橋の上でボーッとするのが好きである。今朝、いつもの橋で何気なく足を止めたら、急に左足の真下から鵜が飛び出してきた。

川面にくっきりと影を映し、まるで二羽が一緒に低空飛行をしていくようだ。一直線に隣の橋桁へと去った。過ぎ去った時間が、自分の許に戻ってきたような気がした。