ピラミッド5000年の嘘 | 占星術小説家@酒井日香の占い死ね死ねブログ

その昔、グラハム・ハンコックさんという
人が書いた



「神々の指紋」


というこちらの本が、ベストセラーに
なったことがあった。↓  ↓  ↓

神々の指紋 (下) (小学館文庫)/小学館
¥670
Amazon.co.jp




占星術師に弟子入りしちゃうほどだから、
超古代文明系の話は大好きなわしなの
で、もちろんこの



「神々の指紋」



も、上下巻読みました。



神々の指紋はご存じ、エジプトの大ピラミッド
から始まって、メキシコ・テオティワカンに
ある



「月のピラミッド」



の謎や、水晶のドクロとか、スペースシャトルに
そっくりの黄金細工のオーパーツなんかをめぐり、



「実は太古の昔に、失われた高度なハイテク文明
があったのではないだろうか」



というようなお話になっていくんですね。




それ読んで、



「へぇ~……」



と思って、そういうこともあるかも知れない
なぁと私は感慨深かったのを覚えています。




そんで、たまたま、ギャオの無料視聴映画に、



「ピラミッド5000年の嘘」



という映画が、期間限定配信されていたので、
お正月にポテチ喰いながら見てました。





この番組ね。↓  ↓  ↓


「ピラミッド5000年の嘘」
http://pyramid-movie.jp/






わしが見たのはギャオの無料視聴映画だった
ので、全編タダで見れてお得だったが、
そちらは期間限定みたいで、見逃した人は
こちらの公開映画か、ブルーレイとかを
見るしかないかも。




まだギャオでやってると思うから、気になる
人は早めに無料視聴版を見てちん☆



面白かったので、ぜひ皆さんも見てください
というお誘い記事なんですけども。




ネタバレするようだが、この映画の結論は、










「地球の歳差運動によって、

1万2千年ごとに起こる
“ポールシフト”の大参事を、

子孫に伝えているのが実は、

各地に残るピラミッドなのだ!!」















という結論です。




「ポールシフト」



という言葉は、占星術マニアには
お馴染みの言葉でごんす。




実は、私が占星術に興味を持ったのは、
こないだオウム真理教ネタでも書きましたが、



「ノストラダムスの大予言」



からなんです。




旧約聖書の



「ダニエル書」

「エゼキエル書」




などの、いわゆる



「黙示録テキスト」



には、占星術でお馴染みの



「神聖4星座」



が描かれているんですね。



地球に大災厄が訪れるとき、天使と牡牛と、
それから鷲と獅子が現れて、地上に神の
怒りの火の玉を降り注がせると。




んで、実はこの天使はみずがめ座、
獅子はしし座、牡牛はおうし座、
鷲はさそり座を意味しているんでごんす。




だから占星術では、



「おうし・しし・さそり・みずがめ」



の4つの星座を、神聖なシンボルとして
過剰に怖がる傾向があるのです。




だから、これらの星座の性格診断も、
あんまりいいことは書かれていませんね。




ついでに




「やぎ座」



も悪く書かれがちなんですが、やぎ座・かに座は
エジプトの天文学では洪水に関係があるとされており、
実はこの両星座が南中する時期が、砂漠地帯では
雨期の始まりにあたり、突発的な大洪水が起こる
シーズンなので、やぎ座も神聖な
星座としてあがめられています。




そんで、実はやぎ座とみずがめ座は形の境目が
はっきりしないのでございます。



3等星以下の暗い星で、なんとなくもやもやと
した空域ですから、バビロニアの時代から
この両星座はいっしょくたに扱われることが
多かったみたいですね。




だから、星占いの性格診断でも、みずがめ座と
やぎ座はイメージが大変似ています。




兄弟の星座だとされているんですね。




んで、とにかくこの辺りの星座が、太陽が南中する
12時間後に南中に上がる季節が、洪水多発シーズン
なもんですから、それで



「みずがめ」



という星座を連想し、神の水がめがこの辺りの
天空にあって、そこから大雨を降らせていると
考えたわけですね。



んで、やぎ座も、下半身は魚の姿であるとされて
おり、洪水伝説といっしょに語られています。




そういう



「気象上の大変動」



に関係する星座は、星占いでもだいたい辛く、
苦しい人生のイメージなのです。




わしはそれ読んで、自分がそういう



「神聖4星座」



の生まれなのだなぁと思って、なんとなく
カッコいいので、五島勉さんのノストラ本に
どっぷりハマってしまって、その延長で
占星術師に入門してしまったという側面が
あるのでござーす。。。





しかし、この



「ピラミッド5000年の嘘」



でも、最後の謎の鍵はこの



「神聖4星座」



でしたね。。。。




この4星座は、旧約の時代から、大破局を
もたらす星座であると信じられていましてね。




実はオウム真理教ネタのときにも書きましたが、
占星術が社会不安を煽るときには、この神聖4星座
に星が集まっているときなのですよ。




特に1982年の惑星直列、1999年のグランドクロスは、
占星術バカどもにとっては驚天動地のワクテカ
ドキドキ大イベントでした。




その辺の記事は私の過去ブログの、
こちらに書いてありますので、
お暇な人は読んでみてちん。
↓  ↓   ↓


「ひかりの輪探訪記 その①」
http://ameblo.jp/sakainichika/entry-11111027352.html





んで、そのあと、あの前代未聞の宗教テロを
起こした張本人団体、オウム真理教の元幹部、
上祐史浩氏に、あの大予言ブームについて
どう考えているのか大インタビューをしてみた
記事がこちら。↓  ↓   ↓





「ひかりの輪探訪記 その②」
http://ameblo.jp/sakainichika/entry-11111039095.html

「ひかりの輪探訪記 その③」
http://ameblo.jp/sakainichika/entry-11111065796.html

「ひかりの輪探訪記 その④」
http://ameblo.jp/sakainichika/entry-11111069317.html




↑  こちらも、よかったらご閲覧ください。





特に82年、99年の直列と、
グランドクロスはこの



「神聖4星座」



で起きるということで、占星術家はみんな



「いよいよポールシフトだ!!!」



と、みんなもう大はしゃぎだったわけです。





そんで、それが



「オウム真理教」



のあの、大テロ事件を起こしてしまった
間接的要因なんでございます。。。





ところで、



「ポールシフト」



とは何ぞや?



というと、ポールシフトとは



「極ジャンプ」



とも言われている現象で、地球地軸のコマの
ような首振り運動にともない、地球の極北・極南
の位置が変化する現象です。





太陽や、他の惑星でも確認されている現象です。





今現在、実は



「磁北」





「極北」



のズレが、年々大きくなっているというのは、
科学的な事実でありやんす。




んで、磁北と極北が大きく変化するとき、
実は地球の磁気が一瞬止まるんですね。




んで、地球の地磁気というのが実は、
宇宙から降り注ぐ放射線である



「太陽風」




を和らげる役割をはたしているわけ。



それが一瞬止まる。


するとどうなるか。





それはまさに、ダニエル書・エゼキエル書で
言われているような、恐ろしい



「神の業火」



さながらの世界ではないかと言われて
いるのでございますよ。。。



そんで、世界各地に遺された精巧な
ピラミッドは、すべてエジプト・ギザの
大ピラミッドと赤道から30度の傾きの
ラインに、不気味なほど一直線に
並んでいるという話。



沖縄にも近年、海底に精巧なピラミッドが
遺されていることがわかってきました。





それらすべてに共通するのは、



「現代並みの重機を備えていて、
現代並みの工具がなければ、とても
あんなものを建造することは不可能」



であること、πやφと言った高度な
幾何学パターンが、ピラミッドの細部にまで
現れてくること、ピラミッドの配置が黄道12宮
の神聖4星座に向けられていること。。。



などを表していると。





これは、古代人が



「来たるべき災厄に備えなさい」



と、現代を生きる我々に遺した命のメッセージ
なのだと、この映画は結んでいました。




うーん、考えさせられますが、なかなか
説得力のある映画でもありました。





ユングの説



「共通無意識論」



を用いて考えれば、今、これだけ都市伝説的に



「人類滅亡説」



が繰り返しささやかれるのも、人間の深い深い
無意識が、そういう訪れを察知しているからと
いう分析も、成り立つのかもね。




どちらにしろ、仏教では



「死ぬときは素直に死にさない」



と教えているので、破局が来たらわしは、
大人しく死ぬしかないなぁと思っている。




そんな感じで、見応えあるドキュメンタリーでした。




んじゃ☆