②柏崎刈羽原発の見学 | 堺市の交通まちづくりを考える会

②柏崎刈羽原発の見学

 2024年6月発行の東京電力通信23号に柏崎刈羽原子力発電所の状況の状況が記されている。これは不定期の新聞折込らしい。それによると4月中旬から燃料棒の炉内搬入が始まり、7号機の再稼働準備中らしい。p1には県内6ヶ所(近隣自治体で各1回ずつ)で再稼働にあたっての説明会を行った様子が示されている。そこには、「皆さまからのご意見をいただくことを目的に、「県民の皆さまへの説明会」を開催しております。」と記されている。   
 堺市もこういった姿勢は見習うべきだ。全てを公開することで、疑念なく官民一体となってまちづくりが進むのだから。

 またp2には『安全を向上させる取り組み』第1号として「地震に備える」と題してウンチクが披露されている。再稼働に合わせて安全性を広く周知したいのだろう。

 

 ざっと読んだだけで、素人の私でさえ多くの疑問が湧いた。親切とは思えないパンフレットだ。質問事項を以下に記し、見学の際に尋ねることにする。

 

質問事項⓪ 質疑された内容が公開されているのだが、これで十分なのか?今後の説明会スケジュールは?風向きによっては関西にも影響が出る可能性があり、説明会の範囲をどこまで広げるのか?

質問事項①福島第一原発に比べてどのくらい固いのですか?

質問事項②どのような規模の地震を想定して、その根拠は?

質問事項③どのように強化しましたか?

質問事項④固い地層だとなぜ揺れが小さくなりますか?免震構造の基礎だと柔らかく壊れにくい印象で反対ですが?

質問事項⑤ 2004年の新潟県中越沖地震を受けいつ地質調査を行いましたか?基準地震動とはなんですか? 2013年の原子力規制委員会の基準改定との因果関係はありますか?スケジュール感がよく解りません。

質問事項⑥屋根に強度が必要なのですか?なぜ強化しましたか?

質問事項⑦サポートを増設すると、固有振動数の変化が起こり、逆に壊れやすいのではありませんか?サポートと配管との固定方法を変更されたのですか?

 

 ところで、「原子力は動き出したら停められないので夜間の電力が余ることを理由に夜間電力を割引します。」などと30年ほど前に各電力会社がTVコマーシャルで盛んに宣伝していた。一方で東日本大震災後は「地震の際には緊急停止するので原子力発電は安全です。」とも宣伝している。

 電力会社は嘘つきなのか2枚舌なのか、この矛盾する宣伝の真意を見学の際に質してみよう。

 

【追記2024/05/31】

早速、東京電力から当日の集合場所案内図が送られてきた。刈羽交差点近くのサービスホールらしい。7月6日が楽しみだ😏

 

その③に続く