🌾豊醸祈願祭(ほうじょうきがんさい)とは」
祈りと実りの文化
「豊醸祈願祭」
新たな芽吹きを祈年して
昔の教科書には、「お米は弥生時代に朝鮮半島を経由して日本に 伝来した。」との記述がありましたが、今では約6000年前の 縄文時代には日本で稲作が行われていたと証明されているようです。
日本人は四季折々の恵みと自然への崇敬の念を込めて古来より「祈りと実りの文化」を育んできました。
二十四節気の立春2月17日に全国の神社ではお米の農作を祈願する祈年祭(きねんさい)が執り行われます。
私たちが何気なく使っている「年」とは古来よりお米を指す言葉でした。
日本洒を醸造する蔵元にとって毎年のお米の出来高は最終製品である日本酒の味わいにも深い影響を与えるものです。
解禁日は4月5日。
二十四節気の清明(せいめい)は新たな芽吹きを意味する季語で、4月5日頃とされています。
この頃に全国では種籾(たねもみ)が作られ、穀雨(こくう)の頃に田んぼに水が引かれ 田植えの準備が行われます。 皇居や全国の田んぼでは御田植祭(おたうえまつり)が行われ、いよいよお米の作付が 開始されます。
私ども日本酒に関わる者として、原材料であるお米の豊作を願い 4月5日の清明に「豊醸祈願祭」を執り行います。
各蔵元の三位一体の妙技を活かし2月の厳冬期より純米吟醸から純米酒、八鹽折之酒まで生酒としてご予約いただいた分を 出荷いたします。
数に限りがございますのでお早めのご予約をお顧い申し上げます。
🌾豊醸企画
日本酒の国内出荷は昭和48年に170万キロリットルでありましたが、
令和3年には40万キロリットルまで激減してしまいました。
打開策として日本酒業界を盛り上げるために豊醸感謝祭を企画し5年目を迎えています。
◆豊醸感謝祭
11/23は昭和22年まで収穫祭に当たる新嘗祭でした。
新嘗祭とは天皇が五穀の新穀を天神地祇に勤めまた、
自らも食す事でその年の収穫に感謝する儀式です。その日に合わせ豊醸感謝祭を解禁
◆豊醸祈願祭
今期の豊醸祈願祭は例年の2月17日から一新し4月5日頃に参加蔵元各社の特徴を活かした歴史的背景を重視したお酒として清明の日に発売致します。
日本人が脈々と受け継いできた伝統と各地の優れた匠の技を追求した企画となっております。