[US] 審査の古今東西。1930年代の様子です。 | 情報検索、プロの視点/酒井美里ブログ

[US] 審査の古今東西。1930年代の様子です。

今日は、

時々チェックしている Patent Baristas の記事
から、です。

写真などが面白かったので、紹介します。



(Patent Baristas の更に「元記事」は、Modern Mechanix
です。)






冒頭は、こんな「おはなし」から。。。



4年前、米国特許庁における、審査未着手の特許出願は約41,000件だった。



最近、審査の滞貨が急激に増えていて、

現在は約3倍の118,000件の、審査未着手特許が積み上がっている。

更に、新規出願は週2000件ペースで持ち込まれている。





これって、

聞いた事のあるような話ではありますが、

「件数が少ないぞ?」

って思いませんか?



なんと 1930年 の記事だそうですよ。





↓特許庁が紙に埋もれています。








↓代理人がクライアントのために、資料を閲覧しているところ、

  だそうです。(広い部屋ですね。しかも混んでるし!)




「発行済み特許を閲覧する事はできるが、

 (滞貨となっている)118,000件は、見ることができない。」とあります。

当時はもちろん、公開制度はなかったですもんね。。。






時代を感じる一方、

「なんだか、昔も今も一緒なんだなー。」

という風にも、思いました。







※上記の記事から約75年後、

2006年(会計年度)の米国特許庁での処理件数は、



出願件数 ・・・ 452,633件

特許付与件数 ・・・ 196,404件

審査件数 ・・・ 332,000件



だったそうです。






The Patent Office Has Become A National Disgrace、

全文はこちら。(Modern Mechanix)