[JP]昭和40年代の古い公報から、FI、Fタームを突き止めるには。 | 情報検索、プロの視点/酒井美里ブログ

[JP]昭和40年代の古い公報から、FI、Fタームを突き止めるには。

こんにちは。サーチャーの酒井です。


講習会で、Fタームを説明すると、

「Fタームは、どの位古い公報まで付与されていますか?」

というご質問を、よくいただきます。



答えは・・・

「1)遡及付与が完了していて、
 かつ、
 2)該当技術の公報があれば、

 古~い公報でも、分類が付与されています。」




たとえば・・・

ここに、昭和4年の公報がありますが、情報検索、プロの視点/酒井美里ブログ


この公報は、

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「信玄袋」 のFタームで、みつけてきました。 
もちろん、明治、大正の公報も、Fタームでちゃんとヒットします。
IPDLの「特許分類検索」 で検索できます。)




ところで・・・

皆さんおなじみの IPC (国際特許分類)のスタートは
1970年(昭和45年) ですが、


1970年頃の公報、
 「そういえば、じっくり見た事はないかも・・・」
 「最近見なくなったけど・・・どうだっけ?」
という方が、多いかもしれないですね。

※私も 「最近見てない組」 です。ahaha;* 




ということで、




古い公報は、こんな感じです。
IPCなんて 「A45C」 と書いてあるだけ。(驚)
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で・・・・・・
IPCの横に、見慣れない記号がありますよね。

日本分類
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国際分類がなかった昔は、
「日本分類」が使われていました。

実は、最初の「信玄袋」な公報にも


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番号の下に、
第百二十四類 九. 手提袋 の文字が。 (縦書き!?)




旧・日本分類の分類表、
私も、ネット上で少し探してみたのですが、
発見する事はできませんでした。(残念)


唯一、自分のハードディスクに、
こんなメモ書きが残っていただけ・・・ですね。
(階層構造?というか、雰囲気を感じていただけるかと。)

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さて、日本分類、
中身がちょっと気になる、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

冊子体(紙)の分類表としては、
過去に

 ・ 発明及び実用新案の分類表
      ―昭和23年1月改正 昭和37年1月改訂 (1961年)
 ・ 国際特許分類〔IPC〕第3版と発明及び実用新案の分類
      〔日本特許分類(JPC)〕との対照表 (1979年)

などが発行されており、
よーーーく探すと、古書なども出回っている模様です。

あと、各地の図書館、発明協会などでも、
所蔵している事がありますよ。




・・・・なーんて話を、長々としていたのは、



先日、

「古い公報が引例で挙がったのですが、
 ”日本分類時代" の公報でした。
 これ、FIやFタームを確認する方法はありませんか?」

という、ご質問をいただいたからなのです。



たとえば・・・こんな公報が手元にあったとします。
公報番号は、 「実公昭40-035835」
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・・・ この出願に付与された、
FIやFタームを知りたいんですよね?


うーん・・・。


・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・



昭和39年出願、40年公告、ということで、

・ たぶん、パトリスには収録されていそうだけど・・・?

・ その他の商用データベースでは、
 収録は期待できないかも。

・ IPDLで番号照会しても、分類情報は確認できない。


という感じに見えるのですが、




・・・この続きは
明朝発送のメールマガジンで!

(散々引っ張っておきながら、すみません。。)





ヒントは

 ・ WEB上のサービスで、確認できました。
 ・ 古いものは、昭和39年公告分までわかります。
 ・ ・・・・それ以上古いのは、さすがに無理かな。

です。


では!