとかどの大人物になりたければ、
四つの書、五つの経が必須であり、必ず
読まねばならない書物ということです。
その四書五経の中でもとりわけ重要なのが
「大学」「中庸」「論語」「孟子」
でありまして、私は大学・中庸はまだ未読ですが
論語と孟子は文庫本で読みました。( ´艸`)
んで、この最重要書のあとに来るのが「易経」であり、
占いは哲学(思想・宗教)より位が低いのです。
易(占い)を学ぶものは必ず四書を必修
しなければならないセオリーがあります。
そして、それが大事なことなのですが四書とは
つまり、「人いかに生きるべきか」「何が悲しむべきで
何を喜ぶべきか」「すべての人々に礼を尽くすとは
どういうことか」というような、教訓や人生訓、生き方論、
生き抜く知恵が素晴らしく書かれているのです。
そのためか、東洋占の占い師さんは西洋系の
無規範でカオスな、なんでもありの占いを振りかざす
トンでも占いバカが少ない気がします。。。
西洋では四書のような
「占いの前にまず人としてどうあるべきか」
という、もっとも大切な部分が欠落しているからこそ、
なんでも星で決めつけたり、人に平気でレッテルを
貼ったりする人が多い気がします。
・・・・・・・と、ここで東洋占いサイドから
ものいいがつきました。( ´艸`)
「いや、東洋占いの先生にも、先生自体が
東洋占いを盲信しすぎていて、人いかにいきる
べきかよりも占い理論しか語らないバカ占い師
も多いぞ」
↑ ・・・・・うーん・・・そうかもしれません。。。(^_^;)
東洋なら安全、西洋はヤバい、ということではなく、
やはり 「人これ如何に生きるべきか」 という、
すべての人間、誰にでも大切な根本的な哲学、
信念を見失うと西洋だろうが東洋だろうが占いは
とたんに醜くなりますね。。。
そんなわけで、生年月日を単に万年歴で
調べて書き出し、あとは四柱推命の市販本に
添付されている12運とか大運などを変換すれば
いいだけなので、四柱推命はそんなに難しい
占いではありませんが、問題なのは
「出すのは簡単な命式をどう読むか」
でありまして、これも答えはどこにもない。
それぞれの星や干支の意味は自分で
見つけるとともに、自分の言葉で語らなくちゃ
ならないわけで、そっちの習得はたぶん永遠に
完成することはないのでしょう。。。( ´艸`)
占い師デビューするとき四柱推命でデビュー
する占い師が多いのは、漢字さえ覚えれば
命式の仕組みは簡単で、誰にでも気軽にエンピツ
1本でホロスコープが出せるから、その手軽さが
受けているんだろうなぁと思いました☆
そんな話ですじゃあねぇ~☆