みなさま、こんにちは。

朝の空気が冷たく感じられる季節になりました。

窓を開けて深呼吸をすると、秋の澄んだ空気が肺に染み渡り、少し身震いするような感覚があります。


朝の冷え込みが強まるに連れ季節の移り変わりを実感し、今年もまた冬が静かに訪れるのだろうと思いを巡らせる日々です。



〜練習の様子〜


先日は定期演奏会に向けて3曲の練習に取り組みましたが、それぞれが全く異なる表情をもつ、印象的な曲ばかりでした。

曲名はお楽しみのために伏せているので、感じたことを出来る限り文章にしてみます。



1曲目は疾走感溢れる曲!

どこか力強さを感じさせるリズムが特徴で、まるで "競技に挑むランナーたちの熱気" が伝わってくるようでした。

この曲はテクニカルな要素がとても多く、私たちの腕の見せ所でもあります。

何度も繰り返し練習を重なるうちに少しずつ音がまとまり始め、曲全体が1つの物語のように展開していくのを感じました。



2曲目は心に残る美しいメロディーが特徴の曲!

かつて吹奏楽コンクールの課題曲として演奏されてきたこの曲は、シンプルながらも繊細な演奏が求められます。

緻密に重なる音によって、桜の花弁が舞い散るような情景が浮かぶ瞬間が何度かありました。

季節は秋ですが、この曲を演奏する度に春の柔らかい風を感じさせられます。



3曲目は幻想的な曲。

空に広がるグラデーションの色彩が、音楽の中でゆっくりと移り変わるような、美しい展開が印象的です。

1曲を通しコラールな曲調になっており、水面に映る空のように楽器の音色が重なり合いながら美しい調和を奏でます。

少しずつ色合いが変わっていく様子が、まるで移りゆく自然の情景を見ているかのようでした。


〜〜〜


それぞれ異なる色合いと雰囲気を表現するために、私たちは練習を重ねて少しずつ形を整えています。

定期演奏会でみなさまにお届けできるその日まで、まだまだ努力は続きますが、1つの音に込められた感情を大切に、最高の演奏を目指して行きたいと思います。


次回の練習も今から楽しみです!